今日後期高齢者運転免許講習会を終わった。幸いにも認知症の医者の診断はまぬかれた。でも、6月には81歳になるし、今度の書き換えの時は免許を返納するようになるかもしれないほど、学科、実地試験ともはかばかしくない。自分ではまだまだと思っていたが、いざテストを受けてみると、自分の年を改めて感じさせられた。しかし、今の時代車を運転できないとなると、生活が成り立たなくなる。テレビのニュースなどで高齢者の運転ミスの事故があいついで報道されているが、他人事でないとつくづく思った。家内から2000ｃｃの車から計4輪の車にすぐに変えるように言われた。確かに自分でも最近は耳が遠くなってきたし、物忘れが多くなった。早速自動車屋に行って、軽４輪に変えるようにしよう。
シルバーの仕事（植木屋仕事）が定年でやめて約20日になる。毎日が読書と散歩で終わってしまうなんて、一気に気が抜けたようになってしまった。今日パソコンでシルバーの自分用のページにアクセスしてみたら、何と削除されていた。当然といえば当然なのだが、15年もシルバーで頑張ったのだから、一か月ぐらいは削除してほしくなかった。これからはシルバー大学にでも行って、水彩画か、いや、もっと簡単なデッサンで習おうかと思っている。世に何もせずに毎日を過ごしている高齢者はたくさんいるが、どんな思いで過ごしているのだろう。政府も高齢者社会になってきているのだから、高齢者の生きがいというものも考え見たらと思う。確かに高齢者は政府の大きな負担になっているのだから、贅沢は言えないが・・・・・。
シルバーの仕事を卒業して少しは気が楽になるかと思ったら、そんなことはないようだ。今は曲がりなりにも年金制度があり贅沢しなければ生活に困ることはないが、贅沢といわれればそれまでだが、仕事が全くないのも落ち着かない。まもなく81歳になるが毎日趣味（盆栽）（読書）（パソコン）で終わるのも物足りない。仕事、仕事で追われいたことから解放されたのだから、喜ぶべきなのだが、何か大きな柱が外されたような気がしてならない。夜テレビを見ている時も体が少し揺れているようだ。（心が揺れているからだろう）人間は最後まで仕事に追われていた方が幸せなのかもしれない。社交性のある人はどんどん外に出て行っていろいろ楽しむこともあるだろうが、自分にはそれができない。
今日は朝からよく晴れて散歩には絶好であった。花見を兼ねて少し遠くまで足を延ばした。途中田んぼのあぜ道を歩いていると、田んぼは黒く耕されていて、子供のころの田んぼとは全くイメージがない。最近田植えが5月の連休を中心に済ませているせいか、田んぼには全くみどりはない。子供のころは今時分は菜の花やレンゲソウでにぎわっていたが、今の田んぼはただ土の色だけで味気ない。藤村の「緑なすハコベは燃えず、しくによしなし・・」という歌をふと思い出した。最近はそんな光景は見ることはできないようだ。田んぼのあぜ道も除草剤で草もあまり見られない。豊かな自然が少しづつ失われいくようでもの悲しい。
