昨日は植木仕事で某宅に行った。立派な家が前であるが空き家なのだ。庭木は家の割にはそれほど多くなく、当家の嫁いだ娘さんが管理している。こんな立派な家を空き家にするなんて、もったいないと行ったが、当家の長男が勤務の都合で北海道に家を建てて、帰ってくることはないそうだ。自分の家なんかは４５年前にかなりの無理をして建てたが、今はもう老朽化して地震や台風のたびに心配でたまらない。あんな家に住むことは、我々には到底無理であるが、何とかリホームしたいが、年金暮らしではそれは無理。公務員を３５年勤めて退職金もあったが、今はもう残り少ない。まあ、長生きも考えものだと、最近つくづく思う。
今年で敬老の日で呼ばれたのが４回目だ。今までに一度も出席をいたことは無い。しかし記念品はわざわざ家までに、届けてくれている。２０００円の商品券で、今年は家内も初めて呼ばれたので、４０００円である。しかし、敬老の日を祝ってくれるのはありがたいが、新聞、テレビで、高齢者が年々増えていると、放送されている中でこんな事にお金を使っていいものだろうか。自分が学生のころは人生わずか６０年といわれていた。その頃では長寿を祝うことは意味あることかもしれないが、現在はあえて長寿を祝うこともないような気もする。自分が定年退職する頃は男性は平均寿命は７５歳であった。少子化はますます進むし、豊かに悠々じてきの生活をしている人はいいかもしれないが、生活保護を受けながら孤独死する人も結構あるようだ。政府も心から敬老の日を祝っているのかどうか疑問だ。なぜならそれだけ予算を使うし、政府負債が１０００兆を超す現在、長生きを進める政策は考え者だ
ここのところ雨の日が多く、植木仕事も休みがちだ。雨の合間を利用して、体が休みがちでなまってしまうかもしれないと思い、散歩に出かけた。いつものコースとは違った道を歩いていたら、養老院（老人福祉施設）のわきを通った。ちょうど午後の外の庭での車いすでの散歩のようで、かなりの人数がいた。皆一人暮らしの老人が家を離れ入居するらしい。最近仕事で色々なところへ行くが一人暮らしの老人宅は留守宅になっていて、さびしい限りだ。ひところは夢の団地ともてはやされた団地が子供の姿は見えず老人ばかりで、いずれゴーストタウンなってしまうのではないか？。そんなことを心配するより自分たちのことが気がかりだ。老夫婦二人暮らしで、子供たちも二人とも仕事の関係で、戻ってくることは無い。そういえばお隣さんもそうであり、ここに住むようになったころは、子供たちの近所で遊ぶ声がしたが、今は家の近所で子供達の遊ぶ声も姿も見られない。家は建てる時には子供、孫と一緒に住むことを前提に建てたのだが。
