ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「青い鳥」

2008-12-01 01:32:36 | Weblog
 11月30日午後6時30分新宿武蔵野館にて・・。
「す、すべて忘れて、い、い、一からやり直すなんて、ひ、卑怯だ・・!」

阿部寛演ずる村内先生の、この言葉がずーんと私のからだを突き刺しました・・・。

いじめにより自・殺未遂事件があった東ケ丘中学2年1組・・。
自・殺を図った野口君は転校してしまった。

担任の先生は重圧から逃れるように休職に入っていた。

代用教員としてやってきたのが、村内先生(阿部寛)である。

彼は極度の吃音(どもり)であった。

最初の授業・・皆の顔を教壇からひとしきり眺めて、「に、日直、の、野口君の机と椅子を
も、元どおりに持ってきてください・・。」

ざわつく教室・・。そして今はもういない野口の机を元の場所に置いて「の、野口君、おはよう・・」・・・。教室はざわざわ・・。

この日から毎日、村内先生は、「野口君、おはよう」を続けるのであった・・。


この映画の村内先生は、言葉少ない。だから、話す時は、本気で話す。
また、本気で話してくる相手に、本気で対応しなければいけない、とも言う。

いじめたことを悔いて反省して一からやりなおす・・・「ひ、卑怯だ・・・。野口君は、こ、このクラスのことを一生忘れないぞ・・・!それなのに、いじめたことを悔いて反省して、一からやりなおすなんて、卑怯だ・・。」

この映画の感想は観た人さまざまだろうと思う。

何もいったんおさまった事を蒸し返す必要はないじゃないか・・・と思う人も多く
いるであろう。

私は、もし自分が・・・と仮定して考えると、さまざまな答えが見つかる。

今度、原作も読んでみたいと思う。         映画「青い鳥」。


原作 重松清

監督 中西健二

出演 阿部寛
   本郷奏多
   伊藤歩
   井上肇
   重松収
   岸博之
   太賀
   鈴木達也   他