Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

鳳凰三山撤退

2023-12-30 19:30:00 | 日記


今年も年末恒例の’若者たちと行く雪山登山’で南アルプスの鳳凰山に登りました。例年であれば八ヶ岳に登っていましたが、趣向を変えて南アルプスにしてみました。南アルプスはアプローチが長く、また、主要な山小屋は冬季はクローズとなります。なので分け入るのはテン泊の元気な山やさんに限られます。鳳凰山は登山口の夜叉神峠までは車が入れ、途中の南御室小屋、薬師岳小屋が年末年始営業しています。おかげ様で我々のような軟弱登山者でも大丈夫。
今年の南アルプスは雪が異常に少ない。雪の状況を宿泊予定の南御室小屋のご主人に事前に聞いたところ、’通常私たちはスノーシューで入ります’’心配なら来ない方がいいですよ’とか。なんちゅう言い方やねん!、と不愉快に。
YAMAPの記録を見ると、1週間前同じコースでピストンした方が投稿していて、雪はほぼ無いことがわかりました。


1週間前に中央高速から撮影した鳳凰三山。右の地蔵岳のオベリスクがはっきりみえます。雪、確かに少ないです。

それ以降、年末まで南アルプスは好天で雪も降らないため、雪のない雪山登山となりました。

北岳が美しい!

それでも何が起こるかわからない南アルプス、アイゼン、チェーンスパイク、ワカン、ピッケル、冬用ストックを担いで向かいます。しかし、やはり雪はなく、装備と宴会用のワインが肩に食い込む。


間ノ岳、来年はここに登る!

今回、直前まで風邪気味でどうしようか迷いましたが、前日にはずいぶん楽になり、風邪は山で治す、という教えもあって(?)強行参加。これがいけなかった!初日の登りは標高2,500mの山小屋まで快調だったのですが、夜、若者たちが担ぎ上げた材料ですき焼きを食べるあたりから変調。お酒もあって頭がクラクラ、目が回る。6時には布団に潜り込み寝ましたが、翌朝になってもクラクラ感が収まらず、やむなく登頂を断念。1人きた道を戻りました。


農鳥岳と合わせて白峰三山と呼ばれます




今日登った彼女たち、彼らが見た白峰三山と富士山


そして、小屋のご主人、皆が戻るまで布団に入っていて構わないよ、とのありがたいお言葉。聞けば、この年末年始の営業は、彼1人でやっているとのこと。掃除から食事、売店、いくらお客の数が少ないからとはいえ、それは大変です。最近、特に今年はこの山域で遭難が多く、1人営業のためいざという時に救助活動ができないため、入山者には厳しく注意喚起をするんだそう。仲間を置いて(見捨てて)登ってくる信じられないパーティもあるんだとか。いやはや、以前のあの冷たい言い方はそのせいか。さて、ご主人や他のメンバーに風邪(もしかしてインフルエンザ?まさかのコロナ?)をうつしても悪いので、自分だけ下山するというと、それはダメだ、途中で怪我したらどうする、仲間が降りてくるまで凍えてしまう(確かに雪はないが寒い)と引き留めらる。結局、下山したらすぐに連絡することを約束して小屋を出ました。心配でしょうがないから、という、なんとも心優しい、山小屋のご主人でした。


こうして、今年最後の登山は締まらない結果となりましたが、優しいご主人に出会い、登山への心構えを新たにする良い機会でした。今年は滑落事故もありました。来年もリスク管理と健康管理はギアを上げて取り組みましょう!

帰宅後微熱がありましたが風呂に入って後片付けしたら平熱に戻りました。みなさんにはご迷惑をお掛けしなかったようで何よりでした。



ホノルルマラソンなんとか完走!

2023-12-12 07:13:00 | 徒然


2年越しのホノルルマラソン。昨年は大会直前でコロナに感染して出走もできませんでした。そして今年はなんとか完走!タイムは目標7時間を上回りがんばりました!(26km過ぎからはほとんど歩いてましたが)時間制限無しという、初心者に優しい大会のおかげで、人生一度はフルマラソン完走、を果たしました。野口みずきさんにも会えました(が、スマホのバッテリーが上がって写真とれず、涙)。ちなみに、優勝タイムは2時間15分、最長タイムは17時間超。僕のタイムは普通のマラソン大会では途中失格ですが、これでも真ん中の後半、位です。参加者は22,000人、日本人が9,000人。子供からお年寄りまで参加できる、こんな大会が日本にもあったら良いのですが。





大会前後は、日本人ランナーがワイキキにあふれます。なぜかみなさん、キャップにランニング用のサングラスをはめているのですぐにわかります。飛行機の機内も一種異様な雰囲気。

こうしてバケットリストの一つと、今年の目標を達成。フルマラソンはもうおしまいか?いやいや、来年の北海道マラソンで失格、回収、にならないように再挑戦します!



西丹沢 畦ヶ丸(あぜがまる1,293m)

2023-12-02 21:59:00 | 日記


今日も足と靴のチェックで西丹沢にきました。一昨日打った注射がどれだけ効いたか、そして新しい登山靴をなんとか使いたい。

今日は土曜日、いつも車を止めている西丹沢ビジターセンター駐車場は満車でした。路肩に止めようとしていたら、センターの方がわざわざ出てきて、切符切られるから下の駐車場に停めるようにとアドバイス。ありがたく指示に従って1.5km下の山北町営駐車場に移動。

コースも変えて、大滝沢を遡り、畦ヶ丸経由、西沢を降る周回コースにしました。
登り始めると、猟友会の皆さんが集まりミーティング。予防捕獲とのこと。西丹沢には3週連続で来ていますが、鹿も猪も見ていません。以前と比べて相当個体数が減ったように感じるのは、駆除が行われているせいなのでしょうか?

最後の紅葉がキレイ。

ここは東海自然歩道、道も避難小屋も整備されています。

西丹沢は表丹沢と比べてはるかに登山者の数が少なく静かです。いい、とてもいい!

さらに西丹沢はブナやシラビソなどが多く、関東では珍しい植生です。山の雰囲気も柔らかくて気持ちがいいです。

富士山のお出ましですが、雲が出始めましたね。

檜洞丸の姿が見えてきました。デカイです。

さあ、最後の登り。

あれ、まだですか?を何回も繰り返す。

畦ヶ丸避難小屋。立派です!

山頂はブナやシラビソで覆われ眺めは今ひとつ。それでも葉が落ちて間から遠くが見えているので、まあ良しとしよう。

山頂は静かでのどか。ゆっくり過ごしたい。

西沢出合に降り始めると、尾根の右手には檜洞丸、

左手には大室山。

善六のタワ。タワ、は切り立ったコル、だと思いますが、善六って何?誰?

西沢下棚の滝。立派です。こんな滝がその辺にたくさんあります。

今日の沢歩きも終わりに近づく。が、渡渉でスマホが沢に落下。水没しましたが大丈夫だった。ほっ。

西丹沢ビジターセンターに到着。ここが西沢出合。用木沢と合流、やがて酒匂川となり相模湾へ。水の豊かな丹沢でした。

さらに県道を駐車場まで歩く。結局、脚は大きく改善。実は一昨日リハビリの先生からは、完全に戻すのは無理と言われ、ショックをうけました。でも、ここまで効果あるなら、注射打ちまくるのみです。絶対元にもどしてやるからな!そして靴。ベロの畳み込みが当たるようで、そこを変えるとなんとか履けそう。少し変ですが。安からぬ登山靴をムダにせずに済みそうで良かった。

西丹沢の入り口では新東名の工事がたけなわ。巨大な構築物が宙に浮かぶ。

下棚の滝です。動画でどうぞ。