ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ブラック・レイン」

2008-10-28 17:09:15 | Weblog
                                 映画「ブラック・レイン」

 男たちの上に、悲しみの雨が降る
この映画を封切りで観て、十日後に松田優作の訃報を知った。信じられなかった。
あんな「強い男」が・・・。
あらためてもう一度観にいった。病と知りながら、凄まじい演技である。優作さんは、今でも私の中で「強い男」として、そして「探偵さん」として生き続けている・・。

 オープニング・・何度観ても鳥肌が立つ。真赤な太陽が大写しになって、真ん中に縦に「BLACK RAIN」の文字・・。やがて太陽は大きな地球儀になって、その横を1台のバイクが通り過ぎて行く・・。
 そこにかぶるオープニング・テーマ、グレッグ・オールマンの「I'll be hoiding on」・・。朝焼けの中、橋を渡るバイク・・。これから始まる死闘の前の静寂のような、まさにリドリー・スコットの真骨頂である!!
 
 ニューヨーク市警のニック(マイケル・ダグラス)は、今日も過去の事件での犯人からの金銭授受に関する審議を受けさせられている。
「クソッタレ、スーツ野郎が・・!!」

 同僚のチャーリー(アンディ・ガルシア)は、「おまえの潔白を信じている。」


その日の昼、あるランチ・バーでニックとチャーリーは食事をしていた。
突然、サングラスをかけた東洋人らしき男数人が店に入って来て、またたくまに数人の客を刺し殺し、何か、箱のようなものを持ち帰ろうとしていた。
タイミングをはかり、ニックとチャーリーが拳銃を構えると、にわかに銃撃戦に!!東洋人のボス、佐藤(松田優作)は逃げ出した生肉工場の中で、ニックとチャーリーによって辛くも逮捕!!護送されて行った。

佐藤は日本人であることが判明。日本大使館より、佐藤を直ちに大阪へ護送、大阪県警へ引き渡す旨命令あり。ニックとチャーリーが大阪まで護送するよう上司より命令された。
大阪へ向けて、飛行機は飛び立った・・。

監督のリドリー・スコットは、本当は大阪でなく東京を舞台にしたかったらしいです。
しかし、最近はフィルム・コミッションなどもできて、都会の撮影もしやすくなったようですが、いま2008年10月とすると、約20年前の映画ですから、撮影に縛りがかなり多かったらしいです。群衆を繁華街に集めてパトカーを何台も停めて・・というのはしっかりしたフィルム・コミッションがないと、許可にならなかったのかもしれません。
 ですから、大阪のバーのシーンは、ハリウッドのセットでとったらしく、「こんなバーねえぞ日本には!!だいたい健さんのドリンクはいったい何なんだ!?」という声も続出!!
 警察がアジトに突っ込んだシーンでも「今のやくざさんは、ふんどし一丁でいないでしょう!?ガッツさん!!」
って感じですよね(^^♪。
菅井の親分(若山富三郎)の家のテレビは何故かマージャンの牌が並んでるし・・。
書き出したらきりがないっす。

でも、そんなことは全てチャラにしても余りあるスコット監督の映像美!!
飛行機が大阪に入ってくるときの、夕陽に工場群の煙・・。そんなとこに空港はないような気はするけど、恐ろしいほど美しい・・。

リドリー・スコット監督は、美術畑の出身で、「エイリアン」「ブレードランナー」「G.I.ジェーン」「ハンニバル」「ブラック・ホーク・ダウン」「グラディエーター」「アメリカン・ギャングスター」と、観ていただくとわかるかと思うのですが、とにかく映像が美しいんです。「光と影の魔術師」ともよばれているんですよ。

優作さんの最期の映画となった、本作品。
ラスト近くの格闘シーンは何度観ても、すごいっす。頭が下がりますm(__)m。


監督 リドリー・スコット

出演 マイケル・ダグラス
   高倉 健
   アンディ・ガルシア
   松田優作
   若山富三郎
   神山 繁
   ケイト・キャプショー
   内田裕也
   ガッツ石松
   大野美雪   他

                      










「ボーダータウン~報道されない殺人者~」

2008-10-25 17:29:43 | Weblog
 映画は時として、我々に微笑を与え、感動、そして勇気を与えたりもする。
この映画は我々観客に、まず現実を知ってもらうことを望んでいるのだ。

 メキシコのアメリカ国境の街フアレスで、10代前半から20代後半の若い女性たちが連続して殺害され、その数は地元の警察が確認しているだけで約300件にのぼった・・。
 シカゴで働く新聞記者ローレン(ジェニファー・ロペス)はある日、上司から、フアレスでの事件の取材を命令され、心ならずも現地を訪れた・・。
 フアレスで新聞社をやっている元同僚ディアス(アントニオ・バンデラス)を訪ね、被害者の数は300人どころか約5000人にものぼるかもしれない旨、地元の警察や政治家が情報操作をして報道を弾圧している旨を聞き、新聞記者として、ひとりの女性として危機感をつのらせるのだった・・。
 その時、母親に連れられた一人の少女がディアスの新聞社を訪れ、「例の事件の被害にあって奇跡的に生還したが、真実を報道してくれるのはこの新聞社しかない・・」と助けを求めてきた・・・!!

 この映画は実話に基づいている。
今なお解決されていない実際に起きている連続女性殺人事件である。
 この事件が連続的に起き始めたのは1993年・・。
以来15年間での事件数は推計5000件といわれている。

 被害女性の多くは、アメリカ国境にある「マキラドゥーラ」と呼ばれる工場群で安い賃金で働く女性たちだ。

 グレゴリー・ナヴァ監督は「自らがサンディエゴに生まれ、メキシコ、アメリカ両方の文化、言語で育ち、メキシコにもたくさん親戚がいる」ことなどから、
フアレスでの女性殺害事件について「知ってしまった以上、人間として何もしないで通り過ぎることは出来ない。ならば私に出来る一番良い方法、映画を作って世界に訴えたいと思った」と述べている。

 報道機関が、その自由を奪われることの恐ろしさを痛感する・・。
ナヴァ監督、ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラス他、この映画の製作に携わった全ての人たちに敬意を表したいm(__)m。

そして、一人でも多くの方に、この映画を観てもらいたいと思う。

監督・脚本・製作 グレゴリー・ナヴァ
 
出演 ジェニファー・ロペス
   アントニオ・バンデラス
   マヤ・ザパタ
   マーチン・シーン  他


                「ボーダータウン~報道されない殺人者~」   

 
 
 

「P.S.アイラヴユー」

2008-10-25 05:20:23 | Weblog
 アメリカのとある街。
 夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)を病で亡くしたホリー(ヒラリー・スワンク)
は悲しみにくれていた・・・。
 そんなホリーに、夫ジェリーの声が録音されたレコーダーが届いた!
「これから先、僕からいろいろな方法で10通の手紙が届く。君はその通りにするんだよ。手紙が届くからくりは詮索しないほうがいい。さあ、1通目は明日届くよ!P.S.Ilove you・・・」
 1通、1通、手紙は魔法のようにホリーの元へとどけられていった・・・。
  
 ヒラリー・スワンク、予想を裏切りカワイイですね(笑)
いや、大ファンなんですよ、ワタシ。
「ボーイズ・ドント・クライ」や「ミリオンダラー・ベイビー」のイメージが強かったですから、特に、「ミリオン~」は大好きで何回も観たので、「強いヒラリー・スワンク」というイメージがどうしてもあったので、どうかなと思ったのですが、うれしい裏切りでしたね!
 ストーリー的には、すごく素直でありながらも・・・あとは劇場で観てねー・・!!
 私は途中で男泣きをしてしまいました(T_T)/~~~。

 それぞれの役が、はまっていて、すごく調和がとれていますね。
誰ひとり欠けてもなりたたないという感じがしましたね。

 音楽も素敵で、アコースティックギターをフィーチュアした曲が全編を彩り、ともするとじめっとなりがちなストーリー展開にメジャーコードでカラッとした風を吹き込んでくれています。
                  P.S.Ilove you
お後がよろしいようで・・・m(__)m。

原作 セシリア・アハーン
監督・脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
脚本 スティーヴン・ロジャーズ

出演 ヒラリー・スワンク
   ジェラルド・バトラー
   キャシー・ベイツ
   ハリー・コニック・Jr.
   リサ・クドロー
   ジーナ・ガーション
   ジェフリー・ディーン・モーガン
   ネリー・マッカイ     他



「赤い文化住宅の初子」

2008-10-19 11:52:49 | Weblog
                          「赤い文化住宅の初子」

 今年これまでに観た恋愛映画(DVD)のなかで、一本挙げてくださいと言われたら、私は迷わずこの映画を挙げるだろう。恋愛というよりは純愛・・そう・・まさしく純愛なのだが。

 初子は中学3年生。母は若くして他界し、父は蒸発。兄・克人との二人暮らし・・。
 何はさておき、とにかく貧乏。工場で働く兄の給料と、初子が学校に秘密にしてやっているラーメン屋のバイトでかろうじて暮らしている。住まいは文化住宅のせまいアパートだ。
 母親が好きだった「赤毛のアン」を初子はたびたび読み返している。
「赤毛のアンは嫌いじゃ」と言いながらも、読み返している・・・。

 同級生の男子、三島君とは、友達以上・・・ボーイフレンド・・初子風に言うならば、「ようわからん・・なんでじゃろ・・」な関係・・。
 三島君は「いっしょに東高行こうな!オレが勉強教えてやるけん!」と、内気な初子をいつも励ましている。
 初子も当然高校へ進学したかった。しかし、なんといっても、お金がないのである・・・。

 「貧乏」という、どちらかといえばネガティヴな題材を真正面から描きながらも、見ている人間にえもいわれぬ心地よさを残すこの映画の魅力・・・。
 初子は内気であるせいか、あまり自分の気持ちを表情に出さない。
いやな事があった時も「やっちもにゃーわ」と受け流す。
 その分、初子には内に秘めた情念の様なものを感じるのである。
その辺にタナダユキ監督のねらいがあるような気がする・・・。

 あと、特筆すべきは広島弁(詳細には広島の何処かの地方の方言と思われる)が
出演者に徹底して訓練されており、出てくる役者さんが皆広島弁のネイティブ・スピーカーかと思ってしまうほど素晴らしかった!
 この映画の成功の大きな要素の一つと言えよう。
 「ビスケ食べりぃ・・」

原作 松田洋子

脚本・監督 タナダユキ

出演  東 亜優
    塩谷 瞬
    佐野和真
    坂井真紀
桐谷美玲
    鈴木慶一
    鈴木砂羽
    浅田美代子
    大杉 漣  他


「しあわせのかおり」

2008-10-16 14:11:32 | Weblog
                「しあわせのかおり」

 中谷美紀、「嫌われ松子の一生」「自虐の詩」の激情的な女性像から一転、あるきっかけから中華料理のコックを志す女性を力みなく好演!
 CGもトリックも出てこない、北陸に生きる人々を丁寧に描いた作品である。

 金沢のとあるデパートの出店企画の仕事をしている貴子(中谷美紀)は、巷では
うわさの「小上海飯店」をデパートに出店させよ、との課長命令で、お店に何度か足を運ぶも、店長の王(ワン)さん(藤竜也)は、「あなた、何度来てもむだですよ!」
 ある日「あなた、帰ってください!」と言われた後、ふと気づいて、「すみません・・山定食お願いします・・」
 そんな事が続いたある日、王さんが厨房で倒れてしまった・・・!!

 私も日本海側の出身なので、画面の空の色や、建物の感じで、「あ、これは・・」と思ったら、やはり金沢でした。
 王さんが作り出す中華料理のウマそうなこと・・。
 作品の規模としては小さいのかもしれませんが、普通の暮らしをしていれば、もしかすっと、いいことあっかもしんねえぞ、みたいな気持ちにさせてくれる一本です(^^♪
2008.10月16日現在、首都圏ではシネスイッチ銀座と川崎のチネチッタにて上映中です。私はたまたま封切り日に観にいったら、おみやげに「たまご」をいただきました!小さな幸せでした・・・。

監督・脚本 三原光尋

出演 中谷美紀
   藤 竜也
   田中 圭
   八千草薫
   甲本雅裕
   下元史朗
   木下ほうか 他

 

「戦場のメリークリスマス」

2008-10-14 17:38:07 | Weblog
 「メリークリスマス!ミスターローレンス!」という声を聞くと、「あ、そういえば、そんなのあったなぁ・・」と皆さん思うかもしれない。或いはまだお若い方達は「知りませーん!」かも・・。
 この映画は、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの合作である。
 監督は大島 渚。第二次大戦下のインドネシア・ジャワ島の日本軍捕虜収容所が舞台となっており、戦争をテーマにした映画でありながら、戦闘シーンは一切出てこない・・。私の大好きな映画だ。
 
 1942年、日本の統治下にあったジャワ島のレバクセンバタの日本軍捕虜収容所で、朝鮮人軍属カネモト(ジョニー大倉)が、オランダの男性兵デ・ヨンを犯す事件が発生する。
日本語を理解するロレンス英軍中佐(トム・コンティ)は、カネモトを打ち首にしようとするハラ軍曹(ビートたけし)をなんとか説得しようとするが・・・。
 一方で、ハラの上司で所長の陸軍大尉ヨノイ(坂本龍一)は、捕虜の英国陸軍少佐ジャック・セリアズ(デヴィッド・ボウィ)の処遇を決める裁判に出席していた。
なにかしら、セリアズに魅かれるものを感じたヨノイは、
「To be ..or not to be...that is the question..selias..!!」
プライドを捨て、生き残るよう諭すが・・・。

 この映画は、男しか出てきません(笑)!!いや、わろたらあかんよ、ほんま、
男しか出てこない上に、上映時間が長い!!
それでも、時間を感じない!(オレだけやろか!?)
 オープニングの「Merry Christmas Mr.Lawrence」という題字にテーマ曲がかぶると、何度見ても背すじがぞくぞくします!!

 なんか、大島監督が伝えたかったテーマみたいなものはあるんだろうけど、
ワシごときには感覚的なものしかわかりませんm(__)m。
 一つ言えることは、時にむしょうに、この映画を観たくなるということです。

原作 ローレンス・ヴァン・デル・ポスト「影の獄にて」「種子を蒔く者」

監督 大島渚

音楽 坂本龍一

出演 デヴィッド・ボウィ
   坂本龍一
   トム・コンティ
   ビートたけし
   ジャック・トンプソン
   内田裕也
   ジョニー大倉
   金田龍之介
   室田日出男
   戸浦六宏   他                 



「自虐の詩」

2008-10-08 10:56:53 | Weblog
 「前略、おがあさま、わだすは、いつになったら、幸せというものを、つかみとれるんでしょうか・・・?」
 え~名作です(笑)。いや、冗談ぬきで!
 原作はマンガらしいですが、私は読んだことはありませんm(__)m。
監督 堤幸彦、主演 中谷美紀。この組み合わせだけで私は8割方「いい映画だろうな」と勝手に喜んだのをおぼえています。そう、なにせ、「ケイゾク」のコンビですから・・・。

 主人公の森田幸江(岡珠希・幸江の中学生の頃)は絵に書いたような貧乏。東北の気仙沼近くの町でおやじさん(西田敏行)と暮らしているが、貧乏で学校の教材費も払えない・・。
 同じクラスに熊本さん(丸岡知恵・中学生の頃)という貧乏な友達がいて、いつも2人でからかわれていた。
 ある日、幸江のおやじさんが銀行強盗をやろうとして逮捕され、もう学校、町中から冷たい扱いをうけるようになった幸江は、途方に暮れていると、熊本さんが、
「この町さ出て東京さいげ。そいでこのまぢに二度とけえってくんな・・。そうすればちっこら幸せになれるべ・・・。」
二人は永遠の友情を誓い、幸江は見知らぬ街、東京へ旅立っていった・・・。

大人になった幸江を中谷美紀、そのつれあいの粗暴な男を阿部寛が演じ、舞台は、
何故か大阪になっとります。有名なちゃぶ台ひっくり返しのシーンが繰り広げられるわけでございますが・・。
私、この映画、ツボにはまるんですかね・・。後半に入ると、涙腺スイッチがオンになって、男泣きしてまうんですわ(T_T)/~~~!!
中谷美紀、すごい女優さんですm(__)m。ぐしゅぐしゅ・・・。

原作 業田良家

監督 堤幸彦
出演 中谷美紀
   岡 珠希
   阿部 寛
   西田敏行
   遠藤憲一
   カルーセル麻紀
   名取裕子
   アジャ・コング
   丸岡知恵  他


 

「告発の行方」

2008-10-07 13:50:41 | Weblog
 現代アメリカでは避けて通れない犯罪、レイプを題材に真っ向から描いた作品。
とある街の場末の酒場で、主人公のサラ(ジョディ・フォスター)は屈強な男たちによってピンボール台の上に乗せられ、何人もの男にレイプされてしまった。
まわりで見ている男たちも、手をたたいてはやしたて、レイプを煽っていた。
 中に一人だけ、外の公衆電話に走ってゆく青年がいた!警察にTELしている様子だ・・・・!!
 この映画のテーマともいえる「被告側(男達)は和姦を主張」
              「レイプを煽った男達を裁けるかどうか」
この二点に後半のストーリーはフォーカスをしぼってゆく。
ジョディ・フォスターの熱演が素晴らしい、立錐の余地も無い硬派な映画である。
この演技でジョディ・フォスターはアカデミー主演女優賞を獲得した。

監督 ジョナサン・キャプラン
脚本 トム・トポル

出演 ジョディ・フォスター
   ケリー・マクギリス
   バニー・カールソン
   レオ・ロッシ
   アン・ハーン
   カーメルン・アルジェンツィア
   スティーヴ・アンティン
   トム・オブライエン
   ピーター・ヴァン・ノーデン
   キム・ゴンドラソフ  他


「おくりびと」

2008-10-02 20:35:17 | Weblog
 人は生まれてきた以上、必ず死にます。「死」というものを、新たなる旅立ちと
考えて、この映画が生まれたのだと私は思います。
主人公の小林大悟(本木雅弘)は、東京のあるオーケストラでチェロを弾いて生業としてきたが、突然そのオーケストラが解散してしまった。
途方に暮れた大悟が、妻の美香(広末涼子)に「山形に帰ろうかな・・」反対覚悟のはずが、「いいんじゃない。亡くなったお母さんの家があるんだから・・」
 二人の山形での生活が始まったが、大悟は、ひょんなことから、亡くなった人を棺に入れる「納棺師」なる仕事を始めることになる・・・。
 モッくん、いい俳優さんになりましたね・・。
おじさんは嗚咽するほど泣いてしまいましたよ。いい映画をありがとう。

監督 滝田洋二郎
脚本 小山薫堂
音楽 久石 譲

出演 本木雅弘
   広末涼子
   山崎努
   余貴美子
   杉本哲太
   峰岸 徹
   山田辰夫
   橘ユキコ
   笹野高史
   吉行和子 他