「ぶらり車イス紀行」 その394 <o:p></o:p>
☆ 放射能汚染水の処理法<o:p></o:p>
放射能汚染水の処理法と言っても、福島第一原発の敷地内の、<o:p></o:p>
どこに、そして、どれだけの量が、存在しているか分からない<o:p></o:p>
のが現状である。それを、確かめようと思っても、誰も近付け<o:p></o:p>
ない状態である。そもそも、それが大きな問題である。でも、<o:p></o:p>
放射能汚染水の処理については、もう待ったなしである。<o:p></o:p>
そのための処理法は、大きく分けて二つあって、その一つは、<o:p></o:p>
もうこれ以上汚染水を増やさないことである。それには、山側<o:p></o:p>
から流れ込む地下水を、福島第一原発の敷地内に入れないこと<o:p></o:p>
である。その為には、地下水が汚染される前に、もっと具体的<o:p></o:p>
に言うと、山側から流れ込む地下水を、福島第一原発の敷地内<o:p></o:p>
に入り込む前の段階で、井戸を掘って地下水をくみ上げ、その<o:p></o:p>
くみあげた地下水を、福島第一原発の敷地内を通らずに、敷地<o:p></o:p>
を迂回して、真水の状態で海へ放流することである。それでも、<o:p></o:p>
万が一、くみ上げをすり抜けた地下水対策として、敷地の境に<o:p></o:p>
凍土冷却壁などを埋め込み、中に入らないようにブロックする。<o:p></o:p>
こうすると、これ以上、放射能汚染水の増えることがなくなり、<o:p></o:p>
また、新しいタンクを建設することもなくなる。<o:p></o:p>
二つ目は、現存する汚染水の処理である。それも、汚染水の<o:p></o:p>
量が把握できる(タンクに保管されている)ものと、把握でき<o:p></o:p>
ない(原発内の、どこに、そして、どれだけの量か分からない)<o:p></o:p>
ものがある。<o:p></o:p>
そこで、タンクに保管されている汚染水は、多核種除去設備<o:p></o:p>
( ALPS)で除染して、一部は、原子炉の冷却に使い、そ<o:p></o:p>
の冷却によって汚染された水は、もう一度、タンクで保管する。<o:p></o:p>
この繰り返しで、汚染水は増えない。そして、除染して冷却に<o:p></o:p>
使われなかった水は、海へ放流する。<o:p></o:p>
この方法で行くと、気の遠くなる話になるが、放射能汚染水<o:p></o:p>
も、いつかなくなる日が来る。こうしない限り、廃炉へ結びつ<o:p></o:p>
かない。もう手を拱いている場合ではない。出来るところから、<o:p></o:p>
手を付けなければならない。だから、最初にやるべきことは、<o:p></o:p>
汚染水を増やさないことである。<o:p></o:p>
たかし でした。