ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ナイロビの蜂」

2008-12-31 16:50:32 | Weblog
 ジョン・ル・カレの同名小説を「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督が映画化したもの。

 ケニアのナイロビに駐在している英国外交官のジャスティン・クエイル(レイフ・ファインズ)は、妻テッサ(レイチェル・ワイズ)と二人暮らし。

ある日、妻が旅行先で殺害されたとジャスティンに知らせが入った・・!

これよりネタバレ入ります。

身元確認にいったが、壮絶なリンチの跡があるにせよ、それは間違いなくテッサ本人であった。

地元警察は「強盗に殺された」としているが、ジャスティンは腑に落ちなかった。

ロンドンからナイロビへ来てからの彼女の行動、遺品などから、テッサはスリービーズ製薬の結核新薬、ダイプラクサの

アフリカにおける人体実験の真実を暴こうとして殺されたに違いないことにジャスティンは気付く!!

この作品、ストーリーが前後するうえに、「何年前・・」とか「三日後・・」とかの表示が全くないもんだから、

最初観た時は、「え~~え・・?」という状態でしたね・・。

それと、もっとサスペンス色が強くてハラハラドキドキを期待して借りたら、そういうのあんまりなし・・(T_T)/~~~。

どっちかっつうと社会派・・・。夫婦の絆とかよくわかんないしー・・。

つたない知識で考えると、結核の新薬の実験体にされてるわけですよ・・。

死亡率も結構高いのに。

でも、結核って普通、乾燥地帯では流行しないし、まぁ、ナイロビ近郊は、サバナ気候だろうからいいのか・・・??

私的には、もっと、追跡とかしてハラハラドキドキしたかったな~と・・・。

映画『ナイロビの蜂』
原作 ジョン・ル・カレ

監督 フェルナンド・メイレレス

出演 レイフ・ファインズ
   レイチェル・ワイズ
   ダニー・ヒューストン
   ユーベル・クンデ
   ピート・ポスルスウエイト
   ビル・ナイ        他




「つぐみ」

2008-12-31 13:51:43 | Weblog
 これほどに胸がしめつけられるような日本映画に久しぶりに出会った。(1990年の作品だから、私が
見逃していただけなのね・・(T_T))。

牧瀬里穂一世一代の当たり役!!こんなにいきいきと、水を得た魚のような演技と存在感・・牧瀬里穂ってこんな素晴らしい女優さんなのね!この役は、彼女以外できない・・と思わしめる圧倒的なインパクト・・・。舞台になった西伊豆の小さな町、松崎町はつぐみやまりあ(中嶋朋子)の故郷としてこの映画に切ないほどの郷愁の念を抱かせる・・・。真田広之も抑えた演技で好感がもてる。

まだご覧になっていない方、是非、観てください(~_~)。心がちょっと、澄んできます・・。

監督 市川 準

出演 牧瀬里穂
   中嶋朋子
   白島靖代
   真田広之
   安田 伸
   渡辺美佐子
   あがた森魚
   高橋節子
   下條正巳   他

(元のブログより)


「39-刑法第三十九条ー」

2008-12-31 13:07:08 | Weblog
刑法第三十九条 心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セズ 心神耗弱者ノ行為ハ其刑ヲ減軽ス

東京、豊島区にて殺人事件発生。被害者は、 畑田修とその妻、恵。恵は妊娠中であり、胎児ともども腹部を
 
包丁にて切り裂かれていた。現場に落ちていた演劇のチケットを手掛かりに、包丁についていた指紋を照

合。劇団員の柴田真樹(堤真一)を逮捕するに至った。

国選弁護人として、人権派で知られる弁護士、長村時雨(樹木希林)が選ばれた。

裁判が始まり、第一回公判、裁判長が柴田に罪状認否を問いかけると・・被告は人格が豹変したように

意味不明の言葉をすごい勢いでまくしたてた。

それを見た長村弁護人は、「裁判長!被告人の司法精神鑑定を請求いたします!」

被告人、柴田真樹は司法精神鑑定にかけられることになり、鑑定医として、精神科医の藤代実行(杉浦

直樹)、その助手として同じく精神科医の小川香深(鈴木京香)が選ばれた・・。



この映画ほど見終わった後に考え込んだ映画はないかもしれない。
森田芳光だから作れたすごい作品である。
一人でも多くの方に見ていただきたい。

映画『39-刑法第三十九条ー』
脚本 大森寿美男
監督 森田芳光

出演 鈴木京香
   堤 真一
   杉浦直樹
   岸部一徳
   江守 徹
   樹木希林
   吉田日出子
   山本未来

(元のブログより)