ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ナイロビの蜂」

2008-12-31 16:50:32 | Weblog
 ジョン・ル・カレの同名小説を「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督が映画化したもの。

 ケニアのナイロビに駐在している英国外交官のジャスティン・クエイル(レイフ・ファインズ)は、妻テッサ(レイチェル・ワイズ)と二人暮らし。

ある日、妻が旅行先で殺害されたとジャスティンに知らせが入った・・!

これよりネタバレ入ります。

身元確認にいったが、壮絶なリンチの跡があるにせよ、それは間違いなくテッサ本人であった。

地元警察は「強盗に殺された」としているが、ジャスティンは腑に落ちなかった。

ロンドンからナイロビへ来てからの彼女の行動、遺品などから、テッサはスリービーズ製薬の結核新薬、ダイプラクサの

アフリカにおける人体実験の真実を暴こうとして殺されたに違いないことにジャスティンは気付く!!

この作品、ストーリーが前後するうえに、「何年前・・」とか「三日後・・」とかの表示が全くないもんだから、

最初観た時は、「え~~え・・?」という状態でしたね・・。

それと、もっとサスペンス色が強くてハラハラドキドキを期待して借りたら、そういうのあんまりなし・・(T_T)/~~~。

どっちかっつうと社会派・・・。夫婦の絆とかよくわかんないしー・・。

つたない知識で考えると、結核の新薬の実験体にされてるわけですよ・・。

死亡率も結構高いのに。

でも、結核って普通、乾燥地帯では流行しないし、まぁ、ナイロビ近郊は、サバナ気候だろうからいいのか・・・??

私的には、もっと、追跡とかしてハラハラドキドキしたかったな~と・・・。

映画『ナイロビの蜂』
原作 ジョン・ル・カレ

監督 フェルナンド・メイレレス

出演 レイフ・ファインズ
   レイチェル・ワイズ
   ダニー・ヒューストン
   ユーベル・クンデ
   ピート・ポスルスウエイト
   ビル・ナイ        他




「つぐみ」

2008-12-31 13:51:43 | Weblog
 これほどに胸がしめつけられるような日本映画に久しぶりに出会った。(1990年の作品だから、私が
見逃していただけなのね・・(T_T))。

牧瀬里穂一世一代の当たり役!!こんなにいきいきと、水を得た魚のような演技と存在感・・牧瀬里穂ってこんな素晴らしい女優さんなのね!この役は、彼女以外できない・・と思わしめる圧倒的なインパクト・・・。舞台になった西伊豆の小さな町、松崎町はつぐみやまりあ(中嶋朋子)の故郷としてこの映画に切ないほどの郷愁の念を抱かせる・・・。真田広之も抑えた演技で好感がもてる。

まだご覧になっていない方、是非、観てください(~_~)。心がちょっと、澄んできます・・。

監督 市川 準

出演 牧瀬里穂
   中嶋朋子
   白島靖代
   真田広之
   安田 伸
   渡辺美佐子
   あがた森魚
   高橋節子
   下條正巳   他

(元のブログより)


「39-刑法第三十九条ー」

2008-12-31 13:07:08 | Weblog
刑法第三十九条 心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セズ 心神耗弱者ノ行為ハ其刑ヲ減軽ス

東京、豊島区にて殺人事件発生。被害者は、 畑田修とその妻、恵。恵は妊娠中であり、胎児ともども腹部を
 
包丁にて切り裂かれていた。現場に落ちていた演劇のチケットを手掛かりに、包丁についていた指紋を照

合。劇団員の柴田真樹(堤真一)を逮捕するに至った。

国選弁護人として、人権派で知られる弁護士、長村時雨(樹木希林)が選ばれた。

裁判が始まり、第一回公判、裁判長が柴田に罪状認否を問いかけると・・被告は人格が豹変したように

意味不明の言葉をすごい勢いでまくしたてた。

それを見た長村弁護人は、「裁判長!被告人の司法精神鑑定を請求いたします!」

被告人、柴田真樹は司法精神鑑定にかけられることになり、鑑定医として、精神科医の藤代実行(杉浦

直樹)、その助手として同じく精神科医の小川香深(鈴木京香)が選ばれた・・。



この映画ほど見終わった後に考え込んだ映画はないかもしれない。
森田芳光だから作れたすごい作品である。
一人でも多くの方に見ていただきたい。

映画『39-刑法第三十九条ー』
脚本 大森寿美男
監督 森田芳光

出演 鈴木京香
   堤 真一
   杉浦直樹
   岸部一徳
   江守 徹
   樹木希林
   吉田日出子
   山本未来

(元のブログより)



「ノン子36歳(家事手伝い)」

2008-12-30 22:29:09 | Weblog
 基本的に、邦画の単館上映物は好きだ。

特に「ノン子36歳(家事手伝い)」などというやさぐれた題名に坂井真紀が主演とくれば観たくなる!

 ノン子こと坂東ノブ子(坂井真紀)はバツイチ出戻り、36才、実家の神社で家事手伝い・・。

元は売れないアイドルだった過去も・・・マネージャーと結婚してすぐに離婚して実家に戻って来た・・。

今では人生やる気なし・・・。同じバツイチの同級生、富士子(新田恵利)が経営するスナックで酒を飲むくらいしかやることもなし・・。

父親は「放っておけ!!」。母親は機嫌を伺うように話しかけてくる・・。

結婚して子供もいる妹からは「このヒト、終わってる」と言われる有様・・。

まさに、「最後にしたの、いつだっけ?」という状態・・・。

そんなノン子の前に、露天でひよこを売ってひとやま当てようとしている青年、マサル(星野源)が現れた。
彼は、「いつか世界へ出たいんですよ!」と、一途な夢を持っていた・・。

年下のマサルとのふれあいの中で、ノン子の閉ざしていた心は少しずつ扉を開けてゆくが、そこへ別れた旦那(鶴見辰吾)が現れた・・・!

 坂井真紀さん、いいですねぇー!!こういう役やらせたら天下一品ですよ!!いい意味で!!
 元旦那の鶴見辰吾さんも渋くてカッコよかったっすね。この方年々カッコよくなりますね。インチキ臭いギョーカイ人を渋く演じていらっしゃいました。

さて、マサル役なのですが・・。熊切監督はどういう狙いがあって星野さんをキャスティングしたのか・・・。
いまいちわかりませんねぇ・・・。

ネタバレになっちゃうんですが、後半チェーンソーを持って大暴れするシーンがあるのですが、あのシーンのためなのか・・・。

難しいですね・・・。女性ならわかるのかなぁ・・。

私的にはもう少しイケてる青年のほうがよかったかな・・と・・。

正直なところです・・・。

監督 熊切和嘉

出演 坂井真紀
   星野 源
   鶴見辰吾
   斉木しげる
   宇津宮雅代
   新田恵利
   津田寛治
   佐藤仁美
   舘 昌美   他



「ブレードランナー・最終版(ディレクターズ・カット)」

2008-12-27 17:40:58 | Weblog
「ブレードランナー」を封切りで高田中劇(ローカル(T_T)/)で観たのが、確か中学2、3年生の頃だと
思う。田舎なので、2本立てってやつで、もう1っ本がメイン扱いされていた。(何の映画か忘れた)
そのメイン映画が恐ろしくつまらなくて、「けっ、そんしちゃったな」とか思っていたところで、ブレードランナーの上映が始まった。
なんか、難しいストーリーは中学生の私にはよく理解できなかったが、あまりに美しい画面にみとれた。
雨の降る近未来のロサンゼルス、よくわからん屋台のらーめん屋のおやじが「あきましたよ!いらっしゃい!いらっしゃい!2杯で十分ですよ!わかってくださいよ!」などと、怪しい日本語を流暢に話している・・。ビルの壁面広告は何故か「強力わかもと」。
それは、当時隆盛を極めていたスターウォーズを観た時よりはるかに強い衝撃だった。
「これは、ほんとうに、つくりものなのか・・・!?」と目を疑う程の完璧な特撮。
映画が終わると、売店で、「すんません、ブレードランナーのパンフレットください」横でメインの映画のパンフを買っていた友達に「え~!?なんで~!!?」どうせおれはあまのじゃくだよ!でも「少林寺」(思い出しました)は買いたくないもん。
家に帰って、パンフレットを熟読して、「リドリー・スコット・・あ、エイリアン作った監督なのかぁ!!」それ以降リドリー・スコット狂になるわけですな・・。
今年、十何年かぶりに、ブレードランナーを観ようと思い、それなら、ディレクターズ・カットを観ようと「ブレードランナー・最終版(ディレクターズ・カット)」をDVDで観た。
映像の美しさは少しも褪せず、ストーリーのフォーカス(監督が語りたい事)が明確になって、観ているものをグイグイ引き込んでゆく。
この映画の主人公ハリソン・フォード演ずるリック・デッカードは決してヒーローではない。
悪役のボスであるロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)を探し出し、追い詰めていくうちに、デッカードも観客も、はたしてどちらが正義で、どちらが悪なのだろうか・・・。
自問自答することだろう。
(告知)11月17日(土)より新宿バルト9という映画館で、なんと、「ブレードランナー・ファイナルカット」の上映が始まるそうです。私もいってきまーす!
監督 リドリー・スコット
出演 ハリソン・フォード
   ショーン・ヤング
   ルトガー・ハウアー
   エドワード・J・オールモス
音楽 ヴァン・ゲリス

(元のブログより)注)11月17日(土)は2007年の事です。

「僕の彼女はサイボーグ」

2008-12-27 14:13:00 | Weblog
 2007年11月22日、大学生のジロー(小出恵介)は今年も一人で、20才の誕生日を祝っていた・・。いつも行くパスタのお店で・・一人で・・のは

ずなんだが、なぜか今年は目の前に素敵な女性(綾瀬はるか)がいるのだ・・!さっきデパートで会ってからずっとジローについてきた・・!?

その娘が食べる食べる!自分の彼氏の愚痴を言いながら・・・!

そして、風のように去っていったのであった・・・。

ここより少々ネタバレです。

時は流れて・・その1年後・・ジローは今年もいつものお店で一人で誕生日を祝っていた。
そこにまた彼女が現れたのだ!!しかし、様子が少し違っていた・・。

カウンターでウイスキーをストレートでしこたま飲んでいた男(田口浩正)が、

振り向きざまにマシンガンを乱射したのである!!

ガソリンを撒きちらし、無差別にマシンガンが火を吹く!!

その窮地からジローを救い出したのは、彼女であった・・!!

というSFラブコメディですね・・・!

綾瀬はるか、頑張ってますね!なにか、地震のシーンでは、鉄筋に鼻をぶつけて

骨が折れたらしいっすよ!役者魂ですね!!やんややんや(^^♪。

小出恵介も、女の子に縁がない大学生をいい雰囲気で演じていました。

私的には、マシンガン乱射を演じた田口浩正が抜群に光ってたと思うんですが・・!!
この作品は、郭監督の「僕の彼女~」シリーズの一つなんだそうですね。

綾瀬はるかファンであれば充分楽しめると思います!

映画『僕の彼女はサイボーグ』
監督・脚本 郭在容(クァク・ジェヨン)

出演 綾瀬はるか
   小出恵介
   吉行和子
   桐谷健太
   小日向文代
   伊武雅刀
   田口浩正
   竹中直人   他






「約三十の嘘」

2008-12-27 13:09:30 | Weblog
 出ました!!「ババロアちゃ~ん」(爆笑)(詳しくは映画を観てね)
ある事件以来、解散状態だった6人の詐欺師たちが、3年振りに北海道で大仕事を成功させ、帰りの日本海トワイライト・エクスプレスに乗り込んだ。スーツケースを開けると、1億円以上の札束がぎっしり入っていた。6人でそれを確かめた後、鍵をかけて、一夜明けた・・・。
 中をたしかめると・・!!現金がなくなって、代わりにじゃがいもが入っていた!!
さあ!全員が疑心暗鬼!!犯人はまちがいなくこの6人の中にいる!!
まさに、「オリエント急行殺人事件」のようでもあり、「スティング」のようでもある・・!!
犯人は秋田で降りるか!!新潟か!!直江津か!!
キャスティング、演出、編集すべてが絶妙のスピード感を呼ぶ!!
ババロアちゃんこと宝田(中谷美紀)の灰色の脳細胞がトリックを見破れるか否か!!

私は、こういう日本映画が大好きです(^^♪!!

映画『約三十の嘘』
監督 大谷健太郎

出演 椎名桔平
   中谷美紀
   妻夫木聡
   田辺誠一
   八嶋智人
   伴 杏里
音楽 クレイジー・ケン・バンド

(元のブログより)



「フィールド・オブ・ドリームス」

2008-12-27 12:35:37 | Weblog
「If you build it,he will come・・・」不思議な「声」に導かれ、アイオワのとうもろこし畑を吹き渡る風の中で、彼は若き日の父に出会った・・・。実話の事件、野球賭博で、永久追放になったホワイトソックスの8人の選手がとうもろこし畑に作ったグランドに帰って来る・・。
私も野球少年だったせいか、冒頭から涙が止まりませんでした・・。

映画『フィールド・オブ・ドリームス』
監督 フィル・アルデン・ロビンソン
出演 ケビン・コスナー、エイミー・マディガン、ギャビー・ホフマン
   レイ・リオッタ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、
   バート・ランカスター 他

 (元のブログより)


「魔法遣いに大切なこと」

2008-12-26 17:57:35 | Weblog
 シネマート新宿にて。
北海道の富良野近くに母親(永作博美)と二人暮らしのソラ(山下リオ)は魔法が使える・・。亡くなった父も魔法が使えた。

 そんなソラが16才になったとき、東京の国家機関である魔法資格管理局から知らせが届き、魔法士(国家資格)をとるためのセミナー及び宿泊実地研修に行くことになった!

飛行機に乗って辿り着いた研修所には、同い年の魔法使いが3人・・。

関西から来た上昇志向の強いほのみ(緑友里恵)、九州から来たまじめな黒田くん(太賀)、ふてくされている豪太くん(岡田将生)・・。

いよいよ魔法士の資格取得のための研修が始まる・・!

というわけで、原作があるのも知らずに、題名が面白そうなので観にいったのですが、う~ん・・・岡田くんもカッコイイし、山下リオさんも素敵だったから褒めてあげたいのですが・・・。

ネタバレになるので観る予定の方はご注意を・・。

結局いい題材なのに、コメディでもないし、ラブストーリーにしてはあまりにも稚拙だし・・・。

まあ、「ワールド・オブ・ライズ」を観て間もないということもあるのでしょうが・・・。

岡田くんや山下さんと同じ世代が観ればピッタリくるのかも知れませんね。

そんな中で、永作博美は良かった!
童顔だから母親って感じは最初違和感あったけど、徐々に良くなった・・。
いい女優さんになったなぁって感じです。

映画『魔法遣いに大切なこと』
脚本 山田典枝

監督 中原 俊

出演 山下リオ
   岡田将生
   田中哲司
   木野 花
   永作博美
   余貴美子
   草村礼子
   緑友利恵
   鶴見辰吾
   太 賀     他








「ワールド・オブ・ライズ」

2008-12-26 06:15:19 | Weblog
 来た来た来たーーーーっっ!!リドリー・スコットきたーーーーっっ!!

シビレましたぜ久しぶりに\(◎o◎)/!!!

昔風に言うなら、手に汗握るってやつですよ!!

いやーーこれだから映画はやめられないですよ・・!!

レオナルド・ディカプリオだから、「ど~かな~・・・???」と観る前から心配だったのですが、

リドリー監督、上手く彼を使ってますね~!違和感なし!!

ストーリー的には、ネタバレしない程度に書きますと、

爆破テロ組織のリーダーを捕まえるべく、CIA中東局主任ホフマン(ラッセル・クロウ)と現地工作員フェリス(レオナルド・ディカプリオ)がタッグを組んで、情報の交錯する中、潜入してゆく・・・。

といった感じです・・。

ヨルダン、サウジアラビア、トルコ、シリア、ドバイ、ストーリーの舞台はめまぐるしく入れ替わります!

この映画の成功は、何と言っても徹底したリアリティの追及にあると思います。

自爆テロの爆破シーン一つとっても、本物と見紛う出来上がりです。

衛星からのCIAの追跡映像にしても、リドリー・スコット監督一流のこだわりで、本物としか思えません。

原作「Body of Lies」を限りなく忠実に再現しているのだと思います!

そういうハード面がしっかりしているからこそ、俳優さんたちの演技が生きてくるのだと思います。

そして、この映画は、現在のアメリカの情報戦の裏側を、決して自国を賛美することなく、事実に基づいたフィクション

として描いている点が評価されると思います。

それでいて、スパイ映画としての娯楽性に図抜けた魅力もあり、さらに評価の高まるところです。

また一つ、名作に出会った、そんな気持ちです。

映画『ワールド・オブ・ライズ』
原作 デビッド・イグネイシアス「Body of Lies」

監督 リドリー・スコット

出演 レオナルド・ディカプリオ
   ラッセル・クロウ
   マーク・ストロング
   ゴルシフテ・ファラハニ
   オスカー・アイザック
   サイモン・マクバーニー
   アロン・アブトゥブール
   アリ・スリマン      他

「地球が静止する日」

2008-12-21 10:33:37 | Weblog
地球上から人類がいなくなれば、地球は生き残れる・・。

そのため、人類ではない生命体が、人類を根絶しにやってきた。

世界中に「謎の球体」として・・・。


とまぁ・・こんな感じですかな・・。

キアヌ・リーブス頑張っているのにねぇ・・・。

ジェニファー・コネリーだって「微生物学者」でカッコよかったですよ。

しかし、「SF」なんだから、そのへんのストーリーとかしっかり考えないと、いくら役者さんが頑張ったって、・・ねぇ・・。

「鉄人28号かな・・・(T_T)/~~」と落胆してしまいましたよ・・。

キャシー・ベイツ演じる国防長官が、聖書によれば・・・みたいなことを言っていたので、聖書を理解する方は解るのかもです・・。

でも鉄人28号にはビックリ・・・!!

映画『地球が静止する日』
監督 スコット・デリクソン

出演 キアヌ・リーブス
   ジェニファー・コネリー
   ジェイデン・スミス
   キャシー・ベイツ
   ジョン・ハム
   ジョン・クリーズ   他

~coffee break~「吉田町の唄」

2008-12-17 13:40:20 | Weblog
 このCDが発売されたのが1991年・・。

私が13才で吉田拓郎の洗礼を受けて10年以上経っていた(計算しないように笑)。

はっきり言って、この頃の拓郎は「やる気なくなっちゃったのかな・・?」っていう感じのアルバムの出来が多かった・・。

「吉田町の唄」11曲入り。

聴いた瞬間ビックリした!「マジメにやっとる!!」

10曲目のタイトル曲「吉田町の唄」を聴く頃には、「吉田拓郎はまだまだいけるじぇ~~!!」嬉しい誤算であった・・。

数年前手首を骨折して、ギターもベースも弾けない時期があった。

「吉田町の唄」が私を励ましてくれた。

11曲目に入っている「僕を呼び出したのは」を聴いて男泣きした記憶がある。

そんな思い出のあるアルバムです・・。


吉田拓郎 / 吉田町の唄 BS

2回クリックしないと始まらないようです・・。







「ミリオンダラー・ベイビー」

2008-12-14 19:19:35 | Weblog
 命の尊厳。それを見るものに問う映画である。

共感する者もいるだろう。反発する者もいるだろう。

私は共感した。全身震えが止まらぬほど。

このブログを立ち上げるきっかけになった映画である。


マギー(ヒラリー・スワンク)は無名の女性ボクサー。根っからの貧乏人で31才になった今も、ウェイトレスをしながらボクシングをしている・・。

ある日、「名カットマン(止血師)」として知られているダン(クリント・イーストウッド)に、入門を志願するも、「女はダメ」と、

断られてしまった・・。しかし、ダンのジムには通うことが許され、見よう見まねでサンドバッグを叩き・・・32才の誕生日の日に、ダンが、

「俺と組むなら、君が女であることは考慮しない。試合で歯を全部へし折られても泣き言は聞かんぞ。」

その日から猛烈なトレーニングが始まった・・。

ネタバレになるので、ここから先は、ぜひ本編を見て頂きたいのですが・・・。


世界タイトルマッチで首から下が全部麻痺してしまったマギーは、ダンに、

「私をアクセル(マギーが昔飼っていて、父親に安楽死させられた犬)のようにしてほしい・・」と言うが、ダンは毛頭そのようなことはできない・・。

ついにマギーは自分に残された最後の方法で、自殺を図った・・!舌を噛み切ったのである!

死には至らず、再度の自殺防止のため口の中にタオルをつめこまれ、強烈な精神安定剤で半覚醒状態のマギー・・・。左脚のひざから先は壊死し

てすでに無い・・。


このような状況で、いつまでも生きろと、言えるだろうか・・。

宗教や立場、色々な要素があるのだろうが・・。

とにかく私は最後にダンが選んだ方法に、涙が止まらなかった。

自分がダンの立場だったら、同じくできるだろうか?勇気があるだろうか?

映画『ミリオンダラー・ベイビー』
監督 クリント・イーストウッド

出演 ヒラリー・スワンク
   クリント・イーストウッド
   モーガン・フリーマン  他
















「サンダカン八番娼館 望郷」

2008-12-14 13:39:02 | Weblog
明治の終わり頃、天草島原から、極貧のため何人もの少女たちが海外へ娼婦として売られていった。

山崎朋子の原作「サンダカン八番娼館」を熊井啓監督が映画化したものだ。

女性史、特に社会の底辺で生きた女性の研究のため、栗原小巻演ずる原作者は、天草島原を訪れた。

「からゆきさん」として、海外へ売られていった女性たちから話を聴くためであった。

しかし、年老いた女性たちの口は堅く、取材の日も終わりに近づいてきた。

そんなとき、原作者は一人の
年老いた「からゆきさん」の生き残り、さきさん(田中絹代)に出会う。

見ず知らずの原作者を「よかったら、うちの家へよっていけ」と、自分のあずまやに招き入れるさきさん。

その家は、障子は破れ、畳はぼろぼろで、それでもまるで自分の娘が来たように、嬉しそうに原作者をもてなす・・・。

やがて原作者は、さきさんが、少女の頃、北ボルネオの港町サンダカンへ売られていった「からゆきさん」であることを知る・・・。

原作 山崎朋子「サンダカン八番娼館」

監督 熊井啓

出演 田中絹代 高橋洋子 栗原小巻

私はこんなにも心を揺さぶられた映画にいままで会ったことがない

(元のブログより)

「スタンド・バイ・ミー」

2008-12-13 21:15:20 | Weblog
 高校時代からの朋友である某氏に薦められて、観てみました。

オレゴン州の小さな町キャッスルロックに住む4人の少年の小さな冒険を描いた物語です・・。

小さな冒険と書きましたが、12才の少年たちにとっては、これから中学へ上がる前の、子供でいられる最後の冒険・・。

そして、みなそれぞれ、家庭や学校などで心に傷を負った者同士・・。

決して小さくはないんですね・・。その時にしかできないんですから!!

そのきっかけが「行方不明の人は、ここから30km先の森の中で列車にはねられ、死体が放置されたままらしい!その死体を見つけて、英雄になろう!!テレビにも出れるぜ!!」
でもいいじゃないすか!!

この辺からネタバレ注意報です!

つれづれに歩く中で、それぞれが心の中にあるものを吐露してゆき・・。

一番気丈だと思っていたクリス(リバー・フェニックス)が泣き崩れたときは、リバー・フェニックス自身の生き方とも重なって目頭が熱くなりました・・。

主人公のゴーディは、両親との3人暮らし。4ヶ月前に交通事故で亡くなった兄は
アメフトのスター選手であった・・。両親はいまだに火の消えたような様である・・・。
ゴーディは「自分が死ねばよかったと、パパもママも思っている・・」という考えから逃れられない・・。


オレゴンの自然は彼らを優しく包み込む・・。

「その時」にしか出来ないことがある。それは得てして、思春期かそれ以前に多い気がする。

しかし、「未成年」であるとか「校則」であるとか・・・。

でも、私が思い返すに、それほど大したことを望んでいた訳ではないなぁっと思いますね・・。

まぁ、それさえも、叶わないような、世間でしたが・・・!!

そんなこたーどうでもいいんですが、キーファー・サザーランド!出てましたねぇ

今じゃビッグ・ネームになりましたが、不良グループのリーダーですよ!!

そしてテーマ・ソングは言わずもがな、ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」ですね・・!!

この映画の作風って以前記事にした「夜のピクニック」に近いものがありますよね!(勿論「スタンド~」の方が先ですが)。

ロードムービーならぬ「ピクニックムービー」ワシが名付けよう!!

原作 スティーブン・キング

監督 ロブ・ライナー

出演 ウィル・ウィートン
   リバー・フェニックス
   コリー・フェルドマン
   ジェリー・オコンネル
   キーファー・サザーランド
   リチャード・ドレイファス   他