Buen viaje! よい旅を♪

訪問ありがとうございます。旅をしたのは遥か前…現在は泥臭く土まみれ油まみれになりながら、何かを作り生きてます

コルドバからグラナダへ

2011年06月22日 | '09 スペイン(14日間)

 2009年1月25日

 スペイン現地時間 朝7時 起床。

 前夜にパッキングも完了していたので、慌ただしくチェックアウトすることなく、落ち着いてチェックアウト。

 前日のうちに、『明日の朝早くチェックアウトするけれど大丈夫?』とスタッフに尋ね、

 『24時間スタッフがいるから大丈夫だよ。』とお返事の通り、無事にチェックアウト。


 1月下旬のスペイン。

 朝7時半になっても辺りは暗く、小雨降る中バス停に向い歩く。

 

 バス停に着いたは良いけど、お目当てのバスターミナル行き『3番』または『33番』の時刻がわからず、

 独りバス停で雨を凌ぎながら、反対車線で待つべきなのか?って言う不安もあって、

 『タクシーで行った方が確実かな?』

 と自分の中で、意思格闘技いや、意志の葛藤(笑)。


 わからないまま、目の前を通るタクシーもほとんどなく、20分ほど経った頃バスターミナル行きのバス『3』が。

 車掌に確認して乗り込み、バスターミナル到着(1.10ユーロ)。

 


 コルドバからグラナダへの移動は、ALSAというバス会社を利用。
 (片道15.43ユーロ 内 保険1ユーロ ネット予約手数料2ユーロ)

 このALSAは、当時(2009年)日本にいながらにして、ネット予約チケット購入が出来、
 便数もたくさんあったので、日本出発前に予約済み。 
 (現在は、ネット予約購入が出来るのかわかりません。)
      ちなみに、ALSAのHPはこちら。
            ALSA

 

 プリントアウトした予約チケットを、日本から持ってきてはいるものの(下写真のカラーコピー)、



 『バスに乗る前に、車掌にパスポートと予約チケット見せれば乗車できる。』と利用した方のネット情報だけなので、

 果たして予約できているのか、席はあるのかという確認のためにも、ALSAの窓口で、

 プリントアウトしたチケットを見てもらう。

 
 


 窓口スタッフさん、見慣れないチケットを見て、いろいろ調べPCをつつき、予約料金支払済みチケットだと確認したご様子。

 チケットを発券したもの(ホッチキスで留めた2枚綴りのレシートのようなもの)を渡され、
 
 『乗り場は、10番よ。』と教えてくれる。

 ネット情報では、プリントアウトチケットで乗れると書いてあったけれど、窓口で確認して正解だった。


 時刻は9時。
 駆け足で巡ったコルドバを出発。
 


 異国の風景を見ながらの移動は楽しい。

 

 例えそれが、あいにくの曇り空でも。

 

 数え切れないオリーブの木々、何畝も続いている景色を見ていると、
 スペインが世界1のオリーブ消費国だと納得するほどに、車窓からは、
 オリーブ オリーブ オリーブ オリーブ・・・ 時々 オレンジが見える。


 バスの中は、シーズンオフなので観光客も少なく、私はゆったりと寛ぎながら、初めて見る景色と、
 日本を離れ、自分にとっては初めての長期(といっても2週間)旅行で、改めて遠くまで来たことに、
 不安と孤独と、『今のところ、無事に旅出来てるじゃん自分。私もやれば出来るね。』 安堵の気持ちが湧いてくる。

            長期間に亘って、初めての土地を旅をしている独り旅の旅人たちを、
            改めて『すごいなぁ~』と尊敬します。


 『グラナダって、どんなところだろう。』次の町への期待感も高まり、
 約1時間30分後、グラナダ GRANADA 到着。
 

 バスターミナルから、町の中心部へのバスに乗り換え、ちょっとした言葉の疎通で、

 目的地のかなり手前で下車( ̄- ̄;)

 

 ガイドブックを広げ、とにかく自分の現在位置を確認し、目的地まで約1km。

 バックパックを背負い、約1km歩く

 荷物の重みが肩に食い込む。


 行き先が正しいのか確認しようと、ついつい乗客に話しかけ、動き出したバスの中、話しかけた相手が悪かった。

 きっとここグラナダの地理に詳しくない人だったのだろう、

 『次の停留所で降りるんだよ。同じ停留所だから一緒に降りよう。』と言われるままに降りてしまった。

 下車した後、相手に再度確認すると『間違えたっ!』と、申し訳そうな顔をされ何度も謝られた。


 スペイン人尋ねられると、なんとしても(親切心から)目的地への行き方や、道を教えてくれようとする。
 その想い嫌いじゃない。

 しかし、時々、『ホントは知らないんだけど、たぶんコッチじゃないかしら。』
 的なニュアンスを含んだ答えを返してこられるのは、しんどい(面白いこともあるけど、しんどい)。
 体力ある時は、教えてもらった道が『アリャリャコッチ違ってるよ~』と迷子になっても、
 迷い込んだ風景を楽しむ余裕がある。

 早朝起床で、昨夜はポテト腹、しっかり朝食を食べていない状態で、
 1kmも、約1kmも!!!
 15kgの荷物を背負って歩くんは正直しんどいです(たった1kmで愚痴っている私は、ただの運動不足中年)。

 『頼むから、知らないなら『知らない!』って言ってちょうだい。』

 『親切にしてくれるのはありがたいけれど、曖昧な情報は辛いです。』

 宿の場所がわからず、歩くペースも荷物の重さに増す増すゆっくりになり、道行く人に尋ねる勇気が出ないまま、
  
 地図上で宿がある(であろう)近辺を歩き回り、心の中で旅への無謀な挑戦に少しずつ後悔し始めてきた。


 宿が近いはずの路地裏を歩き疲れ、前方に老紳士2人組を目にして、道を尋ねようか悩んでいると、
 
 その2人組の老紳士が私に話しかけてきた。


 英語で




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