孫が大学卒業と就職が決まったので、挨拶に来た。なんと髪の毛を金髪にしてきた。東京の中高一貫校を出て、大学を卒業、某放送関連の会社に就職したとのこと、７年近く合っていなかったので、その変わり様に、ただ、驚くばかりであった。髪の毛を金髪になっていたことに、驚いていたら、家内から時代が違うのよ、と諫められた。確かに自分は、戦前、戦中育ちで、なかなか今の時代にそぐわない所がある。以前新聞に小学生が茶髪にして登校したら、先生に注意されたところ、その父兄がその先生にファッションセンスがないと、食ってかかったとの話を聞いたが、今は、そういう時代なのかなと、なんか嘆かわしい時代になったと感じている。
相撲放送も昨日終わってしまった。相撲放送は年寄りにとって、何よりの楽しみだ。最近気が付いたことだが、相撲観戦に女性が多くなってきたことだ。相撲のテレビ観戦は若いころから見ていたが、本当に女性の観戦者が多くなってきた。しかも和服の正装での観戦だ。日本の国技の相撲だから、何となく納得いく。年寄りが相撲のテレビ観戦をしなくなったら、ボケの始まりだと言われているようだが、相撲のテレビ観戦が楽しみな自分は、まだボケにはならないようだ。しかし、今場所は翠富士の頑張りが見ごたえがあった。あの小さい体で大物と対戦するには、普段の練習を厳しくやっていたのだろう。
ここ２.３日テレビで桜の開花の話で持ち切りだ・・・。それに輪をかけ侍ジャパンのニュースだ。この辺ではまだ開花とまではいかない。代わりに「八潮つつじが」満開だ。我が家のあたりでは野生の八潮つつじを見ることはないが、かって鬼怒川、那須、あたりで、とって自宅に植えたものだろう。（違反である）たしかにそのピンク色は鮮やかで、みごとである。
自分がこの地に居を構えた頃は、近所の各家庭に八潮つつじが、時期になると見事に咲かせたものだが、最近はめったに見ることがない。夏の暑さでかれてしまうのだろう。
しかし、日本は本当に幸せな国だと思う。花見だ、野球だ、に熱中できるいい国になった。今図書館で借りてきた本は、「半藤一利」の戦前、戦中の歴史だ。半藤一利は昨年他界されたが、自分と同じような戦中体験をしていて、ついのめり込んでしまった。そういえば東京大空襲は今月３月１０日であった。同じ日に空襲体験者として、読みごたえがあった。
昨日の一日雨の日とは、打って変わって今日は朝か良く晴れて、ポカポカしたいい天気であった。今年初めて庭で鶯が鳴いていた。寒い寒いと言っていたが、歌の文句の「もう春ですね・・」の季節になった。今年は「コロナ」「インフルエンザ」と不安に明け暮れたが、コロナもインフルエンザも落ち着いてきたようだ。なにが怖いといっても年寄りは病気になることだ。まだ油断はできないが、何となく落ち着いてきたようだ。相撲も（なかび）となった。相撲は若い頃からのファンでよく見ているが、残念なことに最近の相撲は以前のように、がっぷり四つに組んで投げの打ち合いがなく、ツッパリ、押し合い、が多く、また力士に外人（モンゴル、カザフスタン等）日本の伝統の相撲がさまがリしてきたようだ。すべて国際化がいいとは思えない。相撲位日本人の技であって欲しい。
ここ2,3日大分暖かくなってきた。日課の散歩も楽になってきた。年寄りは（８６歳）早く目が覚めてしまうので、朝することもないので、ぼつぼつ散歩は早朝にしようかと思っている。唯、血圧が少々高いので朝、暗いうちの散歩を、家族から（家族と言っても家内と二人）は禁止されている。この年になると、日に日に足の衰えを感じるようになってきた。高齢者の朝の散歩は、自分ばかりではない。最近は結構、高齢者の散歩する人にであう。2・３人の顔なじみもできてきた。もっと長生きをしたいという気持ちで、健康に気を配っているわけではない。寝たきりになったり、ぼけてしまって家族の負担になることが怖いのだ。いつも思っていることは、「ぴんぴんころり」で人生を終わってほしい。
