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パラフィン?蜜蝋?

2016年11月30日 15時06分06秒 | Weblog
みなさん、こんにちは~
今日のブログ担当は、小田切です。

さて、先日お客様から
「ロウ引きに使うロウは、パラフィン系ですか?」「それとも、蜜蝋?」
と聞かれ・・・
パラフィン?蜜蝋?
はてさて、何がなにやら分からず・・・
逆にお客様から
「ロウソクのロウを溶かして使うって言うならパラフィン系だと思うな」
あ~、お客様、勉強不足で大変申し訳ございません・・・

という訳で、3階製作所へお勉強しに行って参りました~
まずはじめに
パラフィン系とは・・・
「石油系ワックスの一つで、原油から精製される直鎖状炭化水素(ノルマルパラフィン)が主成分。
20世紀以降、動植物由来の蝋に替わって広く用いられている。原油からは主に減圧蒸留留出油から分離精製される。」
蜜蝋とは・・・
「ミツバチが巣を作る際、腹部腹板にある蝋腺という器官から分泌する蝋。ミツバチの巣の主成分で、これを加熱・融解して得られる。」
他にロウには、クジラから採れるものもあるそうです
(以上、ウィキペディアより)

で、立佞武多のロウは、パラフィン系を使うが正解でした

では、なぜ立佞武多にパラフィン系のロウを使うかというと、
蜜蝋は、溶ける温度が低いので、電球や白熱球などを使っている立佞武多には向かないそうです
熱でロウが溶けてしまうと、せっかくロウ引きしたものがドロドロになってたいへ~んなことに。
なるほどな理由です


と、お勉強はここまでにして、本日の製作所の様子をお伝えします
今日は、台座の下の部分、「開き」と呼ばれるところの色塗り作業中でした



ちょうど石川マネージャーを発見
作業を見守るマネージャー、かと思いきや、しっかりカメラ目線でした

牡丹の花の淡いピンク色が何とも言えない綺麗な色で、う~ん、例えると美味しそうな和菓子ですかね

作業は順調に進んでいます
立佞武多の館にお越しの際は、ぜひ3階の製作所にもお立ち寄りくださいね


最後に、今日の驚きの一枚を
先日、お昼を食べに事務所のNさんと一緒に6階ラウンジへ
2人とも、今が食べ時鍋焼きうどんを注文。
食べ進めていくうちに、Nさんが「あ~~

なんということでしょう
うどんが一本、綺麗に上手に結ばれています

製麺所の人が結んだの?
ラウンジのスタッフさんが、冗談で結んだの?
もし、自然に結び目が出来たとすると、それはもう奇跡としか言いようがありません
こんな素敵な出来事に遭遇した事務所のNさん、きっといい事ありますよ~


それでは、今日はこのへんで。
へばね~





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
師走12月 (あんちゃん)
2016-12-01 06:30:58
小田切さん、おはようございます。
ねぷた製作に不可欠なロウ。お客様の豆知識、とても勉強になりましたね。新たな発見です。(笑)
新作の台座の絵付け、とても綺麗ですね。職人技です。(笑)作業も順調です。頑張って下さい。
麺の結び。ホント、すごいですね。(笑)これはNさん、いいことありそう。まさに奇跡ですね。
今日から師走です。寒さに負けず頑張りましょう!へばね~。
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ということは… (pork1300g)
2016-12-01 07:53:53
灯りが蝋燭で石油化学が未だ発達していない江戸時代や明治時代初期のねぷたは蜜蝋が使われていたのかなぁ?
館に写真がある仁徳天皇ねぷたや蓑虫山人が描いたねぷた等はどうだったんだろう?
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あんちゃんさんへ (小田切)
2016-12-01 09:45:18
あんちゃんさん、こんにちは~。
お客様からの貴重な情報、勉強になります。もっと勉強しないといけません。頑張ります(笑)
台座の開きの色がとっても綺麗で完成がとても楽しみです。
事務所のNさん、きっといい事ありますよね。遭遇した私にも余波で何かいい事あるような気が・・・(笑)
そんな期待もしながら、12月も頑張ります!!
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pork1300g (小田切)
2016-12-01 09:58:24
pork1300gさん、こんにちは~。
そうですね。石油系のロウソクがまだなかった頃は、きっと蜜蝋などの植物系のロウを使っていたのでしょうね。
あ、そういえば、3階の製作所に行って聞いたら、クジラから採れたロウを使ったこともあるそうです。
大型立佞武多に使ったかどうかはちゃんと聞かなかったんですが・・・。
今回、ロウについて調べたら、いろいろなものがあってとても驚きました。もっと勉強が必要ですね。頑張ります!
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