マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

この方

2006-06-28 12:06:34 | 聖書通読
今朝読んだ聖書箇所:旧約聖書 マラキ書3章

特にその中でも2節-4節に心が留まった。
「まことに、この方は、精錬する者の火、布をさらす者の灰汁〔毛織物の工程で、洗浄のために(アルカリ性洗剤として)植物の灰を使用していたそう〕のようだ。この方は、銀を精錬し、これをきよめる者として座に着き、レビの子ら〔神に仕える祭司職〕をきよめ、彼らを金のように、銀のように純粋にする。彼らは、主に義のささげ物をささげる者となり、ユダとエルサレムのささげ物は、昔の日のように、ずっと前の年のように、主を喜ばせる。」

この方とは、やがて来るメシアを指している。
このマラキ書3章の預言どおり、先駆者ヨハネが現われ、その後イエス様が現われる。
新約聖書の福音書の記録のとおりである。

上記の聖書箇所は、このイエスという方を、きよめる者、純粋にする者として紹介している。
「レビの子ら」祭司職にある者、つまり神様に仕える者は、この方によってきよめられると聖書は教えている。
しかも、主を喜ばせるささげ物は、この方のきよめを受けた者からささげられる。

この箇所から、「きよめ」と「神様の喜ばれるささげ物」の源を考えさせられた。
私たちの善良さや向上していこうという意識や行為よりも、礼拝やささげ物をするにふさわしい者に私たちを変えてくださる方(キリスト)に重点が置かれていることに注意したい。
それは、まさに新約聖書が私たちに伝えようとしている、メッセージである。
イエス様にあって、この私も神様に喜ばれる礼拝者とされていることを感謝している。
また、イエス様を信じる者はすべて、どんな境遇や性格や社会的な立場の人であっても、真の礼拝者となれる、と信じている。

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