高倉設計事務所のブログ

建築設計事務所の日常をチラリと報告

丸脚のダイニングテーブル

2014年11月09日 | 家具

ダイニングテーブルを作らせていただきました。



お客様のご希望で丸脚のテーブル。北欧の家具をイメージしてテーパーをつけています。
機械で回転させながら削って作るこの脚。初めて作りましたが結構技術が必要です。
天板も分厚い無垢材ながら同じくテーパーをつけ、薄く見せています。

家具は家の印象を劇的に変える。家にとって非常に重要なもの。
さらに皆様に気に入っていただける家具をこれからも追及していきたいと思います。


タイル2

2014年11月08日 | 設計の仕事

前回に続いてタイルを使った個性的な水回り空間をご紹介。


グレーのような、それでいて微妙に青いタイル。1枚1枚に色ムラがあるのがステキ。


曲面のタイル。見る角度によって様々な表情になる。


濃いブルーの塗装にカラフルなモザイクタイル。
ちなみにこれらは全て店舗ではなく、住宅のトイレです。


これは十和田石の浴室。水にぬれると青っぽい色に変わる綺麗な石。


トイレやお風呂は他の空間から独立しているので、思い切った色や材料を使うのも面白いしおススメです!


タイル

2014年11月03日 | 設計の仕事

家を建てるとき、タイルにこだわるヒトが多い。最近は輸入品など各メーカーが個性的な商品をそろえているから、選ぶほうも大変だ。
最近完成した家から、タイルの例をいくつかご紹介。









鳥取牛骨ラーメン

2014年11月02日 | こんなん食べました

前回に続き鳥取ネタです。
せっかく来たからにはご当地グルメを食べたい。で、色々調べてみると鳥取には全国的にも珍しい牛骨で出汁を取るラーメンがあるらしいのです。
ラーメンのスープと言えば普通は豚骨か鶏ガラ。牛骨の出汁なんて聞いたことないです。これは是非食べたい!

さらに調べていくと、鳥取県の中でも特に西部地域(米子、倉吉など)に名店が集中しているようです。どうせなら本場中の本場で食べよう!
目指すは倉吉市の「香味徳(かみとく)」。



こちらがウワサの牛骨ラーメン!!





見た目はごく普通の中華そば、という感じ。でも一口スープを飲むと明らかに普通じゃない。なんだろう。豚骨にはない独特の風味。こってりだけどスッキリ。焼肉屋さんのテールスープを思い出す。そんな味です。麺は中太のちぢれ麺。

ウマイです。かなり。
次回は別の店にも行ってみたいと思います!


ちなみに、倉吉市は歴史的な建物が多く残る町です。
建築に興味がある方はラーメンの後、腹ごなしに倉吉散策をお勧めします。
シブい建物がてんこ盛りです。





投入堂

2014年11月01日 | 建物探訪

少し前の話ですが、鳥取県に行ってきました。近いようでそこそこ遠い鳥取。あまり行く機会も無く、考えてみると小学生以来の訪問。久しぶりに訪れたのは、前々から是非見てみたいと思っていた建物があるからです。

三徳山三佛寺の奥院。投入堂(なげいれどう)と呼ばれる建築物。国宝です。ほぼ垂直な岩壁の僅かな窪みに文字通り、投入れられたかのように建っています。

美しいとかスゴイとか一般的な感想の前に、一体どうやって建てたのかを考えるのは悲しい職業病。現代でも「ここに寺を建てるぞ!!」とか設計士が言ったら、職人さんに「おめえバカか!出来るわけないだろ!」って怒られるのは間違いないですね。

ちなみにこの建物は平安時代の作。昔のヒトはホントにスゴイ!

一見無造作に見える柱も、手前の2本を極端に長くしているのはおそらく意図的。より浮遊感を演出するためのデザインだと思います。斬新です。古い建物だけど斬新すぎです。

投入堂までは最寄りの駐車場から1時間弱の道のりですが、多少気合が必要な山道です。危険な箇所もありますし、事前によく調べてから行くことをお勧めします。