高倉設計事務所のブログ

建築設計事務所の日常をチラリと報告

マンション改修中。もう少し。

2008年02月22日 | 現場レポート

2/22。高松市観光町のワンルームマンション改修の現場へ。現在は壁や天井の仕上げ工事が進行中。

 

写真左。リビング。壁や天井は白色で統一したので、前にも増して明るい部屋に。日当たりも抜群だしここで昼寝したら気持ち良さそうです。一人暮らしなら広さも充分。これならソファーと机とベッドを置いてもまだ余裕です。

写真右。壁に不思議なカタチの開口部がありますが、この中がキッチンスペース。ワンルームのキッチンって、お湯を沸かすぐらいのスペースしか無い場合が結構ありますが、ここではある程度の料理が出来るように配慮しました。もちろん冷蔵庫や食器棚、ゴミ箱なんかを置くスペースも確保。場所はリビングと近いので、微妙に仕切ることにより流しを隠しつつも空間の一体感は残す、そんなことを考えて作りました。
例えば、
友達同士が集まってみんなでご飯を食べる時は必ずこの部屋が会場になるような、そんな使われ方をしてもらえたら嬉しいです。

壁や天井が仕上がると、残る作業は照明器具や衛生器具の設置。もう少しです。完成が楽しみ。


敷地について

2008年02月20日 | 設計の仕事

様々な場所で設計をさせて頂いていると、当然ながら様々な敷地と向き合うことになります。現在計画中のいくつかの住宅の敷地も、それぞれ違った個性と魅力を持っています。設計をする際はそう言った土地の魅力を最大限に生かし、その土地だからこそ生まれるカタチを大事にしたいと思います。もちろんそれは「言うは易し」で、いつも「生みの苦しみ」を味わうわけですが・・・

先日は徳島へ行き、また一つ新しい敷地を見てきました。その場所に家が建つことによって通りや町の風景がより魅力的になる、そんな家を追求したいと思います。


ピザ付き見学会を開催しました

2008年02月18日 | その他

2/17。自然派生協さんや当社HPでも告知しておりました「天然酵母のピザと自然派住宅見学会」を開催しました。ご参加頂きました皆様、寒い中、誠にありがとうございました。

おそらく香川県初の試み(?)であるこの「焼きたてピザ付き見学会」。企画段階から果たしてこんなのに誰か来てくれるのか?と不安一杯でありましたが、当方の予想を超え、香川のみならず徳島県、高知県からもお申し込みを頂きました。本当にありがとうございました。今回のセミナーは、丸亀市にある手作り天然酵母パン「カントリーマム」近石さんのご協力があって実現しました。天然酵母(オリジナルの小麦酵母だそうです)で作った生地のピザとパン、大好評でした。やっぱりモチモチ感が違いますね。しかしピザの写真を撮り忘れてる・・・!

  

住宅見学会やその後のセミナーではご参加の皆様から活発な質問もあり、つたない説明担当者(私です・・・)も大変話やすい雰囲気でございました。今後も定期的にこういったセミナーを開催していきたいと思います。と言っても私自身、あんまり堅苦しいのは好きではないので、これからも異業種の方とのコラボレーションを基本にした、参加する皆さんが楽しめる企画にしていきたいと思います。なので、「献血付き住宅見学会」とか「動脈硬化度測定付き見学会」とかじゃなく、どっちかと言うと「焼肉と生ビール付き見学会」とか「全国お取り寄せスイーツ付き見学会」という方向に行きたいと思います。でもそれじゃあたくさん人が来ても食べるのがメインで、誰も家を見てないかもなあ・・・。

というわけで、次回は一体どんな企画になりますか。また皆様の参加をお持ちしております!


マンションの現場

2008年02月07日 | 現場レポート
2/6。高松市観光町のマンション改修の現場へ。解体工事、続いて設備配管工事が終了し、現在は間仕切り壁の下地(軽量鉄骨)や木製枠(ツガ)を施工中。

 

今回の計画では、既存の設備配管(給水管とか排水管)をほぼそのまま使えるようにキッチンや浴室、トイレの配置を一工夫。コストにも職人さんにもやさしい設計です。(自画自賛)
この現場、完成は今月末の予定。さてどんな部屋になりますか。お楽しみに。

巨匠の背中

2008年02月06日 | 設計の仕事

今年に入ってやや慌ただしい日々を過ごしております。去年から引き続き設計中の仕事に加え、いくつか頂いている新規ご依頼の設計、某プロジェクトのプレゼン資料作成など。ご依頼が多いのは大変うれしく、忙しいのは全く苦にならないのですが、建築基準法改正の影響で、お役所関係へ出向く回数が極端に増加。法的な手続きにかなり時間を費やされています。これがイタイ。法改正については言いたいことは山ほどありますが、オトナなのでガマン(笑)。

  

そんな中、本日も書類を抱えて香川県庁へ。ところでこの庁舎、世界的建築家・
丹下健三による設計で、建築業界ではかなり有名な建物。いつもは足早に通り過ぎるだけですが、ふと足を止め、改めて眺めてみるとやっぱり美しい・・・。建設から半世紀を経ても全く色あせないデザイン。すぐ横にある高層の新庁舎(同じ設計者ですが)など問題にならないほどの存在感。設計者と当時の職人たちの、情熱の塊のような感じさえします。ううむ・・・!自分ももっとがんばらねば。巨匠の背中はまだまだはるか彼方ですが、常に高い志を持って仕事に励みたいと、改めて考えるのでありました。