SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

ひふみよ

2010-05-14 10:36:00 | 小沢・小山田
チケット、只今到着
一階7列の真ん中へん!!
どうしよう、泣きそう
でも、不思議にまだ実感が湧かない
昨日ちょっと想像してみたら、目頭が熱くなったのでやめた
24日は本当に来るのか?

小沢が戻ってくるなんて、僕は信じてなかった
まさか、あの時のメンバーで演るなんて考えてもいなかった
小沢は、いつも彼にしかできないやり方で表現する
彼は、自分が愛されていることを熟知している
それが高慢に感じられる人は離れてゆくのだろう
彼の音楽は、詩は、刹那をぎゅっと掴んで宝石にする魔法

以下は5年前に私が書いた小沢の詩の翻案的コラージュ



10年前の僕らは胸を痛めて 『LIFE』なんて聴いてた

10年経っても変わらない 相変わらず『LIFE』聴いて

LIFE IS COMIN' BACK!!

て叫んでる

夜がどんなに長くても 朝が来る光を待ってた

覚悟をきめた口づけは甘くとろけて 恋の次第は盛りあがるのさ

春の夜 ドアをノックするのは僕の爆発するアムール

七色に輝くすてきなデイズ 続くのさ

こんな恋を知らぬ人は地獄へ落ちるでしょ


みんなが待っていた雨の中、走り出す

そして君は旅に出る

あふれる幸せを僕は祈る

せつなくてせつなくて胸が痛むよ

ぎゅっと抱きしめて、涙をこらえる

I'm ready for the blue・・・

君とずっと眠りたい

おやすみなさい、仔猫ちゃん

静かに降り続くお天気雨

いつか思い出すかな?

君の真珠みたいな涙のつぶのひとつひとつ 僕の舌の上で消える

それでも 愛し愛されて生きるのさ

ココロのベスト10第一位は こんな曲だったよね?




過去との折り合い

2007-12-14 21:13:28 | 小沢・小山田
小山田のインタビュー記事を読んだ
最近の渋谷系再評価のことを聞かれ、
フリッパーズを今聴いても自分の音楽とは思えない、声が若くて恥ずかしいと感じるだけ、完成度が低い
というようなことを言っていた
確かに今の彼からすれば、拙さが堪らないのかもしれない、新しい音を創り出す才能を持つ音楽人としての矜持か
それでも、僕らには未だに色褪せない魅力を保ち聴き続けてる
青臭さが恥ずかしいんだろうな、まだ
または、戻らない時への嫉妬もあるのかもしれない、などとも思った

青春はいちどだけ

2006-08-25 06:02:50 | 小沢・小山田


THREE CHEERS FOR OUR SIDE~海へ行くつもりじゃなかった~(紙ジャケット仕様)
フリッパーズ・ギター
ピーエスシー

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CAMERA TALK(紙ジャケット仕様)
フリッパーズ・ギター
ピーエスシー

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ここんとこ毎日、更新が楽しみだった牧村さん(当時のプロデューサー)のブログを見ながら
この再発を指折り数えて、待っていた

フリッパーズは私の中では今もバリバリ現役
決して過ぎ去った青春ではない
でも思い出す
あのころ、
苛立ちや焦り、せつなさを小沢の歌詞に託していたころを

この盤はこれから愛聴するだろう
でも、甘酸っぱい気持ちに浸りたいときはきっと、
聞き古したプラケースを開けてしまうのだろうな

青春はいちどだけ

夏休みはもう終わりだ


Music

2006-08-24 05:27:19 | 小沢・小山田
Music
Cornelius, 小山田圭吾
ワーナーミュージック・ジャパン

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さぁ、今月から来月、再来月とリリースラッシュです♪

音の感触はあまり変わらないのかな
ひとつの音から生まれるイメージの拡がり
歌詞にも開眼したのかな
彼にしか書けない簡潔でいて何かを想起させる言葉・・・

これ、一回聴くと、しばらく頭から離れません
エンドレスリピート間違いなし



「夏休み」は終わり、僕らは秋を知る

2006-08-22 04:31:49 | 小沢・小山田


誰もが知っていることだけど、夜は明ける朝は必ず来る。
もし朝が来て眩しすぎて嫌になってしまったら、
それでもしその日休むことができたら、
夕方まで寝てしまってから起きて散歩にでも行くかお酒でも飲むことにしよう。


~小沢健二


今日は、そんな一日
大きな子供は「夏休み」を終わらせるのがイヤで
大きな目を潤ませてる
「夏休み」は終わり、僕らは秋を知る
新しい秋を
飛んでいった風船にさよならして
街を歩く
一緒に


今日は、そんな一日


以下は小沢の詩のコラージュ(再掲)







昨日と今日がくっついてゆく世界で

鮮やかなフレーズを誰か叫んでる

手を伸ばすよ

この星の現在位置

にぎやかな時代に落ちてくる朝

それでここで君と会うなんて予想もできないことだった

月は今 明けてゆく空に消える

君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則(ルール) ずっと




犬は吠えるがキャラバンは進む
小沢健二
東芝EMI

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小沢から放たれる、ある光

2006-07-27 11:33:24 | 小沢・小山田
懐かしいアズテック・カメラの、「ナイフ」という曲は、この世にはナイフがあって、物事を二つに分断しつづけている、ということを歌っている。

二人でいれば、そのまったくくだらないナイフは、混然として美しい世界をどんどん切ってよこす。そして切り取られた世界は君の皿の上で、干からびて死んでしまって、勘定書きの上に、その名前だけが残るのだ。「優雅さ一つ。」そんな風に記されていいものは、この世の中には一つもない。カレーが、ゆでたニンジンと、いためたタマネギと、ご飯と、といった具合に出されるのと同じだ。それには何の意味もない。

認識ってのは、普通あまりにも二者択一で、ほんとくだらない。それは磁石の針のように、こらえきれずにどちらかの極を向いてしまう。世界が半分づつ見えなくなって行くだけなのに・・・。

光は全ての色を含んで未分化。無色の混沌。それはそれのみとして、分けられずにあるもの。切り分けられていない、混然とした、美しく大きな力。それが人の心の中にある。

僕らの体はかつて星の一部だったと言う。それが結合して、体が在って、その心が通じ合ったりするのは、あまりにも驚異的で、奇跡で、美しい。



(一行空きはすべて中略)


小沢がOLIVEに連載してたドゥワッチャライクの最終回から引用。
小山田とのことにも触れてる。曰く、

>世の中のすべての二人組を代表して言っておこう。「お前らに言われる筋合いはない。」以上。




結びの、この言葉、

>僕らの体はかつて星の一部だったと言う。それが結合して、体が在って、その心が通じ合ったりするのは、あまりにも驚異的で、奇跡で、美しい。



ちょっと、泣いた・・・・。


『毎日の環境学』の毎日

2006-03-09 11:11:40 | 小沢・小山田
Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学
小沢健二
東芝EMI

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作家 小沢健二のためのサウンドトラックだな、と思った。
ライヴなんてやらないだろうけど、やるなら彼が今書いている『うさぎ!』の朗読会みたいになるかな。
想像してみる。
それは、やはり彼にしかできない、新しい芸術のように異彩を放つだろう。

変化し続ける小沢の音楽は、全く違うことをやっていても通底しているものが当然あり、今作は『犬』の頃の小沢のまっさらな心性に戻って来たな、と感じた。
難しいことはわからないし、参加ミュージシャンは誰々で、というのも知らない。今回のジャンルは云々・・・というのも必要ないだろう。

ただ、何千回も(大袈裟?)小沢の音楽を聴き続けてきたファンとしては、僕らの旗手がまた戻ってきてくれたことを幸せに思ってる。



Fate

2006-01-12 09:24:08 | 小沢・小山田
flow my tears for my dignity

溢れろ僕の涙 僕の威厳のために  ~「The Chime will Ring」



僕の威厳、僕の?

溢れる涙は、何のため?

こんなにも切ない思い

なみなみと注がれた日本酒みたいな僕は

触れただけできっと

溢れ出す



なぜだかは言わない


(改稿)

LOVE AND DREAMS ARE BACK

2005-11-07 12:24:44 | 小沢・小山田
髪をながく伸ばしてみて
元には何も戻らないと知るはず
意味のない言葉を繰り返すだろう
向こうの見えない花束のよう
甘いニヒリズムが笑う時にも
AND LOVE AND LOVE AND LOVE AND DREAMS
LOVE AND DREAMS FOR ALL

「LOVE AND DREAMS ARE BACK」 FLIPPER'S GUITAR


「気付くのはいつでも過ぎた後だろう」
「可笑しいほどいつもただすれ違うことがセオリー」
小沢め・・・、痛いじゃないか、こんな詩書きやがって。
小沢って、「再び」「Again」「back」が好きだよね。

すべては廻っている
永遠回帰
問い続ける
明日はどこだ?





球体、再び

2005-10-25 00:55:14 | 小沢・小山田
球体の奏でる音楽
小沢健二
東芝EMI

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寒くなってきました

みなさん、如何お過ごしですか?

去年も言いましたが、「球体」の季節ですね。

金木犀が散り、淋しい気持ちが広がっていくような夜

一人で街を歩きながら聴きたい




夢で逢えてよかったかもね

素晴らしい色に 街は包まれひっそり

幾億も重なる昼と夜

さあちょっとだけ踊ろう!

ここまで来てよかった!

感謝してる 感謝してる

体じゅうに浴びる陽射しを!

またすぐに会えるのかな

怖れることなく 悲しみを越え

そっとその目を閉じ 耳を澄ませる

過去と未来より 飛ぶ風を蹴って



       ~「球体」の小沢詩をコラージュ