「ぶらり車イス紀行」 その396 <o:p></o:p>
☆ オスプレイが飛来した<o:p></o:p>
台風一過と言えば、澄み渡った青空を想像するところですが、<o:p></o:p>
2013年10月16日の滋賀県高島市饗庭野演習場には、雨<o:p></o:p>
雲が立ちこめ、そして、台風が過ぎ去った後なのに強風が吹き<o:p></o:p>
荒ぶ中、2機のオスプレイが姿を現した。<o:p></o:p>
今回は、米海兵隊と陸上自衛隊との日米共同軍事訓練に参加<o:p></o:p>
するために飛来したのである。そして、オスプレイが演習場に<o:p></o:p>
着陸すると、後部ハッチが開き、陸上自衛隊員と米海兵隊員が<o:p></o:p>
飛び出し、銃を手に警戒態勢を取った。<o:p></o:p>
オスプレイの特長は、離着陸する時はヘリコプターの機能を<o:p></o:p>
持ち、飛行中は飛行機の機能を持つ垂直離着陸できる夢の輸送<o:p></o:p>
機である。<o:p></o:p>
これまでは、ヘリコプターでは時間が掛かり、なおかつ、飛<o:p></o:p>
行距離・輸送人員にも限度があって、とは言っても、飛行機で<o:p></o:p>
は広大な土地、所謂、飛行場が必要になり、それを作るとなる<o:p></o:p>
と時間も要することになる。だから『どちらも、帯に短し襷に<o:p></o:p>
長し』であった。このことを思えば、夢の輸送機である。そし<o:p></o:p>
て、東日本大地震の時を思い出せば、オスプレイがあれば、い<o:p></o:p>
ち早く、被災地に向かい、被災者を救出するのに大活躍したで<o:p></o:p>
あろうと想像できる乗り物である。<o:p></o:p>
ところが、残念なことに、これまでの訓練中、何度も墜落し、<o:p></o:p>
死者を出していることである。これに不安な地元では、反対の<o:p></o:p>
姿勢を示している一方で、沖縄の基地負担軽減になればと理解<o:p></o:p>
を示している面もある。しかし、無事に終了したことで、関係<o:p></o:p>
者も胸をなで下ろしたことであろう。<o:p></o:p>
しかし、滋賀県や高島市が強く求めていた飛行ルートの詳細<o:p></o:p>
な情報が、最後までなかったことが残念である。<o:p></o:p>
たかし でした。