Buen viaje! よい旅を♪

訪問ありがとうございます。旅をしたのは遥か前…現在は泥臭く土まみれ油まみれになりながら、何かを作り生きてます

SEVILLA到着 画像いっぱいで引っ張ります(^∀^;)

2011年08月06日 | '09 スペイン(14日間)

 

 2009年1月27日

 おはようございます。

 えぇ~と、只今現地時間午前7時です。 
                  ね、ね、眠い(-。-)

 寝ぼけ眼の、か弱い低気圧、じゃなく低血圧のグズグズの寝起きに気合を入れ、
 
 宿のスタッフをたたき起こし、チャックアウト。

 1月のスペイン。
 宿を出て、夜明け前のロンダ。

 

 ロンダのバスターミナルの場所がわからず、迷子に(滝汗)。
 
 早朝にもかかわらず、町を徘徊散歩していたおばちゃん、おじさんに教えていただき、
 無人のバスターミナルに無事到着。

 MALAGA ロンダから、マラガへ移動。
 
 ロンダ 8:00発 マラガ 9:45着 

 車窓から見る、夜明け。
 



 ふふふ、今日は天気よさそうよぉ~♪。
 

 

 

 

 


 マラガ到着
 

 バスターミナルで、遅めの朝食にありつく。
 
      なぜなんだろう??? スパニッシュオムレツ微妙にすっぱい味がする(>。<) どんとこい!食あたり!
                か弱いアラサー女は、食あたりにかすりもせず、旅を満喫(爆)。


 マラガ~セビリヤ行きのバスチケットは、日本からネット予約済み
 ALSA 17.65ユーロ
      
 マラガ発 11:00発 セビリア 13:45着
 

 オフシーズン、さすがに寂しい車内。。。
 

 

 

 オリーブすげぇ~!!!!
 

 これだけ広大だと、収穫どうするんじゃろう???
 

 

 のどかぁ~。
 
  

 予定時間より、ちょっと早めにセビリヤ到着。
 

 バスターミナル
 

 とりあえず、宿は歩いていける距離1キロちょっとにあるみたい(ネットで検索済み)なので、歩きます。
 
 今度は、迷わず宿発見、チェックイン。
 

 

 

 


 セビリヤ散策。
 ヌエバ広場
 

 セビリア(発音セビーリャって言った方が伝わります)バスターミナル近くから、
 ヌエバ広場までの約1km間は、メトロセントロガイドブックに表記されている、
 路面電車が通ってます。
 

 

 チケットはこちらで購入。
 

 
 カテドラル前
 

 セビリヤのカテドラルは、世界で3番目の規模だそうです。
       ちなみに、他2つは、『バチカンのサン・ピエトロ』『ロンドンのセント・ポール 』。
                       いつか、この2つも見て見たいなぁ~ 

 
  いきなりですが。。。













 『腹減りました。』

 
 疲れがたまっているのかしら??? とっても、甘いものが食べたい気分。
                って、実際は疲れてなくっても、別バラで食べたいっすねぇ~。


 

 もちろん、指差し注文ですけどなにか?
 エスト ポルファボール.(これ、お願い)
 ウン カフェ コンレチェ

 これだけのつたない、スペイン語でゲットできました。

 血糖値いっきに上がりそうですが、チィーズゥーケーキー♪
 

 
 一歩を踏み出す、原動力をいただいたので、町散策再開。

 サンタ・クルス街
 

 

 


 『私の住んでる町じゃ見ないなぁ~、珍しい木じゃ。』
 

 見上げてみよう。
 

 
  木は木だね。見上げたからって、変化はしない。


 ちょっとした広場で、噴水発見。
 

 そして、噴水の水に浸かる衣料発見。
 
                おいお~い!(笑) 


 
 日本人ツアーの方たちとすれ違い、懐かしの(って言っても数日ですけど何か?)日本語。
 
      だけど、彼女と彼氏の関係らしき(ってか新婚旅行ちゃうんけぇ~)人達の会話が
     『も~う、何が見たいの? ぶらぶらするだけなら、私買い物したいんだけど~』 
    って、女が言ってて、男だんまり決めて、
   『他人事』なんだけど、聞こえちゃってるこっちが嫌ぁ~な気分にセビリヤの片隅でなりました。
         頑張れ日本男子! ちょっこと控えて日本女子!
             そうすりゃ、かっこよく見えるし、かわいく見られるよ~ん(私は除外?)。

     ちなみに、チャリに乗ってるおじさんにこの後何度も会い『君、迷子?』って心配して声かけてくれました(汗)。
       迷子違いますっ! 時間を持て余して、ぶらぶらしてるだけでございます。
                    こんな出会いがありセビリア、良い町です。        

 
 ぶらぶら散策は続き、
  
 
 
 カテドラル前。
 

 カテドラルは、明日見学。
 

 

 外観だけでも、見ものです。
 

 雨降ったら、オモシロイ画が撮れそう~!
 
                 ちょっと、残念


 
 食の都、スペインくんだりまで旅しているのに、
 今宵は、総合デパートエル・コルテ・イングレスで、お買い物。
 

 
       この牛乳 賞味期間6ヶ月! 


 クレジットカードも使えるので、便利。
 

 宿までの道は、ちょっと人通り少ないので、自称か弱い女は小走りに。 
 

 バランスの摂れた(?)夜食をいただいて、
 


 オヤスミなさぁ~い。

『白壁の町に行こうか?』悩んだ末、深い渓谷『RONDA』へ行こう!

2011年07月29日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月26日
 
 朝8時にバスターミナル行きのバスに乗り、バスターミナル8時20分到着。
 

 
 
 本日の目的地は、深い渓谷を挟んだがけの上に広がる ロンダ

 グラナダからは、直行便がないため、経由地のMALAGA マラガまで行き、
             (グラナダ~マラガ 9時発~11時着 ALSAネットチケット 片道10.68ユーロ)

 マラガでロンダ行きのチケット購入。
 バス会社は、LOS AMARILLOS (マラガ~ロンダ 往復18.24ユーロ)
 
 
 1時間ほど待ち時間があるので、お昼ご飯。
 
           昼まっからアルコールなんて、ほんと旅って楽しい!

 12時出発。
 

 車窓からの景色。
 

 13時40分ロンダ到着。

 下車する人は、数える程度(片手未満)。
 『地方へ来たんだなぁ~。』と思ってしまうほど、小さなバスターミナル。

 ガイドブックの地図を見ながら、ネット予約している宿へ歩いて向います。
 
 チョイチョイ道に迷いながら、案外すんなり宿に到着(5分以内の迷い道は、迷ってるといわない(笑))。

 本日の宿、HOTEL ROYAL (高いってわかってるけど、27ユーロでございます。)
 

 受付をして、
 

 リッチなお部屋へ。
 

  何よりも、この宿バスタブがあって、感激!

 
 ロンダは、人口3万4000人の小さな町(小さいって言っても、私の住んでる町に比べれば大きい!)。
 
 

 深い渓谷と、断崖にかかる橋が有名です。

 

 日程的に、城壁の町ミハスか、渓谷の町ロンダ迷った挙げ句、
 旧・新市外を結ぶを見たくて、ロンダへ来たけれど、 

 この絶景は一見の価値ある!!!ここ来て良かった!

 

 と、田舎住まいの私は、今まで見たこともない断崖と大地のおりなす風景に、テンション上がりまくりです。


 断崖の上には、高級ホテルパラドール
 (宿泊料金1万円以上! 一人旅ではけして、出せない1泊のお代金 いつか素敵な殿方と泊まりたい。)
 

 お目当ての橋 ヌエボ橋
 

 

 橋の全体が見える場所からも撮影。
 


 ヌエボ橋とは、新しい橋という意味で、
 新しい橋があるって事は。。。

 ビエホ橋(旧橋)があり、こちら。
 

 観光客少ないなか、暇そうにしてたおっちゃん、
 (観光客との会話が好きそうな風情で、寒さでちょっと鼻水でてるオチャメなおっちゃん)が、
 嬉しそうに教えてくれました。

 ロンダには、13世紀から14世紀前半に作られた、
 
 

 イスラム時代のアラブ風呂があったり、

 
     アラブ風呂と、郷土博物館、他2箇所、合計4箇所を見学して回れるチケット 8ユーロ。
 
 スペイン最古の闘牛場 1785年完成があります。
  

 闘牛見たこともなければ、今後も見たいとは思わないけれど、
 スペイン最古の闘牛場は見てみたいかもぉ~。

 ということで、見学します。(見学料金 6ユーロ)
 

 場内の一角には、闘牛博物館になっていて、闘牛士の衣装や写真、ポスターが展示してあります。
       撮影禁止なのが悲しい。。。
 
 
 闘牛場は撮影可能。
 

 収容人数は5000人。
 136本の石柱が並んでます。
 

   

 夜には、ヌエボ橋がライトアップ。
 

 ライトアップって言っても、寒いし、下のほうは見えなくて怖い。
 しかも、ガイドブックには、ヌエボ橋は牢獄としても使われたって書いてあるから、なんだか余計に怖い!
 

 宿の隣にあるレストランで、

 

 

 若干、レンジでチン!が足りなくて、まだちょっと冷たいビーフシチューを、
 言葉の壁が大きく立ちはだかり、ワインで胃に流し込みます。
 
   『なんでチン!ってわかるの???』って、それは、厨房のほうからチン!って音が聞こえたから(笑)。
       私しか食事してる客いなかったもん。

 宿近くの公園を、ちょっと歩いて、あまりのひと気のなさにびびって宿に戻り、本日観光終了。
 

 明日は、スペイン アンダルシア地方最大の町 セビリヤへ。

  











グラナダ観光終了

2011年07月26日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年のスペインの旅を、1都市1記事と決めておけば、
 ちゃっちゃと、旅行記も進むとわかっているのに、まとめ下手なくせに、
 『旅の写真をたくさん載せたいっ!』なんて、欲張っているから毎度の事ながら
 未だにグラナダ。

 よぉ~し!
 ちょっと心を入れ替えて、旅行記進めていきますぞぉ!

 前回の続き。

 アルハンブラから、市内へ戻るバスに乗り込み、
 

 市内に到着し、宿の近くまで戻り、道に迷う心配がなくなったところで、
 あまりの空腹に、中途半端な時間ながら、開いてる店へ。
 

 

 スペイン料理らしいものを食べればいいものを、とにかく今はが食べたい。
 
 
       豚肉を焼いただけなんだけど、空腹には格別の味。

 
 ワインも飲んで、空腹を満たし、外は薄っすらと夜の気配。

 

 宿の近くには、交番もあって、妖しい人影はないのだけれど、交番見るとなんだか安心しちゃいます。

 

 宿到着。

 

 

 グラナダ1泊 明日は、ロンダへ移動。
 
 バス出発時刻は、午前9時なので(道に迷う可能性があるかも知れず)、今夜も早々と消灯です。

 オヤスミナサイ。






 オマケ写真
 アルハンブラ宮殿内にある、アルカサバ 城塞跡
 

 遠くにはためく国旗を見ては、冬空の寒風が身に沁みる。
 

 迷路のように入り組んだ、城塞の土台。
 
   入り込みすぎでしょ~! 当時の人は、すぐに目的の場所へ辿り着けたんだろうか。。。?

 

 雨上がりの、グラナダの街中は石畳に外灯が反射して、とっても趣きあります。
 

 グラナダ 大きな街だったけれど、アルハンブラ見学だけの滞在で十分楽しめました。

 


 
 



 


雨は止むかな?『アルハンブラ』

2011年07月19日 | '09 スペイン(14日間)

 外は、相変わらず雨。

 2009年 旅したときは、今のように機能性に優れたレインウェアを持っていなかったため、
 この時も、アウターは軽さと安価でユニクロチョイスのフリースジャケット。

 

 だんだんと、寒さが身に沁みてくる。
 カメラを持つ手も、かじかんでくるぅ~、手袋持って来ればよかったかも。。。
   
 気がつけば、二姉妹の間 を見学してるのは、私だけ。

 警備のスタッフのお兄さんが、

 

 『おい姉ちゃん! いい加減次の部屋へ足進めてくれよ。』 的なイライラしている感じではなく、 
 『この部屋の天井がおすすめだよ。』 てな感じで、にこやかに誘導してくれます。
       
 
   そのときの写真は、ブレまくっててUPできましぇん(汗)。


 『そこは、アルバイシン地区だよ。』 と説明入り、警備もガイドも兼任。
 
 

 
 次の場所へと歩みを進め、観光客と合流。
 

 どこの国にも、カメラ女子っているのね。
 
 ついつい気になり、思うことは、
 『お姉さん、貴方様が今手にしているカメラは、メイド イン ジャパンでございましょうか???
 日本製なら、うれしゅうございます。』なんてこと。
 
 


 がんばって撮影しても、雨は止んでくれないけれど、
 

 デジタルカメラじゃなく、時代遅れといわれても、フィルムカメラも持参して、
 私も自称 カメラ女子(女子って言われないお年頃だとしても、私は『女子!』)。
 

 う~ん、雨はやっぱり、ざざ振り、止んでくれないかな~。
 
 って思っていたら、日頃の行い良い子には、神様もお優しい。

 出口付近のバスの停留所へ向う時には、霧雨になっておりました。
         
 ただ、完全に止んでくれてないって事は、日頃の行いにちょっとぐらいは反省しなければなりません。

 暖房がすこ~し効いてるバスに乗り込み、宿へと戻ります。



 


ため息交じりの『アルハンブラ』

2011年07月14日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月25日

 『アルハンブラ宮殿』メインの観光 王宮=ナスル宮殿

 予約入場の15分前に、ワラワラと人が集まってきたので、傘のない私は列の最後尾に並びます。
            雨に打たれながら。。。(TOT)

 すると、テント内のスタッフさんが、

 『お~い、そこの傘ない姉ちゃん、コッチおいで~。』

 と言ってくださり~、その言葉待ってましたっ!とばかりに、喜び勇んで、
 スタッフさんと二人で、テントの中雨宿り。
 テントから見る、最後尾。

 

 入場時間になり、列が動き始めたので、紳士なスタッフにお礼を言い、王宮目指してダッシュー!

 

 入口を抜けると、

 

 『そこは、イスラム文化の芸術にあふれていた。』

 彫刻、スゴ~イ!!! モザイクタイルスゴ~イ!(☆∀☆)
                   ため息出るほどに、綺麗。
 ひとりで見学するんも良いけど、こうして団体行動で、見ず知らずの人たちと、
 ぶらぶら見学して回るんも楽しいなぁ。

 

 多すぎず、少なすぎないちょうどいい人数。
 それでも、雨は止んでくれないのが、悲しいところ。

 

 アルハンブラ宮殿は、16世紀カルロス5世宮殿が未完に終わったままになり、その後廃墟同然となって、
 人々から忘れ去れていました。 


 こんな素晴らしい、彫刻があるこの宮殿も、同様に忘れられたなんて、驚きです、
 


 その後、再び今日に至る人気の観光名所になったのは、19世紀になってから。

 アメリカ公使館書記官として、スペインに滞在中ワシントン・アーヴィングによって書かれた、『アルハンブラ物語』をきっかけに、世界中の人々に知られるようになりました。

 

 

 

 

 

 



 中庭に移動、
  

 ここは、124本の柱を用いて、柱はすべてアラベスク模様で埋め尽くされてます。
 

 中庭に面した部屋には、『ハーレム宮』なんて部屋もあるんですって。
 

 『アベンセラーヘスの間』は、王朝最後の王ボアディル王の父がアベンセラーヘス一族を惨殺をした場所
 だなんて伝えられてます。
 どんなに時が経っても、確証のない言い伝えだったとしても、実際見ると雰囲気怖くて、
 写真なんて撮ること出来ません。

 『惨殺』と『ハーレム』なら、ハーレム宮から見る風景が良いです。
  

 この中庭で、私が絶対見たい!!!と思っていたのは、 
 12頭のライオンが、時刻になると口から水を出す『水時計』
 

 がっ!!! 2007年からライオン逃亡中!( ̄□ ̄)
 

 えぇぇぇ~、こんなことってあるの~!
 って、もちろん石だから、逃亡してるわけではないけれど、今は2009年1月。
 いったいいつまで、グラナダ観光メインのライオンに修復作業に時間かかってんだか。。。
        サグラダファミリア含め、スペインの技術には驚くけど、焦るってことを知らないのは問題だわ(ーー;)。
       まっ、12頭ものライオンが逃亡中なら時間がかかるのかもしれませんねぇ。 

 帰国後、ガイドブックを読むと、
 『惨殺されたアベンセラーヘス一族の首をこの噴水に積み上げて、見せしめにした』と書いてありました。
 生臭い政権争い、徳川の時代だけじゃないんですね。

 

 ハーレム宮の1角にある『二姉妹の間』へ。
 

 部屋の名前の由来は、天井と床の敷石が、2枚同じ大理石が用いられてることからなんだけど、
 案の定?、床の敷石も只今逃亡中。って、なんでやねん!(失笑)

 床はないので、仕方なく上を見上げると、この部屋の天井がすごい!
 
  
 鍾乳石装飾、見ているだけで、何度もパチパチまぶたを閉じてしまうほど細かすぎる細かさの彫刻。
            凝視したら、目が疲れてしまう~。
 

 この部屋を見て、イスラム教で栄えた当時の宮殿の富を実感しました。
 天井周辺の壁や、窓もすごい。
 

 座ってじっくり見る人もいれば、この天井を写すベストポジションを探す人もいたり
 


 気がつけば、皆さん次の部屋へと移動して、私ひとり『二姉妹の間』で、
 ゆっくりと天井を見上げいたら、警備のスタッフさんが話しかけてきた!
                   スペイン語で!
                          このくだり、デジャブかっ?!  

                          つづく。。。

前置きが長いけど、ガイドブック(数冊)と巡るグラナダの歴史観光

2011年07月07日 | '09 スペイン(14日間)

 私のブログのマニアックなファンの方々は、気づいてるかもしれない。
 文章の表現が、ちょっぴり変わったことに。

 フレンドリーに綴っていた文章が、簡潔に読みやすくするため
 変に物足りなく、時々知識があるかのように文章が若干変わっていたことに。

 理由は、最近読んだ本に大きく影響され、
 『いつか、このブログが書籍化されるかも~。』
 なんて、恐れ多くも上の副将軍黄門様もびっくりの大きな勘違いした結果である。

 しか~し!、自分で旅行記を綴っていくうちに、どんなにがんばっても、
 知恵を絞っても、私の知識は微々たる物で、写真も然りで、自己出版しない限り書籍化なんて事はない。
                と(ホントは気がつきたくなかったんだけど( ̄ω ̄;))気がつきました。

 先人達の旅行記に憧れて、簡潔に読みやすい文章に近づきたくて、
 自分らしさって言うものを忘れてしまっていました。


 『自分らしさ』を私なりに、判断すると。。。

 面白おかしく、時々おセンチになって、初対面の人には、いきなりタメ口きけない、
 心の優しい人物だと思っている(大いに、高評価の判断ですけど~)。

 『おもろくて、優しい』
  たぶん。

  きっと。

 
  そうなんじゃないのかなぁ~って(笑)。
        ちなみに、動物占いは『オオカミ』。              


 だから、何を言いたいのかというと、
 以前のように、友達に見てもらうような、親近感のある文に戻します!ってことでございます。


 
 さてさて、前置きが長くなっちゃったけど、本題の旅行の模様を前回の続きから始めます。


 
 2009年 1月25日

 7~8割の確率で雨模様の、自称(したくない)『雨女』の、スペインの旅は、
 時折、折り畳み傘をさしながら、

 夏の離宮『ヘネラリフェ庭園』から、『カルロス5世宮殿』へ。
 

 手持ちのガイドブック(数冊)の、説明を織り交ぜながら説明すると、
 711年(718年とも諸説あり)から始まった、レコンキスタ国土回復運動の終結は、ここグラナダ。

 レコンキスタとは、イスラム教支配下のイベリア半島で行われた、
 イスラム教徒とキリスト教徒の支配権獲得の戦いの事で、イスラム教徒最後の砦は
 1492年グラナダ陥落で約800年間の戦いに終止符が打たれました。 
 
    歴史にはとんと疎い私なので、好きな戦国武将の名前を尋ねられても答えれないですが、
    1490年前後、この頃はるか海を越えて日本は戦国時代に突入します。

 
 アルハンブラとは、アラビア語で赤い城を意味していて、
 小高い丘には、赤い城壁に守られた宮殿、王宮、城塞アルカサバなど、イスラム芸術が集結しています。

 と、イスラム芸術が集結したこの地に、円形状の建物が一つ。

 それがこの『カルロス5世宮殿』。
 

 カルロス5世宮殿は、レコンキスタ完了後に建設された、キリスト教徒の王の宮殿で、
 ルネサンス様式の宮殿の設計は、ミケランジェロの弟子 ペドロ・マチェーカによるものです。
              ガォ~ウ!   
 

 

 建設の理由は、カルロス5世が、新婚旅行でアルハンブラ宮殿を訪れ、
 『イスラムの素晴らしい宮殿の中に、自分の宮殿を建てたい!』ってな思い付きだそうで、

 

 1526年に建設が開始されましたが、資金難や内乱で工事は中断。
 未完の建築物となりました。 


 どの辺りが未完のままなのか、見学していてわからないけれど、
 
 

 現在は、1階がアルハンブラ美術館、2階が県立美術館

 

 2階は美術館ってなことを説明しているけれど、この時、雨がかなり振り、観光客もごくごくわずかで、
 展示物があるであろう部屋の扉はすべて鍵かかってた( ̄□ ̄||)。

 


 『見るものないんじゃ、雨の中でも、意地になって写真撮るしかないよね~。』
 って、この家族が思ったのかどうかわからないけど、お父ちゃんが大声出して、子供に指示しながら、
 写真撮ってた。

 
      子供の表情は、完全にひいてたけど、家族旅行の良い思い出になればいいね。

 
 そして、カルロス5世宮殿を出た後、私は日本からはるばる持ってきた折り畳み傘を、
 どこかに落としてしまったことに気づき、時すでに遅し。

 誰かに持ち去られてた(TT▽TT)

 近くに傘を売っているような商店もなく、ただただ、雨が止むのを願いながら、
 アルハンブラ宮殿観光の目玉、王宮ナスル宮殿)の入場時間を待ちわびるのであります。

   







        参考書籍:
              『るるぶ スペイン'08~'09』
              『いい旅・街歩き ⑯ スペイン』
  
 

グラナダ 人気の観光はアルハンブラ宮殿

2011年07月02日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年 1月25日 現地時間 午後1時

 本日も、雨時々曇り。

 グラナダ到着早々、バスの停留所を間違え下車し、
 宿の場所がわからずに迷子になったけれど、
 老紳士の道案内のおかげで、宿に無事チェックイン。

 『うん、何とか予定通りに旅できてる。』

 そう思いながら、時計の針は午後1時。
 時計を見て、焦る気持ちが湧き、観光をするために急ぎ足。

 一人旅なのだから、急ぐこともないけれど、このグラナダ観光は、
 日本を出発する前に、観光場所のチケットを予約済み。

 『スペイン人が最も行きたい観光地 ナンバー1.その名は、アルハンブラ宮殿

 スペイン人じゃない私だけれど、アルハンブラがかなりの人気だということはメディア等で知っている。
 ハイシーズンには、待ち時間が長時間になることもあるらしい。
 チケットは、観光のメインスポット 王宮 の入場制限が30分間隔で指定されていて、
 指定の時間にその場所に着いていなければ、もちろん見学できないと思われる。


   アルハンブラチケット購入、こちら。
    アルハンブラ見学チケット購入HP
         ネット予約した時のクレジットカードと同じものが、現地でチケット購入する際必要です。 




 グラナダに着いてすでに道に迷っている私は、その場所に予定通りの時間に到着できる自信がない。
 お腹がすいていたので、ゆっくりランチを食べたいけれど、几帳面なA型の性格が、
 『入場時間10分前には到着しといたほうがいいんじゃないかな~。』と言っている。
       
 もちろん本音は、
 『 時間に送れて見学チケット代13ユーロみすみす捨てるなんて、もったいなくてできるわけないっ!』
                         なんだけれど。。。

 宿のスタッフに、その人気の場所アルハンブラ宮殿行きのバスを教えてもらい、

 宿を出て、歩いているうちに、バス停で待つことよりも、空腹に耐え切れずパンを買い、
 『バスの車内で飲食したらダメだよな。』と気をつかって、
 アルハンブラへ続く道(上り坂)を、パンをほおばりながら歩く。

 


 歩いている時は雨もほぼ止んでいて、このままこの天気が続くよう願いつつ、
 

 アルハンブラ宮殿の敷地が見えた頃、やっぱりというべきなのか、小雨が降り始める。
 

 『帰りは、タクシーかバスだな。』なんて、思いながら、
 

 予約していたチケットを、アルハンブラチケット売り場の横にある、ひと気のまったくない(見落としてしまうような)場所で、
 券売機としばし格闘の末、ゲット。
 
     オフシーズン、そして本日のあいにくの天気。
      チケット窓口の人だかりを見て、ふっと思う『わざわざ予約しなくても良かったかも。。。』


 石橋をガンガンたたくほどの偏った心配性で、オフシーズンにもかかわらず、日本でPCの前、
 辞書を持ちつつ『ネット予約』という労力を使って、ついに現地でチケットを手にし、テンションUP↑
 『うふふふふ、ついにアルハンブラ宮殿に来たよ。』
 

 折り畳み傘を出して、広大な宮殿敷地内を見学。

 時折見える、北側の方向にアルバイシン地区(世界遺産)。
 

 アルバイシン地区は、迷路のようになっていて、わかりにくく、ガイドブックには
 『人通りの少ないときには、見学は避けたい。』
 と書かれてあったので、へタレの私は見学する勇気が持てず、遠くからのチラッ見だけにしておく。

 後で見学するアルカサバが遠くに見える。
 
  

 アルハンブラ宮殿にある、『ヘネラリフェ庭園』 は、
 14世紀に整備された夏の離宮を中心とした庭園で、

 いたるところに噴水や、池があって、
 

 水路を流れる水音が、
 

 『夏にここを訪れたら、涼しげで気持ちいいんだろうなぁ~。』という思いにさせてくれる。
         ただ、やっぱり今は思っいきり冬で、小雨も降って、情緒に浸れないけれど。。。
 

 再びチラ見の、アルバイシン地区。
 

 『ヘネラリフェ』は、『すべてを見つくすものの楽園』という意味らしい。
 

 

 なぜなんだろう? アルハンブラでは猫が多い。人懐っこくてかわいいこの子は、観光客に人気。
 

 イスラム文化の、素晴らしい彫刻。
 

 

 そして、今、私がいるこの場所は、紛れもなくアルハンブラなのである。
 
 
      マンホールの蓋にまで、ご丁寧に記されてる。
      グラナダではなく、アルハンブラ。

  スペインの人たちにとって、アルハンブラの存在がとっても誇りなんだなぁ。
           
 

CORDOBA コルドバ旅行記の写真を一気にスライドショー

2011年07月01日 | '09 スペイン(14日間)

 ワタシの旅行記の細々した個人的な内容。

 『もっと役に立つ旅のブログはたくさんあるから、いちいち記事の内容なんて見る時間ないよ。』

 と思ってらっしゃる方もたくさんおられると思います。


 『とにかく、旅の写真が見たい!

 という方に、こちらで ↓ ↓ 楽しんでいただければ幸いです

    
           右下の『四方へ矢印』記号をクリックすると、大きな画面になります。      
CORDOBA コルドバ




 使用カメラは、
 フジフイルム フィルムカメラ『NATURA』とデジカメ『FinepixS8100fd』です。

 天気が、曇り、雨、時々晴れで、はっ!!!と驚くようなすばらしい写真はないですが

 案外、こんな微妙な天気の写真を見てから、

 実際アンダルシア地方へ赴いた時、天候に恵まれた中の景色を自分の目で見た時は、さらに感動が大きいと思います


 当たり前だけれど、テレビやガイドブックは、景色が一番綺麗に写る、最高の天候の中で撮影されていて、
 見る側の現地への期待度が大きくなりすぎて、どんより天気に遭った時微妙な塩梅は考慮されておりません。


 皆さんがこれから旅する先の天候が、良い天気に恵まれることを願ってます。 
          私の場合、季節がらどんより天気が多いので、
                   楽しみにされたいた(ごく稀で貴重な)方ごめんなさい。
                      そして、ありがとうございます。これからもよろしくおねがいします♪




 


 

言葉の壁はところどころ通行可能 inスペインGRANAD

2011年06月30日 | '09 スペイン(14日間)

 前回の続き。

 見る場所見る場所、初めてのスペイン グラナダの地で、完全なる迷子。
 道行く人もまばらで、宿の場所を尋ねる意欲も失せつつある時に、前方から来る現地の老紳士に話しかけられる。

 語学力の乏しい私に、その老紳士は英語で、

 『こんな路地裏に、大きなリュックを背負って、君は旅行者なんだろ? 
 どうしたんだい、悲しそうな顔をして、道に迷ってしまったのかね???』


 って事は一切言ってませんし(笑)、言われても私は理解できないけれど、
 心配しているということが十分わかるほどの一言を。



 『Are you lost?』
 (君は迷子になってるのか?)

 と。


 私は彼の言葉に答えて、

 『シィ.』
 (スペイン語:はい。私、迷子でございます。)


 白髪の、小柄な老紳士、ツイードのコートを羽織っていて、身なりはけして怪しいとは思えない。
 どちらかというと、言葉どおり『年老いているけれど紳士』たる風格の持ち主。

 私の中には旅をするときある一定の法則があって、道を尋ねる時は、
 『同年代の女性か、年配の人は、不慣れな旅人を騙したりしないだろう。』と思っている。


 なので、今、目の前の優しい老紳士2人組が話しかけてくれて事は、天の恵みのように感じ、
 宿の住所を書いたメモ帳を見せながら、勇気を出して老紳士にスペイン語で尋ねてみた。


 『キエロ イール アキ.』 
 (メモ帳を指差しながら『この場所に行きたいです。』)

 宿の場所を知っているらしく、2人組の老紳士の一人が宿まで案内してくれる。

 宿へ歩きながら、彼は英語とスペイン語を混ぜ、

 『どこから来たんだい?』

 『ホホォウ、ハポンからかね。』
 (ハポン=スペイン語で日本)

 『僕はね、フランスとイギリスに友達がいて、フランスに行ったことがあるんんだよ。
  日本にも友達がいるよ。でも、日本はまだ行ったことがないんだ。』


 と話してくれ、あっという間に宿に到着(どうやら私は、宿から近い場所をグルグル迷子になっていたみたい)。

 
 

 

 私は老紳士に、何度も『グラシャス.グラシャス.』(ありがとう。)と伝え、 彼はにこやかに去っていった。



 道に迷い、ほとんど旅行者を見かけない時期で、だんだんと一人旅の孤独と冬の季節の
 どんよりとした日差しに、意気揚々と好奇心を満たすための旅に出た事を後悔し始めていた中、
 この出会いに、前向きに頑張る気持ちが出てきて、宿の入口のインターホンを押す。


 名前を告げたら、玄関のロック解除の音が聞こえたので、中に入る。


 誰もいない。。。

 

 エレベータに乗り、宿があるフロアで降りると、受付。
 ネットで予約していたので、名前を告げて、チェックイン(2009年現在で、1泊29ユーロの宿)。

 (スペイン周遊2週間の予約宿は、1泊ほぼ3000円前後で、今から思えばかなり高額だったけれど、
  利用者のコメントが良く、安心して泊まれる宿を選んでます。)
 
Booking.com オンラインホテル予約

 


 スペイン南部 アンダルシア地方と言っても、1月のスペイン。
 室内にいても肌寒いので、エアコンを早々につけ、部屋を観察。

 


 かなり、いい宿(ホテル)でございます。

 


 知らない土地で、言葉も通じない国。

 その場所に、見たい風景や、まだ経験したことのない何かを求めていくことを冒険と呼ぶのだとしたら、

 好奇心の中、不安や孤独も全部ひっくるめて、30歳を越えて中年に片足(両足?)突っ込んでいる私は、
 遅咲きだけど、これからまだまだ冒険したいと思っている。

 冒険は、時に危険で、自己責任という言葉が伴うけれど、始めて運転免許証を手にしたときのように、

 今までの生活から、さらに世界が広がっていく、日常生活の延長線上にあるものだと思う。


 海外旅行に限らず、新たなるモノへ挑戦したことで、命を落としてしまうこと多々あるけれど、

 有名、無名に関係なく、偉業、前人未踏の挑戦にも関係なく、希望や好奇心を持って一歩踏み出した人が、

 今もたくさんいて、先人達の一人一人に忘れられない物語や風景、心情がある。


 一人旅をしていると、なんだか、そんな先人達の仲間入りを果たせたような気がして嬉しくなる。



 膨大な旅人のブログや、たくさんの旅の書籍の中には、憧れる旅の冒険ストーリーやテンポ良い文章が繰り広げられ、
 
 旅に出れば現地人との素晴らしい出会いに巡り合えるかのような錯覚になるけれど、実際はその人の持つ『運』という才能。


 人脈に恵まれている才能は、『出会いを楽しむ事』から始まる気がする。


 語学力が重要だと思いながらも、相変わらずあいさつ程度しか話せない私は、言葉の壁を手持ちの『会話帳』を見ながら、
 今日も、通行可能な小さな扉を一つずつノックしながら通る。

 ほんの些細な出会いの中で、言葉が伝わらないことどちらかというと多くあるけれど(^д^;)、
 伝わった時の感動と笑顔の出会いを求めて。



 

コルドバからグラナダへ

2011年06月22日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月25日

 スペイン現地時間 朝7時 起床。

 前夜にパッキングも完了していたので、慌ただしくチェックアウトすることなく、落ち着いてチェックアウト。

 前日のうちに、『明日の朝早くチェックアウトするけれど大丈夫?』とスタッフに尋ね、

 『24時間スタッフがいるから大丈夫だよ。』とお返事の通り、無事にチェックアウト。


 1月下旬のスペイン。

 朝7時半になっても辺りは暗く、小雨降る中バス停に向い歩く。

 

 バス停に着いたは良いけど、お目当てのバスターミナル行き『3番』または『33番』の時刻がわからず、

 独りバス停で雨を凌ぎながら、反対車線で待つべきなのか?って言う不安もあって、

 『タクシーで行った方が確実かな?』

 と自分の中で、意思格闘技いや、意志の葛藤(笑)。


 わからないまま、目の前を通るタクシーもほとんどなく、20分ほど経った頃バスターミナル行きのバス『3』が。

 車掌に確認して乗り込み、バスターミナル到着(1.10ユーロ)。

 


 コルドバからグラナダへの移動は、ALSAというバス会社を利用。
 (片道15.43ユーロ 内 保険1ユーロ ネット予約手数料2ユーロ)

 このALSAは、当時(2009年)日本にいながらにして、ネット予約チケット購入が出来、
 便数もたくさんあったので、日本出発前に予約済み。 
 (現在は、ネット予約購入が出来るのかわかりません。)
      ちなみに、ALSAのHPはこちら。
            ALSA

 

 プリントアウトした予約チケットを、日本から持ってきてはいるものの(下写真のカラーコピー)、



 『バスに乗る前に、車掌にパスポートと予約チケット見せれば乗車できる。』と利用した方のネット情報だけなので、

 果たして予約できているのか、席はあるのかという確認のためにも、ALSAの窓口で、

 プリントアウトしたチケットを見てもらう。

 
 


 窓口スタッフさん、見慣れないチケットを見て、いろいろ調べPCをつつき、予約料金支払済みチケットだと確認したご様子。

 チケットを発券したもの(ホッチキスで留めた2枚綴りのレシートのようなもの)を渡され、
 
 『乗り場は、10番よ。』と教えてくれる。

 ネット情報では、プリントアウトチケットで乗れると書いてあったけれど、窓口で確認して正解だった。


 時刻は9時。
 駆け足で巡ったコルドバを出発。
 


 異国の風景を見ながらの移動は楽しい。

 

 例えそれが、あいにくの曇り空でも。

 

 数え切れないオリーブの木々、何畝も続いている景色を見ていると、
 スペインが世界1のオリーブ消費国だと納得するほどに、車窓からは、
 オリーブ オリーブ オリーブ オリーブ・・・ 時々 オレンジが見える。


 バスの中は、シーズンオフなので観光客も少なく、私はゆったりと寛ぎながら、初めて見る景色と、
 日本を離れ、自分にとっては初めての長期(といっても2週間)旅行で、改めて遠くまで来たことに、
 不安と孤独と、『今のところ、無事に旅出来てるじゃん自分。私もやれば出来るね。』 安堵の気持ちが湧いてくる。

            長期間に亘って、初めての土地を旅をしている独り旅の旅人たちを、
            改めて『すごいなぁ~』と尊敬します。


 『グラナダって、どんなところだろう。』次の町への期待感も高まり、
 約1時間30分後、グラナダ GRANADA 到着。
 

 バスターミナルから、町の中心部へのバスに乗り換え、ちょっとした言葉の疎通で、

 目的地のかなり手前で下車( ̄- ̄;)

 

 ガイドブックを広げ、とにかく自分の現在位置を確認し、目的地まで約1km。

 バックパックを背負い、約1km歩く

 荷物の重みが肩に食い込む。


 行き先が正しいのか確認しようと、ついつい乗客に話しかけ、動き出したバスの中、話しかけた相手が悪かった。

 きっとここグラナダの地理に詳しくない人だったのだろう、

 『次の停留所で降りるんだよ。同じ停留所だから一緒に降りよう。』と言われるままに降りてしまった。

 下車した後、相手に再度確認すると『間違えたっ!』と、申し訳そうな顔をされ何度も謝られた。


 スペイン人尋ねられると、なんとしても(親切心から)目的地への行き方や、道を教えてくれようとする。
 その想い嫌いじゃない。

 しかし、時々、『ホントは知らないんだけど、たぶんコッチじゃないかしら。』
 的なニュアンスを含んだ答えを返してこられるのは、しんどい(面白いこともあるけど、しんどい)。
 体力ある時は、教えてもらった道が『アリャリャコッチ違ってるよ~』と迷子になっても、
 迷い込んだ風景を楽しむ余裕がある。

 早朝起床で、昨夜はポテト腹、しっかり朝食を食べていない状態で、
 1kmも、約1kmも!!!
 15kgの荷物を背負って歩くんは正直しんどいです(たった1kmで愚痴っている私は、ただの運動不足中年)。

 『頼むから、知らないなら『知らない!』って言ってちょうだい。』

 『親切にしてくれるのはありがたいけれど、曖昧な情報は辛いです。』

 宿の場所がわからず、歩くペースも荷物の重さに増す増すゆっくりになり、道行く人に尋ねる勇気が出ないまま、
  
 地図上で宿がある(であろう)近辺を歩き回り、心の中で旅への無謀な挑戦に少しずつ後悔し始めてきた。


 宿が近いはずの路地裏を歩き疲れ、前方に老紳士2人組を目にして、道を尋ねようか悩んでいると、
 
 その2人組の老紳士が私に話しかけてきた。


 英語で




駆け足でお送りする、コルドバ観光

2011年06月16日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月24日

 おはようございます。
 コルドバ2日目は、だだだだだっと街を観光します。


 宿で朝食をいただいて、街に繰り出し、見えてきたのはアルカサル(城)

 

 見学料金4ユーロ(2009年現在)

 

 14世紀前半にカスティーリャ王国のアルフォンソ11世によってイスラム王の宮殿跡に建てられたゴシック様式の城。


 

 この城は、新大陸発見の航海に出発するコロンブス資金調達のために女王に謁見した場所でもあります。

 
  

 現在、内部はローマ時代の石棺や、モザイクなどを展示した、

 

 博物館になっておりま~す。

 
      
 カラフルなモザイクを使わず、約1センチほどのモザイクで創りだされてて、根気と元気のなせる業!
            よっ!これぞ職人技 すご~~い。




 天気が良ければ、きっと綺麗な眺めが見えるであろう塔から、

 

 微妙なアングルで、微妙な景色を眺め、

 


 中庭を見て、

 

 水を見て、

 


 時に、フラメンコショーが催されるイスラム式庭園へ。

 

 どの辺がイスラム式なのか、ガイドもいない私は知るよしもないですが、ガイドブックにはこのように説明してあります。
 『イスラム式庭園』と。 

 
         


 まぁ、なんということでしょう。青空が見えてきたではありませんかっ! 


 

 天気良くなってきたぁ~!
 そりゃ、いつもいつも私が旅するときは雨ばかりじゃ、つまらないってもんでござんすよ。
                   日頃の行い良いってことなんだろうか。。。汗
    

 
 『猫山さん、そのオレンジは食べれないよ。』

 

  しかし、くず入れの中は、誰かが試食にチャレンジした残骸がっ!


 
 日が射してきて、青空の下オレンジの木々を写せばいいものを、ついつい遊んでしまいます。

 



 さて、猫山さんはどこにいるんでしょうか???





 こっこ、こっこ。 こっこで~す! 
イモト風に登場(笑)

 
         わかりやすかったですね(苦笑)。


 

 この樹、どうやって剪定してるんだろう。。。?
 



 アルカサル見学を楽しんだ後は、スペインに3つしか現存しないシナゴーグ(ユダヤ人教会)  


 へ向い、着いたところで、

 


















 只今、工事中(T◇T;)
         まぁ、こういうこともたまにはあります(ほんとにたまにか?)。
 




 街歩き再び。

 


 前方に、見覚えのある犬が!

 

 『あれぇ~、飼い主さんいないんかな???』
 
 


 

 とってもおとなしくって、子供達にお触りタイムで立ち止まったりして、本当に賢いワンちゃん。

 飼い主さんがいないのかと心配してたら、3枚上の写真のレジ袋引っさげてるおじさんがご主人様でした。
         小走りに後追う姿が、いつもの散歩のスタイルなのだと物語ってた。






 どんどん歩き、広場を抜け、背の高い柵で囲まれたこの場所は、市庁舎ローマ遺跡

 


 市民が多く行き来する、街中の時計店のウィンドウ、

 


 てっきり、ディスプレイかと思って近づいて見たら本気、銃弾の跡だった! 
           果たして、この穴から強盗お目当ての時計は奪われていったのだろうか???
 



 街中に教会たくさんある中で、ここはサン・ミゲル教会

  
   


 パッケージは、かのダリがデザインしたことで知られるチュパチャップスの、どデカ・ガチャガチャ

 
         商品は、アメじゃないのね。




 お衣装が、南米チックな第2街犬発見。

 





 さて、そろそろお昼ご飯。
 お客さんの入りが多い、このお店TABERNA DE PEPIに決定。

 


 ランチ10ユーロ。
 パエリャとポークカツチョイス(デザート付き)。

 

 大繁盛の店内、皆さんパートナと共に来店ですが、私お一人様ですが何か?

 
        店員さん、アジア女一人旅に慣れてらっしゃるのでしょう、優しいです。


 そして、このお店超あたりでおいしい~です!

 なぜそう思ったか!???

 それは、スペインで何度か食べたパエリャのなかで、
 サフランの香りを最も芳しく漂わせていたから!!!
       香りもなんもない色粉ちゃうでぇ~!
       カツはイマイチじゃったけど。パエリャは豪華な具も無いにもかかわらず(笑)、絶品!



 

 デザートFlan (プリン)をいただき、満腹満足ご馳走さまです。






 メスキータのオレンジの中庭に入って、ぼぉー(=。=)

 

 疲れたので、前日同様、宿で昼寝。

 
          部屋の窓から見えるレモンの樹。


 夕食を食べに出かけます。


 ワインに、ポテトサラダ(エンサラダ・ルサ)。

 


 店員におすすめ尋ねたら、これ勧められました。
 
 



 おいおい、2プレートともジャガイモじゃないかっ!
  わしゃ、ドンだけジャガイモ好きに見えとんじゃっ!(`ε´)

   


 どこからともなく、『北の国から』のテーマ曲が流れてきました。
            もちろん私の頭の中で!笑

 ら~ら~ららららら~らら♪


 『拝啓母さん。僕は、スペインに来てこの夜はじめて、食べ物を残しました。
 母さん、ごめん。』

        

 『でも、芋ばかり(しかも脂っこい芋)食べれません。
 母さんの肉じゃがなら、どんぶりいっぱい食べれるのに、同じ芋でも難しいです(;_;)。』



 
 宿に戻り、
 
 


 少し下げ気味のテンションで、

 

 部屋に入ると、ドドドッッ!と疲れが。


 疲れたときには、友人のマダムに勧められた『にんにく玉』またの名を中年の強いミカタに助けを求めます。

 


 そして、年を重ねるごとに忘れた頃襲ってくる筋肉痛が、今回『夜分遅く、こんばんは』と。
             いったいいつの事なのか、思い当たることさえわからない。。。      


 しか~し、こんな事もあろうかと、準備万端、用意周到、鎮痛剤!

 
        さすが、A型中年女! しっかりしてる~。




 寝酒の準備もOKで~す!

 


 さぁ、明日はグラナダへ移動。
 目覚ましセットで、コルドバ観光2日目無事終了。




コルドバ到着初日の夕暮れ街歩き 

2011年06月11日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月23日 スペイン コルドバ 現地時間:午後14時過ぎ

 コルドバ観光の目玉世界遺産 イスラム教とキリスト教の混合建築『メスキータ』
 見終わったことだし、

 う~ん、何しよう。。。

 そうだ! 街歩きしよう!
                      またかいなって言わないで。(笑)

 
 あいにく天気は曇りだけれど、雨が降っていないから、傘を持ったり、雨を心配して
 写真を撮ることもないので、街歩き楽しめる(はず???)。

 
 楽しくなりそうな、オレンジの中庭で、平和の象徴白鳩さんを発見。
 友達になれるかなぁ???
 『お~い! コッチ来て写真撮ろうよ。』
 


 『そんな目も合わせんと行ってしまうんかいなぁ。。。(TOT)』
 


 鳩との素敵なショットを撮ることが出来ないまま、気を取り直して、散策開始
 

 おっ! 第一町犬発見!
 
         かしこそう~。


 いろいろ小道を歩き、偶然にガイドブックに掲載されている、旧ユダヤ人街『花の小径』
 にたどり着き、
 

 
 サクサク歩いて、ライオン顔のポストを見つけ、
 
              表情、何かに驚いてる???

 本来のスペインのポストはこちら
 


 日暮れになり、いったん宿に戻って、
 


 寝る!


 なれない移動と観光で、ここに来て年相応に疲れが押し寄せてきました。

 数時間の仮眠後。。。

  
 とっぷりと日が暮れて、コルドバの町も、昼とは違う景色に。
 

 う~ん、ムーディー。
 

 コルドバの夜景を眺めながら、か弱い娘は、この場に居れる幸福、そしてこれからの事をふっと考えたりしたかも~。。。
 

 




 『うっ! ダメだ腹減った。ご飯食べないと思考停止しそう。。。(>д<)』
  

 ということで、今宵のご飯を食べにレストランを探し街歩き。
 やっぱり、花より団子でっせぇ~♪ワッハッハッ!

 

 オフシーズンで、どのレストランもほぼ閑古鳥状態。。。
 そんな中、今夜のお食事はこのお店に決定! 『PIZARRO』
 


 
  なににしようかなぁ~。。。


 まずは、『ウン・セルベッサ ポルファボール.』ビールくださ~い)。
 

 南部名物の冷製スープ。Salmorejo
 

 ジャガイモのサラダPatatas Bravas 
   
 
 どっちもおいしくて、つまみのオリーブがこれまたビールのあてに超合う!

 『ウン・セルベッサ ポルファボール!』
 

 南部名物もいただいて、ビール2杯、とっても満足お腹いっぱい。

 『ごちそうさまでした。』
 

 ライトアップされた、メスキータの『アルミナールの塔』を見て、
 

 コルドバ観光初日、無事終了。

 



 おやすみなさい。












   って、余談の余談で、心霊現象とか信じてない人もいるご時世ではあるけれど、
   信じちゃってる私は、この夜就寝後夜中に目が覚め、部屋の中にたくさんのの光がフラッシュのように
   瞬く現象を目にして、不思議とびびらず再び眠りにつきました。

           信じるか信じないかはあなた次第!
                  ちょっぴりこわ~い!!!?


異宗教の多様式 不思議な建物『メスキータ』

2011年06月09日 | '09 スペイン(14日間)


 2009年1月23日

 時刻は、現地時間午後15時

 街歩きでぶらぶらするにも飽きて、こんな時間から、宿に戻るわけにも行かず、ちょっと中途半端。


 翌日に見学しようと思っていた、世界遺産『メスキータ』を見ることにします

 免罪の門をくぐり、メスキータの敷地内にあるオレンジの中庭見学は無料。


 
庭を囲む回廊を突っ切って、いざ見学料金払ってチケットゲッツ!(8ユーロ)
 
 シュロの門を通り、中に入ったとたん絶景が目の前に広がりま~す
 

 わぁぁぁぁ~すご~い!!!
 馬蹄型アーチ圧巻じゃ~(☆□☆)
 

 すごいすごぉぉい!
         (『すごい!』しか言えないのかって?言えないんです!
 
 人少ないから、ゆっくり見学できるけど、人の少ないのがちょっと寂しく感じるかなぁ~。。。
  
                  すごい! 少ない、寂しくて、チョイ寒い。。。

 って、この時の私の感想は置いといて、この建造物の説明を織り交ぜながら進めていくと、



 この『メスキータ』は、コルドバの地がイスラム王朝時代786年に建設が始まり、
 
 

 その後増改築された、世界最大級のモスク

 総面積は2万4000平方メートルの広大な敷地で、オレンジの中庭とモスクで構成。

 馬蹄型アーチは、約850本あり、
 

 中央部分には、13世紀後半キリスト教徒勢力に奪還された後、
 

 本格的には15世紀末に多くの馬蹄型アーチを破壊して、築かれたゴシック様式の主礼拝堂がある。
 

 改築部分は、ゴシック、ルネッサンス、バロックの各様式が混在しており、
 

 

 

完成まで約240年という歳月が費やされたそうな(以上『ワールドガイド スペイン'07』)より。
 
 


 
 この建物の特徴はなんと言っても、異宗教、多様式の混在した不思議な空間。

 中には、金で装飾されたこんな豪華なものがあったり、
  


 当時の貴重なものを展示していたり、
 


 こんなものや、
 


 あ~んなモノまで。 
 


 あ~んなモノ。。。
 
      不思議な空間。。。(^д^)


 
 ガイドブックによると、みどころはMihrab(ミフラーブまたはミイラブ)。
 

 メッカの方向を示す、壁面のくぼみであり、モザイクの模様やアラビア文字の装飾がすばらしいとのことです。
 
 もっと、お近づきになってみて見たいのだけれど、柵があって入れない。。。

 個人的には、Mihrab近くの天井の模様が細かく違っていたことに、感動してました。
 

 それでも、やはりこの馬蹄型アーチの壮大な眺めには、
 

『コルドバに来て良かった!』と思うほどに、一番心奪われ長く見ていた気がします。
 

 



 

 時計の針は、午後16時を回った所を指し、世界遺産『メスキータ』見学終了です。
  
               そして再び、街歩き(笑)。