ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

フルスの先生(老師)来訪

2010年11月13日 | 泰安にて



フルスを習おうとする日本人がいるらしい。
フルスの先生の仲間が大集合



すばらしいフルスの演奏
こんな先生に習いたかった。

私たちの歓迎会の時にセンター長の明さんに電話で話をつけてもらっていたフルスの先生は昨日来られる予定だったが、突然中止になった。
理由は聞かないまま、この話は終わったのかなと思っていたら、今日突然電話があり「今、先生がセンターに来られました。すぐ家に行きます。」という。
アパートの階段を昇ってくる気配を感じたので、ドアを開けたら、「大勢でおじゃまします.」と、陳先生を先導に6人の来訪者だった。
センター長の明さんをはじめ、フルスの先生(老師)の関係者で二胡の先生、バイオリンの先生、その親戚の方もご一緒だった。
日本人がフルスを習うのはとても珍しいので、大勢で見に来られたらしい。

にぎやかに和やかに話は進み、私は中級から入門することになった。先生はフルスとバウと中国笛子で演奏を披露されたが、いずれも、大変上手だ。 私はバウは初めて生で聴いたが、音が出る原理がフルスと同じのなので、これもフルスに負けず劣らずいい音だ。しかし、バウは横笛なので、全ての国民(ただし現在60歳以下)がリコーダー(たて笛)を吹ける日本ではまず、フルスを普及することが必要だと思う。

私は皆さんの前で、例のごとく「竹田の子守唄」(中国名「祈祷」)を吹いた。先生評では基礎はしっかりできているが、技巧的な表現が乏しい、ということだった。

実はその指摘は全く当たっている。
私は今まで、先生につけなかったので、基礎的な吹き方はしっかり自分で練習してきたが、変な癖が付かないようにと、指先の技法や装飾音符をつけた奏法は故意に避けてきたからだ。

さらに、日本ではサークル活動として合奏を指導し、施設等への慰問活動や地域の行事等への参加を主とするので、ビブラートや装飾音は慎重に扱わないといけないからだ。

しかし、今回は中国人の先生に教わり、本格的に中国的な技法を中心に正式に教えてもらい、技量を上げるつもりだ。