高血圧で罹りつけの醫院に行ったが、(この三日間で熱が出た人は入らないでください)の張り紙があった。熱があったり、具合が悪いから罹りに行くのに、コロナの関係でこんな張り紙をしているのはわかるが、それでは具合が悪い人は罹れないとすると、何のための医療機関なのかわからない。幸い自分は熱はなく高血圧の診察なので罹れたが、風邪引きの場合などはどうすればいいのか・・・・
ついに、こんな田舎でも緊急事態が発令された、東京に近いからやがて発令されるとは思っていたが、それが現実となってみて、不安と戸惑いの日が続く。不用不急の外出は控えてくださいとのこと、どうもそれがよくわからない。用があるから出かけるのであって、用もなければ、普通家にいるのではないだろか。自分は85歳という身であるから、出歩くことはないが、健康のための朝の散歩もいけないのだろうか。年寄りの楽しみの温泉(近くにある)も半年の間我慢している。幸い自分は酒は飲めないし(飲むと気持ち悪くなる)内向的な性格なので、懇親会とはなるべく欠席していたので(付き合いが悪いと言われていたが)緊急事態が発令されても、特に困ることはないが、朝の散歩は「NO--」といわれると、最近足の衰えが気になりだした時だけに、ちょっと困る。家にいても読書と音楽鑑賞、パソコンで結構退屈しない。
今年はやたらと寒さが身に染みる。年のせい(85歳)かも知れないが、毎日の日課の散歩以外は、殆どで歩くことはない。昨日は図書館へ本の返却と借り入れに行った。自動車免許を返納してしまったので、自転車で片道40分(往復1時間20分)かけて去年の暮れに借りた本の返却と新しく借り入れに行ってきた。流石にくたびれた。図書館の前の銀杏並木がすっかり葉を落とし、小枝の先がとてもきれいであった。巷ではコロナ騒ぎで、極力外出を控えてくれとの、この年では図書館ぐらいで、ほかに出歩くことはない。
今日は七草粥だ、今時そんなことをいう人も少ないが、我が家の家内は忘れずに作る。あまりおいしいものではないが、15夜、13夜と昔の古いしきたりを忘れずに作る。生まれが田舎の山奥の育ちなので、そういうことはよくわせれずにいるようだ。自分はそういう事には「とんと」疎い方なので、七草粥など出されると、我が家の家計もいよいよ窮屈になってきたのかと、勘違いする。
現役退職して25年になる。思えば今日は仕事始めの日だ。公務員を退職して25年。その後シルバー人材センターの植木仕事を20年。80歳定年でシルバー人材センターの仕事を卒業して、はや、5年を過ぎた。25年前の今日は公務員最後の仕事はじめで、何となく複雑な気持ちで出勤した記憶がよみがえった。現役を去ってもう25年も経過して、25年何をして生きてきたのか、何かもっと生き甲斐ある生き方はなかったのだろうか?そんな反省じみたことを炬燵にはいいてかんがえてる。