自分はコレステロールが高いといふ事で(健康診断の結果)2週間に一回薬をもらいに近くの医者にかかりに行く。そこで見れるものは、かって子供の時に医院にかかったときとは全く違った風景だ。子供のころに診察を受けていたときは、青白い顔した人た人や、やっと歩けるような人がたくさんいたが、今は診察室の待合室でそんな風景は全く見られない。みんなどこが悪いのか顔色もいいし、仲間同士で話に花を咲かせているようだ。まるで楽しみに診察に来ている印象がある。70歳を過ぎれば誰でもどこかいくらか悪いのは当たり前のようだが、健康診断の結果別に体に異常がなくてもみんな医者にかかる。国の医療費が39兆円になるのは当たり前だ。健康診断で長生きを促進するのは結構だが、このままいくと国の予算が全部、医療、介護で、他に使えなくなるかも知れない。自分もあまり長いきしては若いものに申し訳ないような気がしてきた。
先日何時もこの時期に植木の手入れをしている家へ、電話を入れた。一人暮らしであるが、身の周りは実にきちんとしていた。何度電話をしても電話に出ないのでやむを得ず、留守電を入れておいた。それでも返事がないので何となく変に思い、自宅に伺った。自動車は何時ものところに駐車してある。お隣さんに伺ったが、お付き合いがありませんので解りませんとのこと、今の世の中こんな薄情なものかと思い、以前当家の植木手入れの仕事をしていて、お茶の時間にそこの主人(女性)が自分の死は自分で人の世話にはならないなどと、行っていたことを思い出して、もしや孤独死かと思い自分はシルバーセンターで植木の仕事をしているが、これはセンターの仕事ではないが、一応確認を何とか方法をとってくれと頼んだ。案の定無くなっていたそうです。仕事であちらこちらと行くが一人暮らしの老人がたくさんいる。これから孤独死をする人は多くなることだろう。各自治体でもヤクルトなどを無料で配布して一人暮らしの家など注意しているようだが、まだまだ完全とは言えないようだ。
昨日は孫の運動会であった。自分の子供たちの運動会など、現役のころは仕事が忙しく、休みなど取れなかったので、見に行ってやれなかった。天気には恵まれたがここのところの暑さで、いさっさかまいってしまた。しかし運動会も自分の子供のころとは随分様変わりをしていた。昼のお弁当の時の周りの人の(自分のところを含めて)持ってくる食べ物が、まるで違っていた。自分の子供のころは、家でこしらえた油あげ寿司がメインであったが、今は周りを見るとサンドイッチ、ピザ、フライドチキン等々、飲み物もコーラを始めペットボトルの色々飲み物で、水筒などで真水等持ってくる人は全くいない。自分の子供の運動会など行ったこともないので、自分では自分の子供のころの運動会しか頭になかった。世の中、なんだかんだ言っても豊かになったのだろう。子供たちの運動会も何となくかよわい感じがした。先生たちも絶対にけがをさせないということに、全身全霊を使っているみたいで、子供たちの冒険心をそいでしまっているようだった。