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 キれる、と 怒る とは違う。辛淑玉さん(人材育成コンサルタント)は指摘する。キれるとは、表現するときの言葉を、失ったときの状態で、人間関係を完全に断ち切るもの。これに対して、怒るとは、言葉で自分の感情をはっきりと表現すること。人間関係を築き、繋ぐことにも通じていく。「怒りの方法」岩波新書。

 「他者に対して怒れるためには、正しいこと、良いこと、美しいことなどについて、価値観や基準が自分の中になければならない」と辛さんは言う。それがあいまいだから、日本人の多くは、”正しく怒る”ことが出来ないのだ。

 事を荒立てないのが、この島国での美徳の一つ。だが辛さんは、きっぱり言う。「奪われてきた怒りを奪還すること」「これは人間性を回復することでもある。」

 真に怒ることを知らなければ、本当の感動を味わうことも出来ないだろう。ともに人間生命の、豊かで鋭敏な働きであるからだ。「日本人は浅い民である。喜ぶにも浅い。怒るにも浅い。」との内村鑑三の痛憤を、今こそ真剣に受け止めるべきである。

怒りの方法

岩波書店

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