今年もあっというまに終わろうとしています。振り返れば、とても中途半端な一年だったような気がします。
コロナのせいばかりではありませんが、仕事も在宅が多く、出張や、現場にも行けませんでした。
こんな状況では、野外活動も、勢い力を失いました。
登山も、関西では百名山と、大峯奥駈道の主な山、神奈川の自宅周辺に留まり、アルプス、北海道方面には足を伸ばせませんでした。
少し、内向きになっていたようです。
今日は、全国的に数年に一度の大寒波襲来と予報され、雪や凍結が懸念されましたが、年末恒例で、丹沢に向かいました。
装備も大阪にあり、大丈夫かと思いましたが、無理なら引き返すつもりでした。
丹沢に向かう途中からチラホラ雪も降り始めました。午前中は気圧の谷の影響で雲が出る=山では雪、予報です。
案の定、登山口周辺は良い天気ながら、山頂方面は雪雲に覆われています。
今年の気分を引きずりながら、登り始めます。
晴れろと、田中陽希のように念じながら登ります。
八合目の花立山荘を過ぎたあたりから、山頂の雲が消えて、快晴となりました。
すでに気温は氷点下ですが、久しぶりの冷気が、体も、モヤモヤの心もシャキッとさせてくれました。
塔ノ岳は、今回で32回目となります。前回含め、最近はマンネリでトレーニングに登っていただけのような気がします。
今日は、久方ぶりに、この山の良さ、登山の楽しさを思い出したようです。
富士山は半分雲の中でしたが、丹沢山、蛭ヶ岳、八ヶ岳、南アルプスは、冷たく澄んだ空気のおかげでクッキリです。
ここからの眺望は、南は伊豆大島、北は北アルプス、関東平野から房総半島と、素晴らしいものです。特に冬は。
最近、右足の状態が悪く、実は今日も不安がありました。でも、登ってみると大丈夫。
気分も吹っ切れ、足の状態も確認できて、最高の登り納め登山となりました。
来年からは、少し原点に帰って登り続けようと心に決めました。
本日のデータ。
今年もお付き合いいただきありがとうございました。
来年からは少し違う報告ができるようにしたいと思っていますので、よろしくお願いします。
では、皆さん、良いお年を!
寒波が外界の空気も清浄させたように青さが際立ちますね。
来年こそは北海道でまた年齢を感じさせない躍動を期待しております。