北海道中標津町の写真家の前沢卓さん(68)が、道東の阿寒湖畔や屈斜路湖畔に住むアイヌ民族を1983年から約30年間撮影した写真集「アイヌ民族 命と誇り」を出版した。前沢さんは「アイヌ文化の美しさと、差別されてきた歴史を知ってほしい」と訴える。
写真集には約100人のアイヌ民族が登場。伝統的な衣装をまとい踊りの支度をする女性やイチャルパ(先祖供養)の写真、取材のきっかけになった家族との交流が文章でつづられている。
阿寒湖のアイヌコタン(集落)で生まれ育ち、ウポポ(座り歌)の歌い手として活躍する郷右近富貴子さん(39)は、少女時代から結婚し母親になるまでを撮影した前沢さんに「愛をもって撮ってくれた」と感謝する。
郷右近さんと祖母、母、娘の4世代が集合した写真も。明治以降の同化政策でアイヌ語や文化の伝承は困難を強いられたが、郷右近さんは「アイヌはここにいる。家族の写真は世代を超えて民族の心が受け継がれてきた証しです」と強調した。
写真集はアイヌ文化振興・研究推進機構の助成金を受けて出版し、250部を図書館や博物館に寄贈したが、購入希望が多く増刷を決めた。〔共同〕
アイヌ民族は昔から日本にいた土着民であり古くは坂上田村麻呂と激突した程の歴史
がある。いつまでもいがみ合っていても仕方ないのではないだろうか。北海道に本拠を
置く彼らと21世紀をえて共存共栄の道を歩む事も必要かもしれない。朝鮮人のように
悪事を働いている事も特にないからな。まあ偉い人が決める事なのだろうが。
アイヌとは「人間」を意味します。
アイヌ民族には、たくさんの神がみが存在します。
自然のさまざまな現象にそれぞれの神があります。
動物にも神があり、植物にも道具にも、そして家や山、湖にも神があります。
アイヌとは、そうした神がみ(カムイ)に対する人間として位置づけられます。
そして、大自然と共生し、神に祈り、感謝して生活しているのです。
つまり、アイヌ民族の自然観(価値観・存在感)とは極めて雄大なものです。
また「ウタリ」とは「同胞」という意味。
現在アイヌ人は最近になって24,000人弱の人が北海道に住んでいるとされていると記録にあるらしい。