清明
杜牧
清明の時節 雨紛紛
路上の行人 魂を絶たんと欲す
借問す 酒家は何れの処にかある
牧童遥かに指さす 杏花の村
・・・・・・・・・・
折角の清明なのに
雨が舞うように降ってきた
ひやりと寒い
知らない土地
やりきれない思いで立ちつくす
飲まにゃ、やりきれん
俯いて歩いてきた子供におずおずと声を掛ける
子供は目もあわせず無視して逃げていった
その子供の走っていった角を曲がると
奇しくも酒屋があって
ふわりと杏の花びらが落ちてきた
杜牧
清明の時節 雨紛紛
路上の行人 魂を絶たんと欲す
借問す 酒家は何れの処にかある
牧童遥かに指さす 杏花の村
・・・・・・・・・・
折角の清明なのに
雨が舞うように降ってきた
ひやりと寒い
知らない土地
やりきれない思いで立ちつくす
飲まにゃ、やりきれん
俯いて歩いてきた子供におずおずと声を掛ける
子供は目もあわせず無視して逃げていった
その子供の走っていった角を曲がると
奇しくも酒屋があって
ふわりと杏の花びらが落ちてきた