Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

サバンナの散歩コース

2019-04-29 20:09:47 | Life in USA by Tak

どうも、ご無沙汰です。今日は、Takが根城としているサバンナの、お気に入りの散歩コースを紹介します。ご推察の通り、こちらの生活ではあまり歩く事もなく、歩き方を忘れてしましいそうなので、時間があれば、昼ご飯を食べた後、このコースを歩くことにしています。写真は、フォレストガンプが座ったかも知れない、ベンチです。以前ご紹介したかも知れませんが、この映画のロケがサバンナで行われており、あの、公園のベンチでバスを待つシーンが、ここで撮影されました。

写真右のビルの7階に、Takの事務所があります。真ん中のドームは、サバンナの市役所で、ここで議会も開かれます。この市役所の後ろが東西に流れるサバンナ川なのですが、今日は、川を背にして南北に伸びる、サバンナの目抜き通り、ブルストリートを歩きます。

職場マークから南に伸びるこのブルストリート、数ブロック毎に交差点をロータリー化する小さな、スクエアと呼ばれる公園が沢山あります。先ほどの写真は最初のジョンソンスクエア、なんでジョンソンかは、今度調べておきます。

その2ブロックさきは、ライトスクエア。季節は春、昼で30度弱、湿度も低く、新緑が映えるサバンナ旧市街は、観光(散歩)シーズンのピークなんだそうです。やたら観光客が多いと思ったものです。

それぞれのスクエアは、それぞれの偉人、英雄を称えていますが、こんなに沢山あると、探すのもきっと大変でしょうね。

スクエアの横には綺麗な教会が沢山あります。

フォレストガンプのベンチは、この3番目の、チッペワスクエアにあります。実際に映画で使われたベンチはセットであり、ここにはありません。撮影時の場所も、現在ではよくわかりませんが、雰囲気はありますね。

横にはこんな教会も。

更に進んで、4番目はマディソンスクエア。

そして5番目のモンテレースクエア。ここを過ぎると、終点、終着、フォーサイスパークに到着です。

さすが南部、公園で楽器を鳴らす人が沢山います。このフォーサイスパークは、サバンナ市民の憩いの場で、写真はありませんが、広い芝生の広場、子供向けの遊園地、植物園などがあり、くつろぐのには良い場所です。

この片道1kmほどの道沿いには、コロニアル風の邸宅跡や、教会、ブティック、オシャレなレストランが沢山あって、散歩コースとしては実に素晴らしい!この往復2kmの区間で、1日楽しめます。まさかのお越しの際には是非どうぞ。

ユナイテッド航空のステキな仲間たち

2019-04-03 21:30:01 | Life in USA by Tak

僕は何しろ忙しく飛び回っていた。その日も、サンパウロから朝5時半にニューヨークのニューアークに着き、ホームのサバンナに戻り、着替えてからシカゴに再び向かう予定だった。フライトの遅れを見越し、駐車場に停めた車に着替えと、シカゴに行くための荷物を積み、最悪アパートまで戻らなくても良いようにまで準備万端だったのだ。何しろ季節は3月、サンパウロは夏、シカゴは冬だ。着るものだけでも正反対、両方持ち歩くのは大変だ。にもかかわらず、こんな時にフライトは遅れるのだ。無理を承知で、遅れるな、と願うスケジュールに限って遅れる。それから長い1日が始まった。まずサバンナ行きが遅れはじめる。こんな時、少しずつ、30分ぐらいずつ遅れていくのが普通で、これが初動を誤らせるのだ。次のフライトに間に合わなくなりそうになった瞬間、サービスカウンターに駆け込む。今いるニューアークからシカゴに直接向かうしかない。今日は夕方4時から会議だ。しかも、このために無理をして組んだスケジュールだ。なんとしてもたどり着かないわけにはいかない。ここで問題が発覚。飛行機の予定は予約したチケット番号で管理されている。僕の場合は、サバンナからサンパウロに行ってサバンナに戻るチケットと、サバンナからシカゴを往復するチケットに分かれている。今回は、最初のチケットの最後のニューアークとサバンナの分と、次のチケットの最初のサバンナからシカゴ分をキャンセルして、新しくシカゴまでのチケットを買わなければならない。しかも、ニューアーク発がなく、同じニューヨーク近郊のラガーディア空港発となり、移動も発生する。全てシステム化された昨今、チケットをまたぐ変更は難しく、果たしてカウンターのおばさんは頭を抱えて四苦八苦している。しかし、だ、30分かかりきりであちらこちらに電話をかけまくり、なんと、無事変更が完了したのだ。勿論、移動のためのタクシー券と、お食事券も出してくれた。思わず、やってのけたおばちゃんにキスをしたくなるほど嬉しかった。そのおばちゃんは、最後は申し訳なさそうに、ご辛抱いただきありがとう、と言ってくれたのを見て、飛行機が遅れるのがいけない事はすっかり忘れて爽やかな気持ちになったのだった。しかし、仕事はまだ終わらない。サバンナ行きにすでに預けた荷物を取り返さないとならない。まだブラジルの荷物には下着や洗面用具が入っている。さて、どこにいけばよいでしょう?ブラジルから到着したターミナル、サバンナ行き飛行機のターミナルは異なる。まずは、かのサービスカウンターのおばちゃんからサバンナ行きターミナルのバゲージクレームのサービスセンターに行くよう指示を受けた。ここまでしてくれた彼女が言うのだから間違いなどあろうはずがない。そして、バゲージクレームではテキパキと対応してもらい、荷物はまだ国際線にあると言われ、場所を描いてもらいそこへ。ここまでは全く心配していなかった。ところが、国際線の指定されたサービスセンターに行くと、誰もいない。移動時間と次の出発時間を考えると1時間程度しか余裕がない。しばらく待つが誰もこない。やがて現れたのは年の頃なら70才を超えたように見える、老人だった。退職後、雇用延長か、ボランティアかのような形で補助業務をしている方のようだ。歳相応に、動きは遅く、大丈夫か?という風情。しかし、他には誰もいなく、彼に頼むしかないと意を決して事情を話したところ、案の定、全く理解できない様子。彼もスローなペースであちらこちらに電話で問い合わせをしてくれるのだが、ラチがあかない。そのうちに、正式な担当が次々と現れて、僕の後ろで長く待っていた他の客の対応を始めた。おー、だれか助けて!やがて、手の空いた他の、やっぱりおばちゃんにヘルプを求め、やっと分かった事は、既にサバンナ行きに積まれてしまい、出発してしまった、という事だった。それでは仕方がないので、後日サバンナで受け取るという事にして、今度はラガーディア空港へ大急ぎで移動しなければならない。タクシー乗り場でまさに乗ろうとしたその時、あのおばちゃんが、息を切らせて走ってきて、荷物があったと伝えてくれたではないか!無事、荷物を受け取りラガーディア空港に着いたのは出発1時間前のギリギリの時間だった。
前から思っていた事がある。日本人にはアメリカの航空会社のサービスは良くないと言う人が多い。しかし、そうだろうか?今日の皆さん、ものすごく一生懸命やってくれた。30分かけてチケット変更してくれたおばちゃん、そんな事する必要もないのに、これは俺の仕事だと言わんばかりに探してくれたおじいちゃん、わざわざ走って追いかけて来てくれたおばちゃん、これぞサービスの真髄、チームユナイテッド、と思いませんか!この話は、いつか一乗客の嬉しかった話として、ユナイテッド航空に教えあげたいと思います。会議には間に合ったか?残念ながら、その次の飛行機もまたしても遅れて、到着したのは、会議終了後だったとさ。