11/15~11/18。東京へ出張。今回は建物や家具をゆっくり見る時間は無かったのですが、17日(土)に少しだけ原宿・青山方面へ出掛けました。週末だからなのか、あるいはいつもそうなのか、原宿駅前もカフェも明治通り交差点も大量の人、人、人・・・。
最近急に寒くなってきましたが、表参道のケヤキ並木も紅葉の見ごろはまだ先のようです。
こちらは久しぶりに訪れた表参道ヒルズ。早くもクリスマスっぽいイルミネーションです。
ヒルズ内の各店舗は有名デザイナーによるもの。写真左はデザイン家電の「アマダナ」。右は和菓子の「トラヤカフェ」。
どの店舗も地方にはあまりないような高級感あふれるたたずまい。その他の店舗でも木や石や土壁などの有機的な材料が少なからず使われています。住宅に限らず店舗でもますますこれらの材料のニーズが高まってくるのでしょうか。
今回は時間が少なく東京ミッドタウンまでは行けず。次回はぜひ21_21 DESIGN SIGHTを見てトシ・ヨロイヅカへ行かねば!
去年の夏、高知県の足摺岬を車で走っていた時のこと。道路脇に不思議な建物を発見しました。そしてその前にたたずむ長髪ヒゲの怪しげな男2名。その時は相方と、うわっ変わった家があるぞ~と言って通り過ぎてしまったのですが、それ以来あの建物が気になって仕方がない。
で、今年の夏。再び足摺岬へ。その建物がこちら。
幅約3間、奥行き約1間ほどの小さな建物。赤く塗られた板葺きの屋根。抜群のプロポーション。こんなに小さいのに、周りの景色と調和してるのに、それと同時にある圧倒的な存在感。すごい。
この建物、看板には「cafe たぬき」とある。しかし残念ながら休みらしい。夏休み中だからまた来てね、などと書かれた看板が壁に打ち付けられている。ちきしょう、また来年も行かんと(笑)。ぜひここでコーヒーを飲んでみたい。
土佐清水市より県道27号線(半島の東側道路)を足摺岬へ向かうと道路沿いにあります。一見の価値ありです。
■ カフェたぬき/高知県土佐清水市大谷付近/土日限定営業らしい
東京・渋谷の表参道周辺には、有名建築家の設計した建物が数多く存在する。今回はこれらの建物と、いくつかの家具・インテリア関係の店を見に行く。JR原宿駅から、代々木体育館(丹下健三氏の設計)を眺めつつ表参道を青山方面に進むと、「表参道ヒルズ」が見えてくる。2006年完成、設計は安藤忠雄氏。
表参道のケヤキ並木を意識し、建物の高さを極力抑えているそうだが、ボリュームは想像していた以上。外観は低層部のカーテンウォールの上に、コンクリート打放しのハコを乗せた構成。夜になると上層のコンクリート部分が、ガラスの上に浮かんだように見えるのだろう。すっきりとした印象だが、250mにも及ぶ長さの建物としては、やや変化に乏しいとも感じる。
内部は、中央吹き抜けの周りにらせん状のスロープがあり、これが各フロアを繋いでいる。エレベーターや階段を使うことなく、各階の店舗を見て回れるのはなかなか楽しい。このスロープは、表参道と同じく5%の勾配とのこと。しかしぐるぐる回るためか、「ここは何階やろか」と言いながら右往左往しているおばちゃんも多数。店舗は、地方に暮らしている身からすると信じがたい程高額な飲食店やら、高級ワイン、高級チョコレートの店など。もう少しオトナになったらまた来ます・・・
続いては「TOD´S表参道」。設計は伊東豊雄氏。
ケヤキ並木をモチーフとした外観。コンクリートとガラスのみのシンプルな素材ながら、その存在感は周辺のビルの中でも突出している。近づくとガラス越しに内部の鉄骨フレームが見える。外部のコンクリートもそうだが、大変な施工精度が要求された現場だったことが想像される。
その後、「キャットストリート」を渋谷方面へ。「hhstyle.com/casa」 (設計・安藤忠雄氏)や「カッシーナ・イクスシー」のショップなどを見る。限られた時間だが、大いに刺激を受けた1日だった。