低気圧もぶっとばそう(^▽^)ノ☆

2013年04月08日 13時41分13秒 | Weblog
低気圧が猛威をふるっていますが、みなさまのお住まいの地域は大丈夫ですか?
昨日の夜には、東京―新青森間の新幹線も一時運転を見合わせたりして、とっても心配しました。
北海道の方では洪水がすごかったですもんね。
雪が降る地域では、今頃雨が降らなくても雪解け水で川がいっぱいになってたりするので、
こんな時期に大雨降ったら、大変なんですよね~。

そんな低気圧ネタから始まったブログですが、立佞武多の館には毎年恒例の太郎君が来ています。
毎年、この時期に現れる太郎君…この太郎君がきっと低気圧もぶっとばしてくれることと思います。

そうです蒸気ポンプの太郎号です。
春の火災予防運動期間の間、2011年から毎年館に来てくれています。

2011年4月11日のブログ掲載

朝から展示に向けて、消防署の人たちが館内に運んでくれました。
 
 

今年の太郎号のお姿
 
 

馬が引いて動かし、ポンプは蒸気の力。昔の人ってすごいなあ~と感心します。
そして、きっとこのピカピカしている部分で蒸気を作るんだろうなあ。何十年もたっているのに
顔が映るほどのこのピカピカ加減はきっとまでぇ~(ていねい)に手入れされているんだろうなあ…。

当時の消防服。着てみようかなと思って持ってみるととても重くて厚い。
重すぎて着るのは諦めましたが、気になって調べてみました。
江戸時代の火消し半纏なんかは綿を重ね合わせて一針毎に縫った刺子半纏。
その後しばらくその刺子半纏をベースに裏側に燃えないゴムを貼ったものや、ゴムを練り込んだ生地の半纏などが使われ
わたしたちが消防服と聞いてイメージするあの銀色の服は東京オリンピック後に普及したそうです。初耳だな~
ちなみに展示されている消防服を触った感じでは、ゴムの感触はまったくなかったです。

中にはこのようなタグがついていましたよ。

作られた年などは擦り切れていて不明でしたが作ったお店の名前があって、そこを調べたらなんとそのお店はまだありました。
慶応3年創業のこのお店は、小林刺子店から今は小林防火服と名前を変えて、今の社長さんで5代目。
なんだか昔と今がつながっているのを実感して、ちょっと鳥肌がたちました。

さて今年の火災予防標語は
「消すまでは 出ない 行かない 離れない」

あぁ~…すごくわかります…。大使、余裕こいで火に鍋をかけたまま隣の部屋にいて
結果、鍋を焦がしちゃったこと多数。へこみます…かなりへこみます…
焦げただけですんだのでまだいいですが、それ以上のことを考えると恐ろしい…。
火をつけたら、消すまできちんと責任を持つことが大事です。

ちなみに昨年の標語は
「消したはず 決めつけないで もう一度」

これもわかります~。消したつもりだっただけで忘れてて、ヒヤっとした経験ありますもんね。
なので、そんな事を防ぐための確認が大事になってくるんですね。
いつぞやのブログでたしか「ゆびさし確認」の大事さを語った記憶があります。

冬から春先にかけては空気が乾燥して暖房器具なども使用するので火事が多い季節です。
3月、2月に次いで4月も火事が多い季節なんだそうですよ。

よく運転免許の講習で聞く言葉「ヒヤリ ハッと」(ヒヤリとしたり、ハッとすること)が多い
チャカシ(津軽弁でおっちょこちょいの意)なお米大使は毎年太郎号の姿を見て、気を引き締めています。

今年の火災予防運動週間は4月8日~14日まで。
もちろん太郎号はその期間中は立佞武多の館に展示しています。ぜひ太郎号に会いに来てね

おまけ

写真をとっていたら、こちらの方がかぶってくれました
さて、誰でしょう

※ここで着用している衣装は撮影用に許可を得ております。実際は着たり乗ったりは出来ませんので、あらかじめご了承ください。