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  カカオ豆を炒って粉にし、砂糖と牛乳と……そして、アフリカの子どもたちの汗と血と涙を加えたもの――それがチョコレート。チョコの製法は、いま皮肉を込めてこう言われているそうだ(石弘之著『子どもたちのアフリカ』)。原料のカカオ豆の生産は、劣悪な労働条件のもと、奴隷のように強制的に働かされる子どもたちによって支えられている。

 一方、東南アジアのマングローブ林も消滅しつつある。タイではすでに87%が消失。インドネシアでも45%が失われたという。その多くは、日本向けのエビの養殖池を増やすためだ。

 マングローブ林の破壊は、生態系を壊し、さらに天然の堤防の働きをも失わせた。スマトラ沖地震の津波被害が、大きくなった要因の一つにも、あげられているほどだ。

 牧口常三郎初代会長は、100年以上も前に、大著『人生地理学』で、自分の身の回りのものから、「自分と世界」のつながりを見よ、と訴えた。チョコやエビを口にすることが、奴隷労働や環境破壊につながっているかもしれないことを、認識しなければならない。

 世界の人々との結びつきなしに、人は生きてはいけない。だからこそ、自分のことしか顧みない「島国根性」を打破する精神革命が不可欠なのだ。

子どもたちのアフリカ―〈忘れられた大陸〉に希望の架け橋を

岩波書店

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