SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

感傷に溺れて

2005-01-12 04:02:37 | 
つくづく思ったのだけれど、私はいつも感傷であふれてる。

常に切なさの中で生きている。

一体どうしてしまったのだろう。

センチメンタリズムの洪水の渦中に溺れている。

救われない。




永遠の詩

2005-01-12 03:56:01 | 
また見つかった、

何が、永遠が、

海と溶け合う太陽が      (小林秀雄訳)



もう一度探し出したぞ。

何を?永遠を。

それは、太陽と番った

  海だ。            (堀口大学訳)



また見つかった

何が? 永遠

太陽と溶け合った

  海のことさ          (宇佐美斉訳)



アルチュ―ル・ランボーの『地獄の季節』の有名な一節です。

私は宇佐美さんの訳がイイと思うんですが、どうでしょうね?

「永遠の詩」

人は永遠を求めて詩を創る。

ね?そうでしょう?

哀花~その後・・・

2005-01-11 23:15:36 | 
元旦にあげた記事、「哀しい花」のその後。

年が明けてから、花が替えられた様子が、ない。

どうしてしまったんだろう。

年が変わって、その人のココロに踏ん切りが付いたのだろうか?

毎日毎日、確認する。

そのたびに、複雑な思いに駆られる。

死んだ人と、残された人、どちらの側にも立って考えてしまう。

もう、この萎れた花を片付けてくれないかしら。

このままにしておくのは、哀しい過ぎる・・・。


Remix!

2005-01-11 23:08:35 | 
正直、remixというものがあまり好きではない。

する側とされる側の相性というものがあるし、大抵のremixは、原曲の

よさを引き出すというより、いじくりまわして壊してしまっている気が

する。

一時期、なんでもかんでもremixすればいい、みたいな風潮があって、

どうなんだろうって思っていた。最近でもまだ流行っているのかな?

それでも、remixに出会ったときの喜びは、大きいから、ついつい、

聴いてしまう。(なんだ、結局聴くんじゃん・・・)

corneliusの『CM2』は素晴らしいremix盤だと思う。

1999年から2002年くらいまでの小山田のremixの仕事をまとめたもの。

『CM』のときは、なんでもファンタズマ化してしまっている感があっ

て、それほど聴かないのだけれど、2はとても良い。

TAHITI80の「Heartbeat」や、CLUE-L GRAND ORCHESTRAなんて、もう

ウットリしてしまう。

そして、BLURやBECK、STINGまで・・・!

これからも素敵なremixをお願い、小山田サマ!

念願の根津へ

2005-01-11 22:35:00 | 
根津ですよ。

行ってきましたよ。

根津神社にもお参りしてきました。

この辺に住みたいな、なんて思ったり。

落ちつきますね、このあたりは。

子供の頃とあまり変わっていない風景が、あちこちに。

いや、もっと前から変わっていないのだろうけどもね。

で、本当に行きたかったのは、というか、会いたかったのは、

談志師匠なんですよね。

町田康が根津神社で師匠を見かけたという話を聞いたことがあります。

師匠がお住いのマンションは見てきました。

このマンションの一階部分にお店が数店入っていて、この写真が買っ

たもの。

八重垣煎餅と根津柳屋のタイヤキです。

タイヤキのことは知らなくって、ある方から教えてもらったんですが、

まさかこの2店が並んであるとは思いもよりませんでしたわ。

師匠に再会する事はできませんでしたが、うーんいい日だった・・・。

ルパンはお休み

2005-01-11 22:17:11 | 太宰
先日、有楽町に行ったついでに「ルパン」を見てきたんです。

えっと、「ルパン」とは、銀座のバーなんですが、太宰さんのこの写真

で有名ですね。ちなみに後姿は坂口安吾らしいです。

日曜だったから閉まってました。

どちらにしても、ひとりじゃ入れないんですけどね。小心者だから。

でも一回だけ行ったことあります。なんだか、昭和20年代でしたよ。

うーん、良くも悪くも、すごいトコでした。あはは・・・。

珈琲~ワガママな嗜好

2005-01-11 18:44:10 | 
カフェで働いていながら、私は、珈琲をあまり飲まない。

当然、好きなんだけれども、自分の好きな珈琲が決まってしまっている

から、普通の珈琲を飲みたいと思わない。

濃い珈琲を飲んできたから、大抵の珈琲は薄く感じられてしまう。


これは、別に「通」ぶっているのではないのです!


濃い薄いという言い方も正しくない訳で(便宜的に使っているだけ)。

薄い→濃いの好みは移行できるけれども、濃い→薄いは無理だと思う。

もう戻れない嗜好。

飲むときはエスプレッソを飲むけれど、猫舌なので、熱いのは飲めない

しなぁ。ぬるくて、クレマの消えてしまったのなんて、飲む気はしない

し・・・。

なんてワガママなんだろう、と我ながら思う。でも、嗜好品ですからね。

こればっかりは。

一番やる飲み方は、氷を入れたグラスにエスプレッソシングル。

急冷すれば、香り高いアイスコーヒーのできあがり。で、すぐ飲む。

あ、でもダッチコーヒーも飲みたいなぁ。水出しでしか味わえない風味

が恋しい・・・。



ぼんやり

2005-01-11 10:36:21 | 
おはようございます。

うーん。

頭が働かない。
あー、

あーあー。
ゴホンゴホン。

頭を振っても言葉は出てこない。

泡沫の花々が私の漂流をやさしく揺すり
えもいわれない追風が時々私に翼をあたえた

ふと、傍にあった、ランボー全詩集(宇佐美斉訳)をぱらりとめくって
みつけた言葉。

うーん。MILLENNIUMの『BEGIN』をかけよう。
目が覚めるかも。
うーん。Dreamy・・・。
68年か。洗練の極致。カートベッチャー万歳!

さてさて、どうしたものかな。


お月さま
あなたはその光で
沢山の恋人をつくるのですね
沢山の幸せと不幸を
連綿と
昔も今も その果てにも

岩館真理子さんです。



飲み残した昨日のビールを飲んでみる。
うっ・・・。これは・・・。
なんて味気ないんだ。
まるで、今の自分の状態を象徴しているかのようだ。


前に古人を見ず
後ろに来者を見ず

陳子昴「登幽州台歌」

昔の人にも会えない
未来の人にも遇えない

この出会いに感謝


さて、皆様、おはようございます。もう10時半か・・・。

キレイゴト

2005-01-09 10:04:28 | 偏愛
愛情だとか、やさしさだとか、なんだとか。

しまいにゃ天使がどうのこうのと。

頭がオカシイだよ、コイツ。

なんて、先回りの自己批判は見苦しいけれど、

やはり時々、こんなことを思う。

でも、それは、放っておく。

私が、愛情やら、やさしさやら、天使を思うのは、

僕に、それが足りないからだ。

そこから、遠いからだ。

足りなくて、そこまで遠いから、求める。

もっと自分の中の愛情を素直に表現したい、

もっと人にやさしくなれたら、

いっそのこと天使になりたい。





やはり、オカシイのかもしれない・・・。

笑い

2005-01-08 02:41:26 | 偏愛
私は、よく笑う。

だって、世の中、可笑しいことだらけでせう?

お笑いだって好き。

ドリフやたけしに始まり、とんねるず、ダウンタウン。

最近は、えと、ペナルティ、笑い飯、アンガールズ・・・。

あと、イッセイ尾形さん、談志師匠。

求道的な笑い、馬鹿馬鹿しい笑い、ナンセンス、何でも来い。

笑いたい、笑ってしまいたい、と思っている。




笑い。これは、強い。文化の果の花火である。理知も、思索も、数字も

一切の教養の極致は、所詮、抱腹絶倒の大笑いに終わる、としたな

ら、ああ、教養は、――なんて、やっぱりそれに、こだわっているのだ

から大笑いである。

~「思案の敗北」  太宰治

三位一体~『WALTS FOR DEBBY』

2005-01-08 00:30:01 | ビルエヴァンス
『WALTS FOR DEBBY』を聴きながら街を歩く、

というのもたまにはいい。なんて軽い気持ちだった。迂闊だった。

マイッタ。

ひとりジャズ喫茶。

エヴァンストリオの三位一体というのには、ずっと疑問を抱いていた。

どうしてもエヴァンスとラファロの対話に偏るような気がしていたのだ。

改めてイヤホンで聴いてみると、やはり偏りはある。でも、当たり前だ

よな。モチアンはドラムスなんだもの。モチアンの雰囲気作りの巧みさ

には脱帽です。

それでも、前半は三位一体に相応しいバランス。誰も突出していない、

コントロールされている。

それにしても、ラファロ。

あなたは26,7だったはず。

化け物ですよ。いまさらながらですがね。

こんなベーシストもう出てこないんじゃないですか?

現代に、過去にいますか?ジャズ通のあなた、教えてください!

音の分厚さ、アドリブのアイディアが泉の源泉のように尽きない。

何が、彼をその高みまで到達させるのか?

エヴァンスでさえも彼の才能をコントロールするのに大変だったと

語っている。

この次の彼らを聴く事ができないのは、我々にとって哀しいことだ。

でも、なにより哀しかったのは他でもない、エヴァンスだっただろう。

そして、ラファロの死後、エヴァンスは長い沈黙に入る・・・。

缶詰だとか、ゼリーとか

2005-01-07 20:43:29 | 偏愛
『恋する惑星』で、金城がパイナップルの缶詰を食べまくるシーンがあ

る。あのときの金城の表情ったら、なんて素敵なんでしょ♪

(でも、ホントは彼、パイナップルが嫌いだったらしいですね。)

で、みかんやら、パインやら、黄桃やら白桃やら、あとなんだ、ええと、

そんなもんかな。

大好きなんですよね。金城がうらやましかった、正直。

あれを食べてると、没入しちゃう。もぐもぐ食べる、ひたすら食べる。

あっという間になくなる。1個じゃ足りない。でもうちにはそんなに缶

詰があるわけじゃないからね。

なんて、今、「たらみ」のみかんをひとつ食べて思ったのでした。

おしまい。

例えば、僕が君を好きになったとしたら・・・

2005-01-07 16:45:55 | 偏愛
おーなり由子さんの「天使のみつけかた」の続きです♪



人間は、わけのわからない、ということに心をひかれるのかもしれな

い。(略)そして、好きという気持ちはもともといつも理由のないもの

で、説明のつかない「わけのわからないもの」なのです。いくら理由を

こじつけることができても、つきつめて考えれば、本当の本当は、どう

して好きなのか、なんて、誰にもわからないのかもしれない。

でも、「わけがわからないもの」に、めんどうの量をどれだけかけられ

るか――で「好き」の量ははかれるかもしれないと思う。(略)「好きの

天使」は少し意地悪で、「好き」の量をふやすために、「めんどう」を

どんどんふりかけて、その上、

「抱きしめて」

とせがむのです。



なんて、「好きの天使」はなんて罪なことを・・・。

わけのわからないことをわかりたいと思うココロ。単なる好奇心でなく、

その人の存在に突っ込んで行く勇気も必要。その人の抱えている様々

なモノも共有する、これは、言ってしまえば「めんどう」なのだろうか。

自執を一歩いや、半歩超えた処に違う風景が広がっているのかも知れ

ないと思う。

そして、わたしたちは、また、誰かを好きになってしまうんだね。