ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

宝物は不良品のビー玉

2007年10月10日 | 昭和懐古


先日、意味なく 「ビー玉」 を買った。
なぜか、懐かしさをお金で買ったという罪悪感に襲われた ・・・





私が友達と遊んだのは、昭和40年代前半から中盤頃だった。
当時、私たちの地域では 「ビーダン」 と呼んでいた。男子しか
しない遊びだったが、今思えば、女子の中にもやってみたいと
羨ましく見ていた子はいたのだろうか?
まあ、そんなことはどうでもいいが、今の子供はこの遊びを
知っているのだろうか ・・・ ?

当時は、
ポケットにビー玉5~6個持って、どこへ行っても土があれば穴を掘り
ゲーム開始!だった。(一応、勝ったらもらえて負けたら渡すルール)
道端でも、家の庭でも、学校の校庭でも、どこでも穴を掘って ・・・
雨が降って泥だらけになっても、雨水で穴に水溜りができても
夢中で遊んでましたね。

私たちより上の世代では、ラムネ瓶をわざわざ割って、
中に入っているビー玉を取り出して遊んでいたとかいないとか ・・・
私たちの時代には、もう色々なパターンのビー玉が売られていました。
グリーンやブルーの透明のものがベースでしたが、中に花びら模様が
入ったリーフ玉、白の飴玉のようなミルク玉などがありました。

今のおもちゃも同じだと思いますが、人気の優劣があり、一番人気は
マーブル模様のミルク玉でした。(但し、綺麗なものほど壊れやすい!) 
今の時代のように皆が何でも買ってもらえる時代ではなく、特に、
おもちゃは簡単に買ってもらえるものではありませんでした。ですから、
ゲームに勝って奪い取る?ことに集中していたのかもしれませんね。
楽しいというより、子供なりに必死だった記憶が ・・・ 。

私のお気に入りは、
濃いグリーン(ほとんど黒)でど真ん中に小さな気泡のあるヤツで
いつもポケットに ・・・ もちろん、これは不良品だったのでしょうね。
まあ、不良品であろうが、誰も持ってないコイツは自慢の宝物です。
それが強ければ尚更です。なぜか、手先を使う遊びは得意だった私。
ビー玉も最高200個くらいになっただろうか ・・・ 一度も買った記憶がない。
大きな箱に入れて隠しておいたが、お袋に見つかり(家が狭かったので)、
“そんなよーさんいらんやろ?捨てて来いよ!” と言われるたびに
“全部いるねん!” と泣きながら抵抗した記憶が ・・・ 。

昭和の遊びを想い出すたびに、当時の情景や友達の顔が鮮明に蘇る。
そして、童心に戻った自分の心が人の温かさを求めていることに気づく。
こんな時代だからこそ ・・・


【 遊び方 「遊び学の遊邑舎」 さんのHPより 】
http://homepage3.nifty.com/yuuyuu-sya/select/ramune/bidama01.htm