「ぶらり車イス紀行」 その298<o:p></o:p>
☆ ショートステイ体験での美女とイケメン<o:p></o:p>
その後も男性同士何も話さず、そして、それぞれ食事を済ませ、<o:p></o:p>
部屋へ帰って行った。でも、施設のスタッフは、私の食卓の前に<o:p></o:p>
置いた鏡が気になるようで、ショートステイ体験が終わるまで、<o:p></o:p>
何人かに質問されることになった。その鏡の役割は、脳幹出血で<o:p></o:p>
口が全開できない後遺症が残り、口の周りに食べ物がついていな<o:p></o:p>
いか、確認するためのものである。<o:p></o:p>
食事を済ませ、そして、部屋に帰ってから、あまりにも視聴率<o:p></o:p>
の低いNHK大河ドラマ『平清盛』の原因を探ろうと、主人公・<o:p></o:p>
平清盛の人となりを調べようと、清盛に関する本を読んでいると、<o:p></o:p>
ドアをノックして、30歳前後のイケメンが入ってきた。このイ<o:p></o:p>
ケメンは、そんじょそこらにいるイケメンではない。なぜなら、<o:p></o:p>
イケメンの上にすらっとして背が高く、草食系の優しさを感じさ<o:p></o:p>
せる一面と、肉食系のたくましさを感じさせる、正に、今はやり<o:p></o:p>
の佐川男子である。こんなイケメンを、女性が放っておく訳がな<o:p></o:p>
いので、妻帯者か彼女がいると思って見ていたが、それ以上は聞<o:p></o:p>
かずにいると<o:p></o:p>
「ここのリーダーをしています。何か困ったことがあれば、遠慮<o:p></o:p>
なく言って下さい。そして、ちょっと早いですが、入浴の準備が<o:p></o:p>
出来ましたので、良ければどうですか」<o:p></o:p>
と挨拶と案内をした。私が快く応じると、先ほどの美女が入って<o:p></o:p>
きて、名前を記入している着替えとバスタオルを持って、浴室に<o:p></o:p>
向かって行ったので、その後を付いていくと、浴室の前で20歳<o:p></o:p>
くらいの美女に声を掛けられた。ここは、山の中の特別養護老人<o:p></o:p>
ホームのはずである。それなのに、若い美女に囲まれて、亀に乗<o:p></o:p>
せられて竜宮城にいる浦島太郎の気分で、もう夢心地である。<o:p></o:p>
でも、直ぐ現実に戻されて、入浴前の血圧の再計測をすること<o:p></o:p>
になったが、多くの若い美女に囲まれて、やはり血圧は下がらず、<o:p></o:p>
先ほどと同じような数値を示していた。<o:p></o:p>
そして、脱衣場で衣服を脱がしてもらって、浴室に入った。<o:p></o:p>
この続きは、次回をお楽しみに、……。<o:p></o:p>
たかし でした。
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