病棟では、患者は、週2回お風呂に、入れてもらうことができる。今日は木曜日なので、僕の番である。若い看護婦さんが、手を繋いでお風呂場までつれてってくれる。途中で、こけそうになり、思わずお尻をつかんでしまった。「いたいなあ」とはいわれたが、患者がすることなので、しょうがないなあと言った感じである。私もチョット、気恥ずかしい思いだった。脱衣場では、服を脱がしてくれ、丸裸になるので、あそこ丸出しである。障害者用の座椅子に座らしてくれ、背中を流してくれる。脱衣場で服を着ていると、看護婦さんが面白いことをいった。「私、今 面白いパンツ穿いてんねんでえ。 お尻がTバックみたいにはみ出してしまうねん。」 思わず笑った。室内が急に明るくなった。彼女といてると、こっちも明るくなる。「へえ、僕は女房のしか、見たことないから、是非見せて欲しいなあ。」 と言ったら、その場がもひとつ明るくなった。これも、看護婦さんのすばらしい明るさが、僕らを励ましてくれているんだ。ありがとう。
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