テレビドラマシリーズの２作目です。主人公のハンナは、シーズン１で救出したクララと共に森の中で生活しているが、次第にクララの精神状態が不安定になり、やがて敵の手に落ちてしまう。ハンナは救出に向かったが、逆に捕らわれてしまい、次第に洗脳されていく。
今回もシーズン１と同様、主要な登場人物の葛藤が丹念に描かれている。メリッサだけは変わらずにハンナを助けようと奮闘するが上手くかみ合わない。予定調和であろ . . . 本文を読む
金子哲雄著、中公新書ラクレ刊タイトルの軽さにつられて手に取りましたが、内容は、簡にして要で幅広い知識と深い見識が窺えるものでした。
第１章の「激安」の現状では、激安とされる製品を生み出す仕組みと工夫を解説し、第２章の「激安」の人物史では、戦後の著名な激安の仕掛け人、中内功氏、激安を定着させた鈴木敏文氏、激安を深化させた柳井正氏、ゲリラ的激安の生みの親、安田隆夫氏（位置付けはいずれも私が感じたもの . . . 本文を読む
ミュージカルは舞台も映画も、なかなか感情移入が出来ないが、例外の一つが2018年に日本で公開された「グレイテスト・ショーマン」だ。（下記ＵＲＬの１つ目）見事な演出が加わった劇的な歌唱の数々が印象的だった。アメリカ映画の美質を凝縮したような作品で、ストレートな主張が胸の奥に届く。取り分け好きなのは、主人公が少年時代に知り合った少女と時を過ごし、その後、成長した少女と結ばれるまでを要約した場面だ。「A . . . 本文を読む
少し前、Microsoft Office 2019 Professional がバンドルされている格安のパソコンを購入したが、CPUが非力で用途が限られるので、仕方無くテレビにつないで使っている。困った。アマゾンで安価なオフィスを探していて見付けたのが表題の製品。私が購入した時点で940円。今現在は900円。
レビューを見ると、評価件数が1,290件、星５つが61％、星１つと２つ合わせて11％、 . . . 本文を読む
2017年製作の韓国映画です。父親を殺された少女が暗殺者として育てられ、成長後、育ての親と結婚することに。しかし、突然、その夫が殺されてしまい、殺した組織に復讐する。警察に捕まり国家組織の工作員として生きることになったが・・・。冒頭の殴り込みシーンが凄い。よくこのような映像を考えついて、しかも撮影できたとは。終盤のカーチェイスも凄い。冷静に考えれば、アクション映画のお約束が盛りだくさんだが、演出が . . . 本文を読む
また好みの歌手を見付けた。韓国人の「Bubble Dia」だ。カバー曲を歌っているが、最初に聞いたのが「She's gone」でSteelheartの代表曲。圧倒的に広い声域で劇的な盛り上がりを見せる。この難曲を見事に再現していて素晴らしい。他の曲も聴いたが、十分にこなれていない、あるいは合わない曲もあるようだが、私の好きなバラードを的確に表現する能力があるように思う。ポリスの「Every Bre . . . 本文を読む
2019年公開の日本のアニメ映画です。前作の大きな成功で新海監督へのプレッシャーは大きかったと思いますが、前作以上に作り込まれた都会の情景と、表現が困難な水面、雨、雨粒の描写が素晴らしく、監督の感性の美質を反映している。主役や脇役の何人かの声やニュアンスに少し違和感を感じた。また、物語は比較的単純な内容ながら、脚本を工夫しており見応えがあった。これからの作品も楽しみだ。------------○天 . . . 本文を読む
リー・チャイルド著、講談社文庫刊ジャック・チーチャーシリーズの、原書では18作目、翻訳では8作目の作品です。今回は、原作では４作前、翻訳では２作前の「61時間」で登場したスーザン・ターナー少佐が登場します。リーチャーは、電話でやりとりして魅力的な声に惹かれ、自分の何代目かの後任者に当たるその人物に会うために、その所属部隊を訪れますが、ターナー少佐は逮捕されて不在。どうしたことか。そしてリーチャー自 . . . 本文を読む
2015年公開のアメリカ映画です。主人公は、マフィアの殺し屋として、過去に成した殺人を悔い、悩み、酒におぼれています。仲間達にさげすまれますが、誠実に仕えたボスで親友のショーンだけは大切にしてくれる。そんな或日、ボスの出来の悪い息子が、トラブルを起こし、巻き込まれた主人公の息子がボスの息子に命を狙われる。主人公は・・・・。脚本は可も無く不可も無い。しかし、主人公にリーアム・ニーソンを、マフィアのボ . . . 本文を読む
パコ・アンダーヒル著、ハヤカワ新書刊なぜ商品が売れないのか、又は、売れるのかを、購入者の行動を追跡し分析することにより解明し、改善方策を提示するコンサルティング業務の分野を切り開いた著者が、自らの経験に基づく様々な事例を紹介している書籍です。
内容は、理論よりもハウツーもので、人間性の洞察などの深い話しはありません。実用書の類でしょうか。
実際に販売業に携わる人にとっては中々示唆に富んだ事例が . . . 本文を読む
2016年日本公開のアメリカ合衆国、イギリス、スペイン、フランスの合作映画です。アフリカのコンゴで護衛の仕事に就いていた主人公は、表向きの仕事以外に、暗殺業務を遂行していた。命令により大臣を狙撃で暗殺した後、国外に出て何年か後にコンゴに戻り、ＮＧＯの仕事で出直していたが、ある日突然襲撃を受けた。どうも自分を狙ったようだ。イギリスに帰国し真相を探ろうとすると・・・・・。典型的なサスペンスアクション映 . . . 本文を読む
横山雅司著、彩図社刊本書は、第一次世界大戦、第二次世界大戦、冷戦時代、現代に時代を区分して、それぞれの時代に存在した変わった兵器を紹介しています。２ページ見開きで、写真を左側上半分に掲載し、主要な言葉を太ゴシックで目立たせ編集しており、見易く分かり易い。トンでも本はなく、真面目な本で楽しく読みました。戦争で活躍した兵器は良く知られていますが、本書に登場する兵器は、開発の起源、価格、欲張りすぎた性能 . . . 本文を読む
2018年製作のカナダとアメリカの合作映画です。どこかは定かでは無い廃屋のような家で少女と父親が住んでいる。差し迫った危険から娘を守るため、父親は娘を家から出さず、娘が生き延びる為に必要な知識を一生懸命教えているようだ。
少女は時たま夢なのか現実なのか不明な人々と出会い、会話をする。たまに家の外を覗くと、様子が変だ。そうした日々が過ぎて行った或日のこと、外にアイスクリーム販売の車が止まっており、 . . . 本文を読む
ジャック・チーチャーシリーズの、原書では14作目、翻訳では6作目の作品です。主人公のリーチャーは、お年寄りの団体が乗ったバスに何とか乗せてもらって寝ているうちに、バスが対面交通の車との衝突を回避するために、雪道でスリップして路肩で危うく停車した。アメリカ北部のサウス・ダコタ州の厳しい冬の最中でした。何ということの無い場面から始まるシリーズの常ですが、今回も、強烈な個性を持つ悪辣な男が相手です。一方 . . . 本文を読む
2018年製作のフランス映画です。フランスの片田舎に住む、人と交わることが苦手なある郵便配達夫が、ふとしたことから、娘のための宮殿を建て始める。人に理解されにくい人物であったが、妻の支えによって仕事の傍ら宮殿の建設に打ち込む。
実話を映画化したもので、幾分かの脚色があろうが、積み重ねる歳月と共に襲い来る不幸を、静穏な自然を背景に静かに描いている。人の日常を淡々と描いているが、反って主人公の悲しみ . . . 本文を読む
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