Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

ミッチェル山

2019-05-27 11:34:35 | Life in USA by Tak

5月26日、三連休の週末、アメリカ初登山です!場所は以前ご紹介したミッチェル山(標高2,037m)アパラチア山脈の最高峰にして、アメリカ大陸東部(ミシシッピ川の東)最高峰、です。

2月の偵察情報で紹介したように、サバンナからの距離が500km、車で6時間かかります。東部の最高峰が6時間の距離にある、というのは、ある意味、ラッキーかも知れません。

25日土曜日の夜9時にサバンナの自宅を出発、麓のブラックマウンテンキャンプ場には深夜3時に到着、車内で3時間程仮眠して山頂を目指します。

山域の南、トー川沿にあるブラックマウンテンキャンプ場から山頂まで、往復19.2km、標高差1,100m、コースタイム6時間のピストン、と言うのが今日の予定です。

今回は、同じサバンナ在住、Hiro(日本人)と登ります。Takはこの一年、主にジムでトレーニングをして、この日に備えてきましたので、不安はありませんでしたが、登山はトレーニングでは使わない筋肉を使うため、念のためトレッキングポールを使うことにしました。

6:25amキャンプ場を出発、針葉樹、広葉樹の密生した登山道、こちらではトレイル、を進みます。朝日に輝く新緑の下を歩くと、久し振りに山に入るHiroもTakもやや興奮気味。そして、感想は、'日本と同じだ!'

ブナ(のような広葉樹)の森に、ちょうど花を開かせたシャクナゲ(のような)などの木々の中を楽しく進みます。

最初はおっかなびっくりでしたが、トレッキングポールのお陰もあってステップも快調に。

途中、二ヶ所の小さな渡渉があり、その付近にはキャンプサイトもあって、結構な数のハイカーがアウトドアライフを楽しんでいます。

写真ではお伝えできなくて残念ですが、このトレイル全般にわたり、雲母が路面に露出、散りばめられています。陽の光が当たると、その中の通り、キラキラ輝いて、それは美しい。お気づきと思いますが、トレイル中、視界がひらけて眺望の得られる場所は無く、そんな退屈な登山中、この雲母のキラメキは、救いです。

白い部分が輝きます。

唯一、視界の開けるポイントは、通信ケーブル下でした。ケーブルが映るのはちょっと残念ですが、広大なアパラチア山脈の一端を垣間見ることができます。

10:00am山頂!残念ながら山頂は北からの強風が雲を湧き起こして70%くらい、見通しが効きませんでした。ただ、最高点だけあり、どの方角もこのようななだらかな丘陵地帯が延々と続く光景です。ここまでのトレイルは、植物、沢、その雰囲気など、ここは日本と言われてもわからないくらい、似ていました。しかし、山頂は、その眺望、雰囲気とも大きく異なります。冒頭の写真でわかるように、山頂まで立派な道路が引かれ、展望台、売店があります。とは言え、アメリカ人はトレイルやバックパック好きで、車で来るのが普通にもかかわらず、多くの家族づれ、グループ、時にはソロハイカーが、脚、で登ってきます。

おまけ1. このあたりても熊(もちろんヒグマ)が出るらしい。山頂売店で発見した、キャンパー向け食料デポコンテナー。

おまけ2. 今回のコースは、ブルーダイヤモンド、と呼ばれ、コースにはこの標識が結構こまめに付けられつけていた。なんでブルーダイヤモンドなのかといえば、難易度別に、ホワイト、ブルー、ブラック、ダブルブラックなのだそうだ。スキー場の表示を思い出すと同時に、あの、ブラックダイアモンド社の意味するところが初めてわかりました。(なお、色や、ダイアモンドのサイン自体は、世界共通と言うわけではないようです)
と言う事で、初アメリカ登山報告でした。下りは同じコースをのんびり降り、往復、6時間、コースタイム通り帰着しました。山域全体が、ノースカロライナ州立公園及び、ピスガ国立森林公園に指定され、ハイカー、キャンパーがさまざまな形で楽しめるフィールドになっています。トレイルヘッド、と呼ばれる登山起点のブラックマウンテンキャンプ場は、大型キャンピングカーでの利用が可能(しかも、プライバシーが保てるよう、間隔も取られている)、コース中にはバックパック用キャンプ場が複数個所設けられ、車で山頂を踏む人から、バックパッカーまで、満足させます。アメリカ人は、その歴史から、アウトドアライフがもう、習性になっています。なんの変哲も無い、畑の横にもキャンプ場があったりして、夏休みをそこで過ごすと聞いて、驚いたものでした。その昔、西へ向かう旅は、毎日がこの生活だったのだと思えば、まさに納得です。久し振りの筋肉痛ですが、楽しい初アメリカ登山でした!




サンパウロの週末、一人焼肉

2019-05-05 19:15:09 | Life in USA by Tak
5月5日朝、サンパウロに着いた。夏も終わり、秋がそっと近づいた街は、風も涼しく、なんだか外に誘われるままに、ホテルから20分ほど歩いたところにあるIbirapuera(イビラアプエラ)公園まで歩く。サンパウロ市内最大の公園、東京で言えば代々木公園か。大勢が集まり、大混雑。皆仲良く、走り、歩き、ステップボード、自転車、男女老若男女、問わず。走るつもりもなかったが、思わず一周15分程のランニングを楽しむ。初めての屋外ラン。
サンパウロのBar Do Juarezにて1人焼肉

店前の交差点。3人の若者が、信号変わって車止まるたびに、止まった車にお手玉をしてみせる。10台に一回、チップが貰えるかどうか、1日つづけている。

一人焼肉。1キロはある、肩か、腿かは知らないが、ニンニクと油につけた肉を焼く。旨いよ。

ブラジルの生ビール。チョッピと言う。ノーと言うまで持ってくる。今日は4杯飲んだ。

目の前のカップルがチュッチュしている。この国では、手をつないで歩く、チュッチュする、は、国民の義務だ。歳は、勿論関係ない。

国民的スポーツ、サッカー。日本ではあまり見なかったが、ここでは吸い寄せられるように、見る。密集での個人技が違う?スピードのある組織プレーも。休日の夕方、4時から6時は、これで楽しめる。

カイペリーニャ、カシャーサというブラジル焼酎、芋で作る酒、にクラッシュアイス、マナオ、ではなくライムを加えたもの。本来なら、これに砂糖を入れて、甘くして飲む酒。昨今の健康ブームで、砂糖を入れない人が増え、カイペリーニャ セン(無し)アシュガール(砂糖)も普通のようだ。Takも、これなら一人で注文できる。
以上、肉は半分残しましたが、約5,000円也。二人分、ご馳走さま。