ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「天然コケッコー」

2008-12-03 14:17:57 | Weblog
全校生徒あわせて6人のド田舎学校に、東京の香りを乗せて、チョイイケメンの

大沢広海が転校してきた!!

原作はくらもちふさこさんの少女まんがということであります。

舞台は島根県の浜田のさらに田舎の方だと考えられます・・一応木村町となっております・・。

主人公は、6人の生徒の中では一番年上の、中学2年生、右田そよ(夏帆)。

方言丸出しのそよに、東京から、生まれて初めての「同級生」がやってきた!!

「あれぇ・・いけめんさんじゃのぅ・・・♡」すでに胸がときめいているそよ・・。

広海(岡田将生)はちょっとイジワルでクール・・・。

そんな広海に、だんだん惹かれてゆくそよ・・♡

イジワルでも、徐々にそよを好きになってゆく広海・・・。

ああ、かわいそう、シゲちゃん・・(T_T)/~~~(観ていただけば解ります)

そんな二人も中3になり、広海は東京の高校を受験すると言い出す・・・。


まぁなんて素敵な映画なんでしょっ!!監督の顔が観たいわ!!

ストーリー的には、それほど起伏に富んでいるわけではないのだけれど、それが逆にいいんですよ・・。

島根県の田舎の自然の中で、海へ行ったり、お祭りへ行ったり・・その営みを、そよと広海を軸にして描く・・・。

内容はまったく違いますが、どことなくホゥ・シャオシェン監督の「恋恋風塵」

をほうふつとさせるような田舎の風景・・。アップを多用しないカメラワーク。

そして私がよく触れている「方言指導」!!私は夏帆を観るのが初めてなので、もしかしてネイティブ・スピーカーかと思ったほど・・!!
学校の一番下の学年のさっちゃんに至っては、(いや、この子でこの映画の半分くらい持ってってますよ)絶対島根の子だろうといまだに思っていますよ・・。

日本映画、素敵になってきましたね!!

エンドロールに流れるくるりの曲も、この映画のイメージを切なく歌ってくれています・・。

脚本 渡辺あや

監督 山下敦弘

出演 夏帆
   岡田将生
   夏川結衣
   佐藤浩一
   柳英里沙
   藤村聖子
   宮澤沙耶  他






「愛を乞うひと」

2008-12-03 08:22:50 | Weblog
前のブログからお引越ししてきました!!

 「アッパー、やっとみつけたよ・・」

照恵(原田美枝子)とその娘、深草(野波麻帆)は、照恵の父、陳文雄のお骨を持って三鷹のお寺をあとにした・・。

時はさかのぼり、照恵が5才のとき、昭和20年代中ごろである。

父、文雄(中井貴一)は結核で入院していた。優しい父であった。

病床で、手に持った手鏡の光を天井にあてて、「ごらん照恵、あれがアッパー(おとうさん)の生まれた

台湾だよ・・。どこまでも広がるさとうきび畑・・。病気が治ったら、アッパーと一緒に行こうね」

やがて文雄は亡くなり、ホステスをしている母親の豊子(原田美枝子・二役)に照恵はひきとられてゆく・・・。

この映画は何回も観た、にもかかわらず、なぜかふいに無性に観たくなる・・。

DVを受けたことがある人も、ない人も、なぜかDVしてしまっている人にも、

是非、みてほしい映画だ。

監督 平山秀幸
原作 下田治美

出演 原田美枝子
   中井貴一
   野波麻帆
   國村 隼
   うじきつよし
   小井沼 愛
   モロ師岡   他