Takの山行記録

私が登った山やアウトドア活動の記録です

二ツ山 11-19-2022

2022-11-20 10:41:00 | 日記

久しぶりの山歩きです。後輩のYamchuに誘われて富士山に1番近い山、にやって来ました。富士山麓の精進湖から吉田登山口を繋ぐ精進口登山道と鳴沢林道が交差する空き地に車を止めて、樹海の林道を歩きます。


途中、天然記念物の木を眺め、林道の工事現場を抜け、歩く事約1時間。

林道から外れ、やおら森の中に入ります。

踏み跡の無い雑木林を攀じ登る。

すると、ドーン!と現れました。二ツ山は、富士山北西部に点在する側火山の一つで、青木ヶ原樹海の土台となる溶岩流を生成したそうです。富士山の絶景ポイントは数多くあり、この辺りでは三ツ峠山や、キャンパーに大人気のふもとっぱら、が有名です。富士山は近づき過ぎると全体が見えなくなるため、富士山フリークとしては、最も近く、大きく見える場所を見つけることが願い!です。そんな場所をYamchuが見つけてこっそり教えてくれました。

富士山だけではありません。八ヶ岳、南アルプスが目の前に。今日は初冬の快晴で、山並みがくっきりです。南アも八ヶ岳も雪はまだ少ないようです。

この山はこうして見るとただの岡に見えますが、それは富士山がデカすぎるためで、標高1,491mの立派な火山です。

しかし、北西を見ると、さらに標高が高く、富士山に近く、富士山が見え、かつ、北の秩父や丹沢まで見えそうなピークが見えます。問題は、ピークの展望が開けているか、です。次はこのピークをチェックですね。

富士山を抱くYamachu。ナイスな場所をありがとう!

富士の樹海は広く、深い。このような森が裾野を取り囲みます。オールシーズンで楽しめそうです。富士は裾野を歩き、生涯に一度は登る山、です。


ウィンドサーフィンワールドカップ三浦大会

2022-11-13 14:42:00 | 徒然
11月11日から5日間の日程でウィンドサーフィンワールドカップ三浦大会が開催されています。日本ではその昔、御前崎で開催されていましたが、8年前から三浦半島の三浦海岸で開催されるようになりました。この2年は、コロナで開催出来ず、3年ぶりです。

北海道沖で発達中の低気圧に向かって南西の風がいい感じで吹き込みます。大会はスピード競技のスラロームのみで、跳んだり回転したりのウェーブはありません(残念)。スラロームはどうしても身体の大きな外国人に有利で、世界ランクインしている日本人選手は残念ながらいません。地の利を活かして、頑張れ、ニッポンスラローム!


日本はあまり大きな波の入るスポットは無くて、以前の御前崎はその一つでした。日本離れした長い海岸線と段丘が素晴らしい海岸ですが、アプローチにやや難ありでした。その点、三浦半島はウェーブは見れませんが、近くて便利です。多くの皆さんにご来場いただき、ファンになってもらいたいものです。

最近の道具の進化はめざましく、風がさほどでは無くとも、5-60kmのスピードが出ます。見ていても凄い迫力ですから、実際に乗ったら怖いくらいかと思います。

会場からは沖で繰り広げられるレースはよく見えませんが、ドローンによる中継映像でその迫力ある様子を見ることが出来ました。

今のスラロームボードには、フォイルと呼ばれる水中翼が着いて、ボード本体が浮き上がるように走ります。ボクらがやっていた頃には勿論ありませんでした。
久しぶりに本格的なレースを見て、又始めたくなりました。が、そんな時間とお金は無い!


金沢八景ハーフマラソン 11-12-2022

2022-11-12 16:18:00 | 徒然


初めてマラソン大会というものに参加してハーフマラソンを走ってきました。地元の金沢八景にある、隣が八景島シーパラダイスの海の公園を7周するローカルな大会でした。ハーフ参加が100名と、こじんまりした大会でしたが、初めての僕にとってはお手頃?でした。しっかし、みなさん早いですねー。次は、無謀にも、ホノルルマラソンに参戦します!


会津駒ヶ岳(2,132m) 2022/11/03

2022-11-06 21:21:45 | 日記
11月3日文化の日は、檜枝岐村の道の駅で目覚めました。昨日は寝不足とテンション低下のため、道の駅で天ざる食べてビール飲んでそのまま寝ました。午後5時くらいだったと思います。その後いつものように寝たり覚めたりを繰り返しながら夜明けを待ちます。でもいつもそうなんですが、こんなに寝てるのに、寝過ごします。4時半起床予定が5時半に。12時間寝ていた計算です。おかげさまで、昨日のモヤモヤは綺麗さっぱり吹き飛んで今朝はスッキリです!

その後道の駅から登山口駐車場へ移動。滝沢登山口は、この山のメインの登山口なんですが、駐車場は20台程度、途中の道にも停められますが、せいぜい合わせて40台くらいでしょうか。昨日の燧ヶ岳の御池駐車場の400台に比べると、随分貧弱ではありませんか?

予定より1時間遅れて6:30登山開始です。前回は、冬、スキーを背負ってこの階段を登りました。
昨日の、燧ヶ岳北面登山道とは対照的に、南向きの登山道は枯れ葉がサクサク音を立てる、乾いて快適です。冬のブナの林もまた、風情があっていいですねぇ。

遠くに見える雲海は那須方面です。

会津駒ヶ岳も山上に湿原を擁する山です。分水嶺の一つとして、降水量の多さが山の湿度を上げているようです。長い木道が設置されています。湿原とこのような原っぱがこの山の良さです。
駒の小屋は滝沢から登る尾根と、富士見林道の尾根を合わせる、山頂からすぐ下の位置にあります。シーズン中は要予約で泊まれます。ここから山頂、中門岳に向かう尾根は西に上越の山々、南東に日光山地の山並み、南西には尾瀬、秩父方面が望めて最高です。ここに泊まってこの景色を堪能するのも良いのかもしれません。

日光の山並みです。この向こうに中禅寺湖や日光東照宮があります。

昨日の燧ヶ岳です。眺めれば眺めるほど、色々な形に見えてくるのは僕だけでしょうか?あの左耳からの下りに苦労しました。

会津駒ヶ岳の山頂に眺望はありません。しかしよく見ると、中門岳(中門岳)への道が示されいます。スタートは1時間遅れましたが、急ぐ旅でもなく(急いでも渋滞が待っているだけ)、体調も良いので足を伸ばすことにしました。駒の小屋手前の草原からは、山頂から北に伸びる稜線が僕を誘っていました。

またまた滑る木道をハラハラしながらしばらく歩くと、山頂手前なのにこの標識が出てきました。よく見ると、この一帯を中門岳という、と書かれています。なるほど、とばかりにここでUターンすることにしました。中門岳も山頂の眺望がないと聞きいていたことに加え、また凍った木道を歩くのは嫌でした。でもみてください、標高2,000mの池塘と草紅葉です。素晴らしいでしょう!


この先が中門岳山頂です。

ここからは、山上の絶景をお楽しみください。左に見えるのが平ヶ岳。

今日も南にはうっすらと富士山が見えました。

越後三山。真ん中が越後駒ヶ岳と思われます。

左から燧ヶ岳、武尊山、右が至仏山。

那須の山並み

日光の山並みで、右側のもっこりが日光白根山。

これからは、登山口近辺から下の紅葉をお楽しみください。

麓の檜枝岐村に近づけば近づくほど紅葉が映えてきます。

すでに落葉したブナの下で楓やモミジの赤が良いです!

そして今日のお風呂は駒の湯さん。昨日と同じように対策費で建てられています。この紅葉を見ながら温泉に入れますよ!

そして長い帰路に着いたわけですが、高速に乗るまでこの紅葉が続きました。
昨日は一瞬今日登るのを止めようかと思ったのですが、一晩寝たら嘘のように元気になりました。車の中は意外と落ち着いて寝ることができて好きです。他にやることがないというのもありますが。TJARのように寝ずに走るのではなくて、ゆっくり寝ながら登るのが良いようです。これにて今年2022年の日本百名山ピークハントは終了します。7月から20座登って百名山57座となりました。北アルプスと関東以北の山をめぐる旅をしました。これからしばらくは関東の低山巡りをする予定。百名山を登るという目的は、ただのピークハントでは無くて、全国の色々な山と土地を回りながらその良さを知り、次の山行のイメージを作ることです。もっと歩きたい山、縦走したい尾根、地元の愛されている名山、こんなことが頭の中に刷り込まれていきます。
そして、お陰様を持ちまして、息子の結婚披露宴が無事、終了しました。
お父さんも最後のご挨拶がちゃんとできてよかったです。
来週は、初ハーフマラソン大会です!
 
 
 

燧ヶ岳 11-2-2022

2022-11-04 17:55:00 | 日記
 会津駒ヶ岳から望む燧ヶ岳。北からの姿で山頂の二つのピークが凛々しい姿です。左が俎グラ、右が燧ヶ岳山頂となる柴安グラ。
今回は、福島の百名山、燧ヶ岳と会津駒ヶ岳を登ります。初日の今日は尾瀬の燧ヶ岳、明日は会津駒ヶ岳、間に位置するの檜枝岐(ひのえまた)村で車中泊の予定。
11月2日朝3時に起きて東北へ。東北自動車道西那須野インターから400-121-352号線を乗り継ぎ桧枝岐村に。5時間かかりました。御池登山口駐車場に着いた頃にはもう疲れました。眠い! しかし、さすが平日、登山者はほとんどいません。

目を擦り登山開始。すでに9時半を回っています。いきなりぬかるみと、岩の急登でゲンナリ。紅葉も終わり、葉の落ちたブナの林が寂しい。
途中、二箇所に湿原が広がる。木道が敷かれていますが、尾瀬ヶ原の木道に比べると痛みが目立つ。やはり、登山者の数が少ない事と、東京電力の所有地でないと手とお金が回らないのでしょうか?


この山の上に別の湿原があります。

熊沢田代。

まだ山頂は見えません!

熊沢田代を過ぎると、先週来の雪が現れます。このコースは北斜面のため、雪解けが遅いようです。

最初のピーク、俎(まないた)ぐら(2,346m)。冒頭の写真左のピーク。せり上がった岩峯で、初めて尾瀬の全貌が現れる。北斜面を登り、南の尾瀬と、湿原の向こうに聳える至仏山を見ることができる。

俎グラ。頭の後ろが先週の至仏山。
俎グラから燧ヶ岳山頂(柴安グラ)へは急な登り返しでかつ、雪が残っていて大変。滑ります。

這々の態で山頂に。その後、下は4本爪の滑り止めをつけました。今週末には息子の結婚式があり、怪我をするわけにはいかないのだ!今年は滑ってコケることが多いんです。

冬入り目前の尾瀬ヶ原と、先月登った至仏山。尾瀬の山小屋はすでにクローズ。尾瀬ヶ原から登ってくる人は少ない。
 

左の尾瀬沼、右の尾瀬ヶ原、至仏山の位置関係、をご確認ください。

とても目立つ山です。後から地図で探すと、四郎岳(2,156m)ではないかと思われます。この一帯、黒岩山(2,163m)、鬼怒沼山(2,141m)、日光白根山(2,578m)など、錚々たる山々が連なっています。これらの山々の向こうが日光です。

同じ尾瀬でも、登りは急登、道はドロドロ、北斜面で降った雪が残って滑る。下りはついに最後まですべり止めを外しませんでした。こんな奴がいるから木道が傷むんです。今回は許してください。なにしろ、すべる雪、泥、木道はほんとに嫌なんです。

陽の傾きは冬。長距離運転が尾を引き、また、初冬の寂しい雰囲気で気分が少し落ち込みました。明日の駒ヶ岳どうしよう?まあ、温泉に入って、一晩寝ればまた気力が戻ると信じましょう。

麓に帰ると檜枝岐の温泉が待っています。ここは燧の湯。PH9.1の強アルカリ性です。目の前が檜枝岐川と尾瀬に連なる紅葉の山で最高の温泉です。入浴料も700円とそこそこリーズナブルでしかも貸切状態でした。が、この施設、ウルグアイラウンド対策資金で建てられた、村民と観光客との交流を目的とした施設なんだとか。高速を降りて、100km走りましたが、途中、大手コンビニが一軒もないような過疎の地域です。山間ですから、農業も難しく、ウルグアイラウンド(みなさん、覚えていますか?農産物の輸入規制緩和に伴って、対策費がばら撒かれたアレです)も山間地対策です。しかし、この場所は、尾瀬の北側の玄関であり、名峰会津駒ヶ岳の表玄関でもあります。良い温泉と森と山に囲まれた素朴な、日本の山村の典型です。多くの方に訪れてほしい場所です。今の季節なら、高速出口の那須から、ここまで素晴らしい紅葉の街道です。