「THE 4TH KIND フォース・カインド」
ユナイテッドシネマ・豊島園にて。
監督・オラントゥンデ・オスサンミ
この作品は、アラスカ北部の街ノームで、心理カウンセラーをしていたアビゲイル・タイラー博士が実際に経験した恐るべき“超常現象”を、実際に撮影されたビデオの画像と関係者の証言を元に、映画化したものである・・。
う~ん、どうなのかな~??
この手の作品は“超常現象”(例えばUFOとか)を信じる方と信じない方で、評価は大きく分かれると思いますな~。
私自身はUFOはあまり信じないほうなんですが・・(大槻ケンヂのUFOや「ムー」にまつわる話は大好きですが(笑)!)
この映画のトピックは、その斬新な映像構成ですな。
解りやすく言うと、スクリーンの左半分が、実際に家庭用ホームビデオで撮影された映像、右半分がそれを元にした再現映像・・。
名付けて「映像分割構成法(仮)」!!(誰って、ワシが名付けたんや(笑)!)
いや、誰が考えついたか知らんのですけど、妙な説得力があったのは確かですわ!
ストーリーは、ネタバレちゃうと悪いのであまり書きませんが・・。
このノームの街の住民に、睡眠障害が広がっていて、ある日その患者さんをカウンセリングしたタイラー博士は、患者さんの愁訴にある共通点があることに気付く・・。
といった感じですね~。
空撮で映るノームの街が曇っていてどことなくうら寂しげで、それだけでゾワゾワ~ッとはしましたね~。
これがフィクションだったら、もろ手を挙げて「良く出来ている!」と、言いたいところなのですが・・。
ストーリーの随所に、タイラー博士本人のインタビューがインサートされるのですが、一瞬「えっ・・」と、思ってしまうほど、生気が無いんですな・・。
もう少し、暖かな感じのメイクをしてあげればいいのに・・逆に映画的には生気が無いくらいのほうがイメージとしていいのか・・。
こういう実話を映画にして公開することの“意義”を考えてしまいました・・。
もちろんこれは「商業映画」ですから、興行的に成功することが第一義なのでしょうが・・。
例えば、1977年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」(原題「Close Encounters of the Third Kind」直訳は「第三種接近遭遇」)
は、明らかに、ファンタジーの要素があり、娯楽映画の要素も兼ね備え、そして未知なる生命体へのポジティブな強い思いがスクリーンいっぱいに広がっていました・・。
そう思うと、「THE 4TH KIND」という映画のねらいとは・・?
まぁ、堅いことは抜きにすれば、「蒲田行進曲」の銀ちゃんじゃないっすけど
「売れてんのかぁ、この映画!?」
と言われれば、結構お客さん入っているみたいなのでいいんでしょうな~。
ミラ・ジョボビッチがこの映画のインタビューで
「自分では理解できない事もあるんだ、と思えるようになった」
と、言っておりました。私にとってもこの一言が、この映画を観終わった感想であります・・。
ひきばっち的満足度★★☆
ユナイテッドシネマ・豊島園にて。
監督・オラントゥンデ・オスサンミ
この作品は、アラスカ北部の街ノームで、心理カウンセラーをしていたアビゲイル・タイラー博士が実際に経験した恐るべき“超常現象”を、実際に撮影されたビデオの画像と関係者の証言を元に、映画化したものである・・。
う~ん、どうなのかな~??
この手の作品は“超常現象”(例えばUFOとか)を信じる方と信じない方で、評価は大きく分かれると思いますな~。
私自身はUFOはあまり信じないほうなんですが・・(大槻ケンヂのUFOや「ムー」にまつわる話は大好きですが(笑)!)
この映画のトピックは、その斬新な映像構成ですな。
解りやすく言うと、スクリーンの左半分が、実際に家庭用ホームビデオで撮影された映像、右半分がそれを元にした再現映像・・。
名付けて「映像分割構成法(仮)」!!(誰って、ワシが名付けたんや(笑)!)
いや、誰が考えついたか知らんのですけど、妙な説得力があったのは確かですわ!
ストーリーは、ネタバレちゃうと悪いのであまり書きませんが・・。
このノームの街の住民に、睡眠障害が広がっていて、ある日その患者さんをカウンセリングしたタイラー博士は、患者さんの愁訴にある共通点があることに気付く・・。
といった感じですね~。
空撮で映るノームの街が曇っていてどことなくうら寂しげで、それだけでゾワゾワ~ッとはしましたね~。
これがフィクションだったら、もろ手を挙げて「良く出来ている!」と、言いたいところなのですが・・。
ストーリーの随所に、タイラー博士本人のインタビューがインサートされるのですが、一瞬「えっ・・」と、思ってしまうほど、生気が無いんですな・・。
もう少し、暖かな感じのメイクをしてあげればいいのに・・逆に映画的には生気が無いくらいのほうがイメージとしていいのか・・。
こういう実話を映画にして公開することの“意義”を考えてしまいました・・。
もちろんこれは「商業映画」ですから、興行的に成功することが第一義なのでしょうが・・。
例えば、1977年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」(原題「Close Encounters of the Third Kind」直訳は「第三種接近遭遇」)
は、明らかに、ファンタジーの要素があり、娯楽映画の要素も兼ね備え、そして未知なる生命体へのポジティブな強い思いがスクリーンいっぱいに広がっていました・・。
そう思うと、「THE 4TH KIND」という映画のねらいとは・・?
まぁ、堅いことは抜きにすれば、「蒲田行進曲」の銀ちゃんじゃないっすけど
「売れてんのかぁ、この映画!?」
と言われれば、結構お客さん入っているみたいなのでいいんでしょうな~。
ミラ・ジョボビッチがこの映画のインタビューで
「自分では理解できない事もあるんだ、と思えるようになった」
と、言っておりました。私にとってもこの一言が、この映画を観終わった感想であります・・。
ひきばっち的満足度★★☆