白髪

時々妻から
「あれっ、また白髪増えた？私、苦労させてる？」
と言われてきた。
確かに３０にしては少し目立つかなとは自分でも思う。

今回Ａさんも、いっしょにいる時、ふとこのように尋ねてきた。
「Ｏｈ、グレイヘアーが多くなりましたかー？」
久しぶりに会う彼女が言うのだから、違いがあるのだろう。

別にショックを受けたわけではないけれど、どうして白髪ができるのか知りたくなったので調べてみた。
「白髪について」で検索したら、いくつかのサイトが出てきた。
メラニン色素が生成されないと白髪になるそうなのだが、その原因は不明らしい。
ただ様々な要因が複合的にあるとの説明もあった。
老化現象、遺伝、生活環境、疾患、ストレスなどなど。

ちなみに聖書でも「しらが」に関する記述がある。
これらの句は、明らかに年配の方々の「しらが」についてであるが。

「しらがは光栄の冠、それは正義の道に見出される。」（箴言１６：３１）
「若い男の光栄は彼らの力。年寄りの飾りはそのしらが。」（箴言２０：２９）

これらの表現の背景には、「神様は、正しい人々を長寿をもって祝福される」という意味が込められている。
「しらが」が長寿の象徴として表現されている。
ただし、言うまでもなく例外はある。
キリスト教の歴史の中でも偉大な人物が必ず長生きをしたかというとそうではない。
また、長生き＝祝福、短命＝不幸という考え方も、私個人としては、短絡的で間違っていると思う。
ただ神様の祝福の一つの表れ方として「しらが」に象徴される長寿があるということだと思う。

聖書の示す「永遠に生きる」世界のことを思えば、この世界で過ごす時間は比較にならないくらい短い時間だろう。
この地上での祝福された長寿も、その延長線上にある永遠の世界を見失っては何にもならない。
生涯をどのように過ごすかは、私たちに委ねられている。

「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義となるためです。私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。神は言われます。『わたしは恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。』確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」（コリントⅡ５:２１，６：１，２）

「こうしてあなたがたは、地上の残された時を、もはや人間の欲望のためではなく、神のみこころのために過ごすようになるのです。」（ペテロⅠ４：２）