部屋のパソコンから社長さんの携帯に電話をかける
教え子の馬君と会った。私の部屋で3時間ぐらい話した。
日本での研修生活は日本語検定には失敗したが、楽しい思い出がいっぱいだったようである。
富士山にも登った、九州横断、四国一周、東北地方にも連れて行ってもらった。
現在運転免許を取るために自動車学校に行っているそうだ。
同じ工場へ行った研修生張君は日本語検定1級を取得したそうだ。実際、3年間の研修期間中に、まじめに勉強すれば2級はとれるが、1級をとれる人はめったにいない。1級と2級の差は雲泥の差なのだ。
会社の話、社長さんの話にも及んだ。中国に帰るときは社長さん夫婦と一緒に来たそうだ。1週間ほど泰安に滞在され、馬君がいろいろ案内したそうだ。「社長さんが帰られてから連絡したか」と聞いたらまだだという。だったらここから電話をしなさいと、部屋から電話をさせた。
パソコンから日本の一般電話や携帯電話に1分3円程度でかけられるスカイプを利用しているので、日本の国内電話よりも安い。 私も、電話を替わって社長さんと話した。社長さんは「ああ、忠野先生。よく話に聞いていましたよ。」と、気さくに話して頂いた。本当にいい雇い主の下へ研修に行くと幸せである。馬君は日本を満喫して帰ってきたようだ。