オホーツクの海である知床は、流氷が流れ着く北限でもある。この流氷が、オホーツクの海を豊かにしていることが、分かった。調査したのはロシアの調査団と日本の調査団の合同チームである。アムール川から流れ込む大量の鉄分(fe)が、流氷により、ふく流水に溶け込んで、知床に実りの春をもたらしていたことが、分かったのである。知床に春が来ると、流氷が溶け出し大量の鉄分も溶け出す。すると、その鉄分を求めて植物プランクトンが大量発生する。そして、それを食する動物プランクトンが発生し、小魚が大量発生するという、自然のサイクルが生まれていたのである。
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