ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

教え子 3 (同窓会)

2010年11月04日 | 日本語教師



3年前、聊城で別れた研修生たちの何人に会えるだろうか


教え子の馬君は「先生、夜はどうしていますか。暇でしょう。」という。
私は「暇はないよ。日本にいるときよりは雑用がなく、時間がゆったりしているので、自由に時間が使えていいよ。」と答えた。

そして、フルスの話をした。
フルスで、「竹田の子守唄」を吹いたら、馬君は「それは日本では子守唄ですね。先生に習いましたよ。」といった。
そういえば、「竹田の子守唄」と「里の秋」は聊城での研修以来研修生に教えている。これらの歌が日中共通の歌で、中国人もみんな自分の国の歌だと思っていると知ったのはそのころ、中国の検索サイトで中国の歌として見つけたからだ。

研修生たちはみんなメロディを知っているので、教えるのに時間がかからないのが、一つの理由だったが、いい日本の歌だからというのが本当の理由だ。あのころはフルスは先生が見つからず、まだ、人前で吹ける状態ではなかったので、研修生の前では吹かなかったはずだ。

 実際、私は今、フルスの練習ばかりでなく、インターネットのフルスの記事のチェック、そして、日本のフルス愛好者への連絡などで結構忙しい。また、いつか何かに役に立つだろうと、時間があるときには中国のフルステキストの一部の曲を五線譜になおしたり、説明文を日本語に訳したり、データ化している。

馬君は私が泰安を去るまでにこのあたりにいる研修生たちに連絡して、もう一度会いたいという。同窓会だ。もう、みんな日本語が自由に話せるはずなので、研修生たちのいろいろな体験を聞けるのが楽しみだ。