SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

ちょっとした報告

2005-01-30 00:30:01 | 
わたくし、今まで、立川の某カフェで4年ほど勤務していたんですが、

この度、3月から新宿店に異動になります。

都心なので、どなたかにお会いできることもあるのかな、なんて夢想したりします。

楽しみ♪

反面、愛する立川のみんなと別れるのは、辛い・・・。


ちょっとお休みします。

2005-01-26 02:31:18 | 
本業が、忙しくなるので、ここいらでお休みさせていただきたいと

思います。バレンタインが終われば復活します。

我慢できるか、わからないんですがね・・・。

異動など、いろいろな事を控えているので、仕事に集中しようかなと。






ここに来たついでに、過去記事など読んで頂けたら、私としては最高の

幸せであります。あの話とか、この話とか・・・。まぁ、いろいろ。




とにかく、皆様しばらくお休みしますので、また復活したら、よろしく

お願いいたします。ほんと、見捨てないでくださいね・・・。


天使の見上げる空は (4)

2005-01-25 05:01:38 | 
かみさまのお顔はやっと晴れ晴れいたしました。そのせいで世界に光

があふれ、すべてのものに希望が宿った、とさえ言われています。

かみさまは嬉々として曰く、

「おおそうか、お易い御用だ。すべて教えてあげよう。人間に聴かせ

 てやってくれ。あやつらのココロは放っておくと、簡単にすさんでい

 ってしまう。(・・・こやつは人間の中でも出来損ないだったんだが

 なるようになるものだな。)」

ふたりとも、思いのほか、都合よくことが進み、笑顔で別れることが出

来ました。

「たまには、ここに顔をだすがいい。うたの評判も気になるでな。」

「そうだね、僕くらいになると、ここを思いさえすれば、一瞬でやって

 来れるからね。気が向いたら、ご報告にあがりますよ。」

こうして、詩人は世の中の至る所で、うたを詠うことになったのです。


「やれやれ、もう安心。ゆっくりお茶でもしようかしらん。どれどれ、

 果物はりんごに、いちじく、あとラファエルの作ったギモーヴも食べ

 たいな。」

仕事のあらかた片付いたかみさまは、すっかりご機嫌で玉座にゆった

りあぐらをかいて、鼻歌、リラックス。

「ねぇねぇ、お茶のオカワリを頂戴」

側に仕える天使たちは、「はいよろこんで」とばかりに立ち働く。

しかしどこの世界にも、のんびりやというか、ぼんやりしたのがいるも

の。本人としては全く悪気はなく、公然と世の流れから外れて平気で

いる。沸いているお湯を不思議そうに眺めていたり、真赤に輝くりんご

を名残惜しげに撫でつけていたり、とかく役立たずではあるのだけれ

ど、憎めない天使がいるのでした。

Coffee-milk Crazy

2005-01-24 16:02:18 | 
たまには、coffee-milk、要するに珈琲牛乳を飲みたくなる。

ミルクたっぷり、ガムシロいっぱい。

珈琲は苦くて濃いのをすこしだけ。

ミルクのまろやかさと、甘すぎるくらいのシロップ、そして珈琲が薫

って、珈琲牛乳に浸かってるような気持ちになる。

コレをちょっとおしゃれにすると、オレ・グラッセになる。

シャンパングラスに甘くしたミルクを8分目まで入れて、ダッチコーヒ

ーを上に浮かべる。バースプーンの先を曲げて、その上に、そっと垂

らしてゆく。5mmくらいでOK、出来あがり。

あとは、飲むときにダッチだけを飲んでしまわないように気をつけて。

口の中で、珈琲牛乳が完成する、一口ごとに違う味が楽しめる魅惑の

おいしさ。



始まりのために歌おう

2005-01-24 15:35:39 | 
ねぇ?

淋しいでしょ?

寂しいでしょ?

胸を張って言えるけど、僕は淋しいよ。

こんな大事なこと、隠したくない。

さみしい、サミシイ・・・

人は、自分の淋しさをよく隠す。

知られたくないのは、何故?

惨めだから?

ダンボールに詰めて、物置に放って置くのはなぜ?

逃げられやしないのにさ。

一等惨めなのは、知らん顔して淋しくない振りすることじゃないの?

わかってる、けど・・・。

ここにもまた、ヴァニティが。

ほんの少しだけ、自分のさびしさを吐露してみて

ホラ、身体が軽くなるでしょ。

頬杖ついて、空を眺める。

涙なんて流れるかもしれない。

でも、そこが、スタートライン。

やっと、始まったね。

さぁ、行こう。

おてて、つないで。

深呼吸して、目をつむって。

この星の現在位置で、笑おう。

こんにちは

そこから何が見える?



遺書

2005-01-24 14:56:41 | 太宰
そういえば、遺書のようなものを書いたことがある。

いつだったか・・・、10年くらい前にもなるだろうか。

なぜだろう?



・・・お、思い出した。

確か、中国に旅行する前に書いたんだ。

一人旅ならまだしも、大学の研修旅行なんだから、可笑しい。

不安だったんでしょうねぇ。

その、遺書らしきものの内容はボンヤリしているけれど、なんとなく

思い出せる。ただ、今までお世話になった人たちへの、感謝の言葉だ

ったように思う。

自身のそんな小心を今は微笑ましくすら思うけれど、今、私が死んだ

ら間違い無く、このブログに書いていることが、遺書になるのだろう。

いつこの世からおさらばするのかなんて、わからない。

そういえば、太宰さんの処女作品集『晩年』は遺書のつもりで書いたと

いう。しかし、これを書き上げたら、仕上がりが気になってしまって、

死ぬに死ねなくなったという、笑い?話。

「永遠においでおいでの蟷螂の斧」

太宰さんは、このデモンに食われて、人であるより小説家という、ある

種奇妙な生き物であることを選んだ。

私は、というと、big bad bingoから抜け出せない。

いや、抜け出そうなんて思ってやしない。

というわけで、遺書は続く。

海へ行くつもりだった

2005-01-24 13:31:58 | 小沢・小山田
あのときの涙のワケを君に話そう

雪が僕らを覆い隠してしまえと、呪った夜に、僕は墓場を荒らして

夜が明けて行くのを待っていた

一度乗り込めば、二度とは戻れないと知りつつ、

マシンガンで打ち抜く代わりにバスタブにCANDYをぶちまける

海へいくつもりじゃなかった、なんていい訳に過ぎないのサ

LOVETRAINはもう運行していないってさ、そんなの嘘に決まってる!

僕たちのパレードに、向こうの見えないほどの花束を放り投げて、

永遠にzeroを目指すのかもね

1000回目のキスは投げることにして、午前3時には、海に着くはずだっ

たのに、僕がいけなかったんだ。

oh,silly me・・・

言葉はいつもから回りして、言いたいことは、ちっとも言えやしない

同じことただ繰り返す、僕らの物語に膝ついて祈る

月の光を受けて、自動筆記者が笑う

世界塔に登ろう!

やわらかく死んで行く、僕たちは叫ぶ

ああ、この気持ち、あなたにしか、わからないだろう

アイスクリームは、溶けだした

時間はないんだ、さぁ、早く

slideは続くけど、上手く伝えられたと思うんだ

どうかな?

どうかな?

叫び声の中、蹴っとばすためのブーツはいて歩くよ

love and dreams for all

言いすぎた嘘じゃないんだ

そして、1001回目のキスをする

僕は、海へ行くつもりだったんだ






―上は、フリッパーズギターの歌詞の翻案というか、単なるコラージュ

なんですが、自分としては結構気に入っていたりして、また引っ張り

出してきた訳であります。

一応、込められた意味というのもあるんですが、きっとわかるわけない

ですよね。勢いに任せて、一気に書くというのは快感で、あまりできる

ことではないのですが、こういう切り貼りなら出来るんだと思う。

ココロに浮かんできたものをどんどん書き出して無理矢理仕立て上げる

、あ、コレを自動筆記的とでもいうのかな。

兎に角、小沢の詩は、痛くて、切なくて・・・。

届けられる言葉を犬のように待つココロ

2005-01-24 13:28:19 | 
自転車のブレーキの音。

来た。

僕は、心の中で身構える。

こたつから這い出て、玄関にそろり。

足音、そして、コトリという音。

今日は何が届いたんだろう。

今日は何が読めるんだろう。

玄関を開け、郵便受けを探る。

新聞、旅行会社のパンフレット、マンション広告、通販雑誌・・・。

なんでもいい。

むさぼるように読む。

僕に届けられた言葉だ。

ひとりぼっちの僕に届けられた言葉だ。

むつかしい漢字、意味不明な表現、わかったフリして読み進める。

読み尽くして、放心。

次は、何が来るのかな。

どんな言葉が来るのかな。

耳を澄ませる。

こたつにもぐる。

外で、お兄ちゃんたちが遊んでる。

僕は、耳を澄ませて、待っている。


『犬は吠えるがキャラバンは進む』は朝に聴くべきだったんだ。

2005-01-24 08:13:42 | 小沢・小山田
小沢の1stであるこの作品、今では、『dogs』とタイトルとジャケ違い

で発売されている。(はずだ。小沢の棚を最近見ないのでわからないけ

ど)

旧盤には、小沢自身による長めのライナーノーツが歌詞カードに載って

いる。新盤には載ってるのかしら?これは、当時の彼の思いが凝縮し

た素晴らしく、涙なしには読めない「無駄口」だ。

また、朝っぱらから目に涙を溜めている、バカな自分がいるよ・・・。

全て引用したいのだけれど、ここは・・・、という所を挙げてみたい。



芸術について僕が思うのは、それはスーパーマーケットで買い物をす

るようにアレとコレを買ったからカゴの中はこうなるというものではなく

て、アレもコレも買ったけど、結局は向こうから走ってきた無限大が

フュッと忍びこんで決定的な魔法をかけて住みついてしまったどうしま

しょう、というようなものではないかということだ。(略)

どうかこのレコードが自由と希望のレコードでありますように。そして

このCDを買った中で最も忙しい人でも、どうか13分半だけ時間をつくっ

てくれて、歌詞カードを見ながら“天使たちのシーン”を聴いてくれま

すように。(略)

誰もが知っていることだけど、夜は明ける朝は必ず来る。もし朝が来て

眩しすぎて嫌になってしまったら、それでもしその日休むことができた

ら、夕方まで寝てしまってから起きて散歩にでも行くかお酒でも飲むこ

とにしよう。



このとき24、5の小沢の「現在地」が生々しく感じられる。同時に、こ

れを読み、聴いていた20そこそこの甘ったれた自分の姿もまた、ある。

苛立ち、焦り、祈り。

夜は、明ける。(以下、小沢の詩のコラージュ)



昨日と今日がくっついてゆく世界で

鮮やかなフレーズを誰か叫んでる

手を伸ばすよ

この星の現在位置

にぎやかな時代に落ちてくる朝

それでここで君と会うなんて予想もできないことだった

月は今 明けてゆく空に消える

君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則(ルール) ずっと



さてさて、朝が、来た。

登校する子供たちの声と

小沢の声に耳を傾けて、この朝が嫌になったりしないことを誓う。

「物語のはじまりには 丁度いい季節になっただろう」

天使の見上げる空は (3)

2005-01-23 02:01:18 | 
困り顔のかみさま曰く、

「もう遅いよ・・・。これから誰かの場所を取り上げたりしたら、その

 人はどうしたらいいんだい。わがまま言わんでください。かみさまだ

 って大変なのです。みんな仲良くしてほしいのです。隣人愛!みんな

 みんな、ほんの少しずつ譲り合え上手く行くのに、いやらしい、みん

 な揃って少しずつ欲張るものだから、嫌な思いするのです。・・・そ

 れはそうと、君はいったい、どこでボンヤリしていたのです。」

「どこって・・・、ここだよ、ここ。アンタの足元にずっといたのさ、
 
 かみさま、あなた夢中だったからね。楽しそうに、歌いながらこの世

 を創っておいでになったからさ、コッチはウットリしてたって訳よ。

 あの歌、教えてお呉れよ。

 素敵なうた。

 そしたらさ、手前の場所なんていらない。おいらはどこへでも行くさ。

 さすらいましょうや。そのうたさえ歌えたら、ねぇ。」

            
                                    (続く)
 




ぬかるみ

2005-01-23 00:42:23 | 偏愛
愚かさ、誤り、罪、吝嗇は、

われらの精神を領し、肉体を苦しめ、

われら、見に巣食う愛しい悔恨どもを養うさまは、

乞食たちが蚤や虱をはぐくむに似る。


われらの罪はしぶとく、悔悟の情はだらしがない。

告白をしただけで、お釣りがくるほどの気持ちになり、

卑しい涙に一切の穢れを洗い落としたつもりで、

浮き浮きと、泥濘の道に舞いもどる。


 ~S・ボードレール 『悪の華』 「読者へ」  (阿部良雄訳)


あまりに有名なボードレエルの『悪の華』。

この冒頭の言葉に出会った、20代初めの頃から、この言葉たちが折に

触れて想起される。

ホントに俺は、懲りないヤツだ。

―ダメな自分、告白の限界、卑しい涙、ぬかるみへまた一歩入りこむ―

どうにもならない・・・。

どうしたらいい?

溜息

やりきれない思い

ヌカルミミチ

泥濘

はてさて

嬉々として

鬼気として

行こう

逝こう