「知っていますか。」「知っています。」「知りません。」「なんですか。」の
四つの中国語単語で楽しく交流しながら進行していった。、
私の出番がすべて終わり、最後に劉さんに
中国民歌を吹いてもらった。
「はら」さんからはこのミニコンサートは特別の宣伝もしないし、呼びかけもしない。ただ、地元の新聞社に情報を流すのと、店に来たお客さんに手書きのお知らせを渡す、ということだった。
果たしてお客さんが来られるのか、心配だったが、いつもお世話をしてくださる山野さんが早く来られたので、ああ、これで、一人は聴いてくださると、安心した。結局は20人ぐらいのお客さんが集まり、前日の絆フェスティバルで初めてフルスを聴かれた方も来られていた。
留学生の劉さんはフルスはもちろん、ピアノも弾けるし中国の歌も歌える。それで、コンサートではゲストとして出演してもらい、「在邦遙遠的地方(遙か離れたところ)」を歌ってもらった。この曲は青海省で歌われていた曲だが、日本に紹介されて「草原情歌」となっている。 「草原情歌」は見事に日本化され、日本人にとっては中国情緒たっぷりになっているので、みんな中国の歌だと思っているが、中国人にはあまりなじみがなく、中国人ならだれでも知っている「在邦遙遠的地方」とは別の歌だと思っている。 歌詞の内容は同じである。
また、中国人である劉さんと、お客さんを交えて簡単な中国語で対話しながら進めたので、小さな国際交流の場にもなった。最後に劉さんにはフルスで、中国の民歌を吹いてもらった。
このコンサートのあと、会場に来られた方の中で、三池フルス愛好会と、白川フルス愛好会にそれぞれ一人ずつ入会された。