Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

95号線の旅 第一回目 Guana river North beach

2019-10-28 07:13:26 | Life in USA by Tak
 
はい、今日は、Takです。しばらくサバンナにいますので、以前より予告していた95号線の旅、を始めたいと思います。95号線とは、インターステーツ95、のことですが、米国東海岸を南北に貫く大動脈です。南はフロリダ最南端より北はメイン州のカナダ国境まで、総延長1,908マイル、約3,052km、アメリカでは最も古く、5番目に長い国道だそう。なんでこれにこだわるのかと言えば、このハイウェーは、Takのアパートのすぐ脇を走っているからです。そう、家からこの道を使えば南はフロリダから北はカナダまで繋がっているのです。南に行けばマイアミ、北に向かえばワシントン、フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストンと続きます。どうしても、走って見たくなるわけです。どこまでいけるのかはさておき、第一弾としては、これまで行ったことのないフロリダ、そしてサバンナからもっとも近い大都会、ジャックソンビル方面へと向かいました。ジャクソンビルは、フロリダ最大の都市で、ジョージア州の州都、アトランタよりも近くにあり、NFLのジャクソンビル ジャガーズはここまで4勝4敗と、1勝7敗のダメダメなアトランタ ファルコンズよりも応援したくなります。
 
 
Guana river North beach
動画をご覧いただけますでしょうか?ただ家を出てから浜に着くまでの、スナップですが、雰囲気だけでも伝わればと思います。BGMを変えるのを忘れました。
 
この横になった写真の修正方法がわかりません。どなたか教えて下さい。フロリダのジャクソンビル界隈のビーチリゾートは、きっと、アメリカ人の老後の終着地なのではないでしょうか?皆、ここに終の住処を求めてやってきます。高いです。
このビーチは後ろにグアナ川を配置し、川と海に狭く挟まれる場所です。引き潮でしたが、オフショアでそこそこ良い波が入っていたのではないでしょうか。結構年配のサーファーたちも楽しそうに波に巻かれていました。ハリケーンのうねりもあったかもしれません。それにしても、湘南の芋洗場からは想像できない人の少なさです。ここでのんびりしていたら、なんだか現実に戻れなくなりそうだったので、後ろ髪をひかれながらも、立ち去りました。往復、5時間のドライブでしたが、良い気分転換になりました。

Flattop mountain trail

2019-10-13 16:46:27 | Life in USA by Tak

朝日に輝く、ロッキー山脈の峰々です。右から、Flattop mountain 3,756m、Hallett peak 3,875m、Taylor peak 4,009m、Powell peak 4,026m。聞いたこともありません。北米最高峰は、あのデナリ、もとマッキンリーの6,194mですから大したことないと言えば、その通りですが、4,000m前後の連なる山並みは、圧巻です。ちなみに、このRocky mountain national parkの最高峰は、Longs peak 4,346mなんですが、カメラに収めることができませんでした。ビデオにはありますので、別にアップ致します。

今日は、一番右のFlattop mountainの山頂まで続くトレイルを辿ります。このトレイルはBear Lake と言う小さな湖からスタートします。ここは、この公園の中核部に当たる場所で、ハイウェイもここまできています。標高2,800m。

国立公園のトレイルは立派です。今日は、そもそも登るつもりはなく、冬の装備もありません。とりあえず、行けるところまで行こうと思います。

すぐにパックされた雪道に。陽の当たるところは凍ってツルツルです。おっかなびっくり登っていくと、クランポンで足回りを固めた女性に勢いよく抜かれます。トレランシューズでなく山靴、できれば軽アイゼンくらい持って来ればよかった。

それでも、少しずつ高度が上がると、ご覧の素晴らしい景色が現れます。

となりのHallett peak. ここへのトレイルはありません。

森林限界までは、針葉樹林帯が続きます。2,000mより下には、広葉樹の森があり、紅葉が綺麗でした。これまた、ビデオで。

標高3,100地点。今日はここまでにします。

コロラド州は、年間の平均晴天日が300日だそうで、昨日も今日も最高の天気でした。この公園は、州都デンバーから車で2時間弱、こんな山々を登り歩くなんて、素敵ではありませんか?是非、デンバーに住んでみたいものです。

Bear Lakeは、北アルプスで言えば、上高地の大正池みたいなものです。週末でもあり、寒いのにもかかわらず大勢の人で賑わっていました。

駐車場はすぐ満車になります。ここはパークアンドライドがしっかりしており、下の駐車場からバスがピストンで運行されてました。

これは昨日、山脈を横断するハイウエーの閉鎖箇所から撮影したものですが、右のピークが4,119m(Ypsilon mountain)、隣が3,983
m(Mt Chiquita)。そんな高いのか?という感じです。さらに素晴らしい風景は、ビデオで。

Rocky Mountain national park

2019-10-12 19:02:29 | Life in USA by Tak

日本は台風19号が甚大な被害をもたらしました。皆さんのご無事をお祈り申し上げます。一方で、アメリカは、ハリケーンシーズンがほぼ終わり、涼しく、天気の良い、最高の季節になりました。そんな中、好天のコロラド州ロッキーマウンテン国立公園よりお届けします。
この公園は、アメリカの国立公園のなかでも小さい方で、総面積は1,000㎢程度、この中に3,600mを越す72ものピークがあります。南アルプスが120km x 40km = 4,800㎢と言う広さですから、相当狭い中に高峰がひしめいている、と言うことになります。最高峰は、Longs peak 4,346m。

土曜日の朝、すっかり涼しくなったサバンナからコロラド州デンバーに移動、車を借りてエステスパークの今日のお宿までやってきました。Booking.comで90ドルだけのことはあり、寂しいモーテルです。隣には、廃車同然、タイヤがパンクした車が停まっています。不気味。

チェックインしてから、ロッキー山脈を横断するトレイルリッジハイウェイで登れるだけ登ってみる。最高地点3,700mを越えて走る、アメリカで最も高い地点を走る道。上は既に冠雪、今日は3,200m地点で閉鎖されていた。写真は、そのRainbow curveにて。

すでにツルンツルンです。



山頂付近は雪に覆われているのがわかります。この一帯は御多分に洩れず、鹿が保護されています。写真は、その中でも大型のエルクと呼ばれるもの。
明日は、トレイルを辿ります。

Savannah Philharmonic

2019-10-07 20:27:03 | Life in USA by Tak

サバンナには、市民の愛するサバンナフィルという交響楽団があります。先月からシーズンが始まり、10月6日日曜日は第2回公演なのですが、毎年涼しくなるこの季節には野外公演を行うのだそうです。アメリカのオケにはシーズンがあり、秋から春まで、というのが一般的のようです。サバンナには、以前もお伝えした、フォーサイスパークという、大きな公園があり、ここでの開催です。

この日のタイトルは、'ピクニック'。午後から始まり、高校のバンド、陸軍音楽隊のビッグバンドに続き、サバンナフィルがトリを務めます。会場はこのような感じで、まさにピクニック。さながら、フェス、です。アメリカではこのようなスタイルは良くあるようで、イス、テーブル、飲食物持ち込み自由、大人は宴会、子どもたちは走り回る.....

実は、サバンナフィルでは、今シーズンから音楽監督に原田慶太楼さんを招聘し、新たなスタートを切ったところなんです。Takは、この方を存じ上げませんでしたが、日米で指揮をしている、実力派なのだそうです。残念ながら今日は日本でお仕事だそうで、お目にはかかれませんでした。

正直言って、人口15万人、広域でも40万人弱のサバンナのオケを舐めていました。上手いとか下手とか言えば、想像をはるかに超えて上手く、何と言っても市民に愛されていると言う点が素晴らしい。この日の主催者発表2万人という動員数からして凄い。実は、シーズン最初の公演を聞きに行こうとしたのですが、チケットが売り切れで行けなかったのです。Takの職場には、このオケのアンバサダーという方がいて、彼女から紹介されてこのオケを知ることになったわけですが、愛される分、それなりの努力をしているようです。

夜7時、オケタイムが始まりました。フィラデルフィア管弦楽団の時もそうであったように、今日も全員起立、国家斉唱から始まります。このイベントは、ミリタリー、軍隊と言うと重いので、ミリタリーと書きますが、ともコラボしています。各部隊の旗手が軍旗を掲げて整列、その後ろでオケが星条旗よ永遠なれ、を演奏、公園を埋め尽くす2万人が合唱、です。感動のあまり写真を撮ることができませんでした。プログラムは、映画のサウンドトラック、ワルツ、ガーシュウィンなど親しみのある曲目が続きます。曲名は分かりませんでしたが、朗読が入るものがありました。内容は、リンカーンが合衆国を建国した時の、正義、憲法、勇気などへの想いを伝えるもので、このような形で子どもたちへ建国の精神を伝え、大人達には思い出させるのだ、と妙に感心してしまいました。

極め付けは、最後の曲、スラブ行進曲のあの部分で、隣の陸軍飛行場から空砲が10発以上、サーチライトが夜空を照らす中、ぶっぱなされた(これ以上の表現が見当たらない)ことでした。普通は打楽器が活躍する場面ですが、ホンモノの大砲がなると迫力が違います。
Takは別に政治的主張があるわけでは全くありませんが、ミリタリーが市民生活にとても近いことについて、違和感を感じることはありません。10月1日の天安門広場とはまた違う軍事大国の在りようなのだと思います。飛行機に乗るとき、現役の兵隊さんは優先搭乗なんですよ。大事にするだけではなく、誇りに思っている点、日本人が忘れてしまった大事な部分ではないかとおもいます。今日は素晴らしい体験をしました。ますますサバンナが好きになりそうです。