先週の三連休はずっと愛媛県今治市で仕事をしていたのですが、宿泊していたホテルの目の前には今治市役所や今治市公会堂がありました。
これらは巨匠・丹下健三の初期の作品。散歩がてら早起きして見学してきました。
この建物は保存のため、既に数億円かけて改修工事が行われているそうです。
香川県の丹下作品である香川県庁舎や県立体育館は解体か保存か検討中のようですが、歴史的に重要な建築物であり、是非残してほしいと思います。
豊島へ行ってきました。
ようやく来れた豊島美術館。
様々な雑誌や多くのブログ等に登場しているので、いまさらかとは思いますが、とても、とても良かったです。
建築も内部の作品「母型」も素晴らしかった。
開口部から見える空や緑も素晴らしかった。
そしてロケーションがいい！
香川県にこんな場所があったなんて・・・
美術館に併設されたカフェ。
こちらも落ち着く空間でした。
こんな家もいいな。
とても刺激を受けた一日でした。
是非また訪れたいと思います。
高知県香南市の住宅の竣工写真が出来ました。
なかなかホームページが更新できないので、まずはこちらで先行公開いたします。
去年はホームページの更新をサボってしまったので、竣工物件の写真がたまってます・・・
少しづつ掲載していこうと思いますので、お楽しみに！
「牟礼の家」の現場へ。
内部工事も順調に進み、２月中旬には完成予定。
この家は鉄骨構造によって生活空間をすべて２階へ持ち上げています。瀬戸内海と小豆島、それに五剣山や周りの山々の緑。それらを楽しむにはどんなカタチが良いか。それを考えた結果、この家のデザインが決まりました。
土地の風景を読み取り、地域の歴史を尊重し、そこから自然と形作られるデザインを素直に表現すること。
そうやって出来た家はきっと魅力的で、長い年月が経っても美しくあり続けると信じています。
大分県の湯布院町は温泉で有名なところですが、それ以外にもセンスのいい宿やカフェ、様々なショップや美術館などが混在しているとても魅力的な町です。建物も素材をうまく生かしたものが多く、建築が風景をより美しくしているなと感じます。今回はそんな湯布院で気になった素材、ディテールをご紹介。
写真左。三和土（たたき）の床。畳かむしろで上から押さえつけて表情を付けたもの。光が当たって出来る微妙な影に惹かれました。
写真右。木で仕上げられた外壁。幅、そして厚みもランダムな木。張り方もユニーク。均一なものよりも何かとても自由な感じがします。どちらの写真も温泉宿「無量塔（むらた）」にて。
写真左。鋼板の平葺きで仕上げた天井。外壁や屋根にはよく見られますが、天井の仕上げに使っているのは初めて見ました。自然素材ではないですが、以外に温かみのある仕上げだと感じました。少し歪んだ部分が手仕事の痕跡を残しているからでしょうか。イタリアンダイニング「artegio 」にて。
写真右。竹を使った天井。竹というと和風なイメージですが、赤く色を付けることでモダンな空間のアクセントとなっています。キレイ。お茶の専門店「桐屋」にて。
どれもありふれた素材を使っていますが、そこに一工夫加えることで建築はこんなにも美しく、生き生きとしたものになるのだ！ということを語っているような気がしました。湯布院恐るべし。勉強になりました。