魚河岸女将の地球探索(勝手に専務)

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中央アジア5カ国の旅 (5)

2008-06-05 20:47:29 | Weblog
     

    5月11日(日)
                   
昨日重かった雲が拭い去って 澄み切った青空が広がり、
 イシククル湖に朝陽が昇り、陽炎がたっています。
 どんよりとした雲の中で見ていたのと違って、少し塩気があるが
   ゴミも無くすき透って美しい水です。
     
  写真は 朝のイシククル湖です。

『イシククル湖は大聖地』と、三蔵法師が語ったという
  キルギス最大の湖・・・では無く・・《海》
   それは、冬になっても凍る事が無いから。

 徴兵制度は18歳~1年半、
  大学に行ってる人は免除されるので、大学進学が増加。

 ゴミ処理場はまだ一箇所も無いので、野外何処へでも棄てている。

 運転免許証は
3ヶ月学校へ通って、認可が下りて、最終的に国家試験で終了。
 然し、現在は、お金で警察から貰い受ける人がいて、事故が多く
    死亡率も高くなっているそうです。

キルギスとカザクスタンでは給料に差があるので、
  国外へ出る事を求める人が増えているようです。
 
 此処に、職種別で その差がはっきり解るように列記してみます。

*新聞記者=キルギスで月@250ドル・カザクスタンでは@1000ドル
*医者(市立)=    @200ドル・      @1200ドル
*法律家   =    @500ドル・      @3000ドル
*店員    =  @100~200ドル・  @800~1000ドル
*教師(公立) =    @100ドル ・     @500ドル
*自家用ドライバー=  @200ドル・  @800~1000ドル
*建設業  =   @300ドル  ・  @500~800ドル
*トップマネージャー =@800ドル以上・  @3000ドル以上

 貴方は今、どんな職業についていらっしゃいますか?


トクマックの町に入ると家畜場が。
 羊2頭で@100ドル・乳牛1頭600~800ドル・馬@200ドルだって

ランチはビシケクの町で。

其の後国境を越えて再びカザクスタンへ入り、唯・ただ・・
 
 タラスの今夜の宿へ向って走り続けます・・・・ ハァ~~ぁ・・
 道も悪いし、二人掛けの席で隣席の男性が構わずしゃべり続けるので
  耳栓してても聞こえてて、眠りつけない・・・

 途中で、中之島なごらん荘の美佐さんへの土産 《煙草》を買入。

タラスの人口400000人、

 街路樹の幹に 防虫用の石灰で白く塗ってるが、
 今は美的デザインとしても、一石二鳥の効用があるそうです。

進行方向左手に 雪をかぶった天山山脈、
下方に 一日一回しか走行しない貨物列車が走って・・・いいえ
 歩いてるように見えるスピードで、大草原を走り抜ける・・・・
   《エデンの東》の 
 ジェームス・ディーンの姿を重ねあわせてる私が・・・

トイレタイムと言いながらズーッと茂みが見つから無い位、
 青草が続き、遠く馬の姿が見えているのどかな風景が続いている。


 pm8時ホテル着。  食事は今夜もパス、

こんなところで、持ち金の清算をするなんて思っても見なかったけど、
   合計@250000円もあった。
 明日、国境を越える時申告しなければならないようなので。

      ;          ;
           
いつも今頃になると『海外はつまらないな~~~』と 思うのは何故?

日本に居る時と同じ生活をしていても、本当の感動が生まれない・・・
 
 『何故、自分は此処に居る理由があるのだろうか~~~?』と
              

  そんな疑問さえ湧いてくる・・・・そろそろ海外は・・・・


     *         *         *

昨夜軽井沢から戻りました。

 中学の頃、林間学校で行った・・今のように誰でも行ける訳でなく
 学校で2名、いろんな学校から参加してたハイクラスな集いで
 「軽井沢の三笠ホテル」だったと ずーっとおもってましたが、
 昨日、地元の方にこの話をしましたら
 『きっと、万平ホテルですよ、三笠ホテルに似せて造られてるから』

そうでした・・・・

 玄関ロビーを入ると、広い木の床のホールがあって・・・・
  はじめて、《スクエアダンス》の曲が流れ、
  はじめて、若い男性の先生と手をつないで踊ったのが・・・
 『早くあの先生が又回ってこないかな~~~』と、胸をときめかせて    
                        
 そんな過ぎ去った追憶を脳裡に思い浮かべながら・・