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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

リトルプリンス 星の王子さまと私

2019年12月15日 20時26分55秒 | ■見る
2015年日本公開のフランスのアニメーション映画です。星の王子様の後日談という背景設定で、名門校を目指す母子家庭の女の子が厳しい入学試験に備えている最中に、隣に住む老人(実は飛行士)と知り合い、次第に仲良くなり・・・。 ストップモーションによる映像の圧倒的な美しさと、今時のCG映像の組み合わせで物語が進んで行きます。子どもの夢と大人の現実を無理なく折り合いを付けながら、「大事な物」を希求し続ける大 . . . 本文を読む
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カメラが欲しい

2019年12月14日 20時24分10秒 | ■読む
尾辻克彦著、新潮文庫刊 途中で「トマソン」や「路上観察学会」の話題が出たり、筒井康隆さんにも通じる独特の文体で、終盤まで赤瀬川原平さんの文章と思っていたので、途中で著者名が違っていたので驚きました。本書の著者名「尾辻克彦」は赤瀬川原平さんの純文学作家としてのペンネームだそうです。 カメラ毎日に、1983年9月号~1985年4月号の間連載されたエッセイ19編とその後の幾つかの取材をまとめた1編を合わ . . . 本文を読む
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プリデスティネーション

2019年12月13日 17時03分25秒 | ■見る
2015年日本公開のオーストラリアのSF映画です。バーテンダーと捨て子、作家、爆弾魔が本作品の主要人物です。SF映画でありながら会話の場面が大きく、謎解きの要素も大きい。地味な内容ですが、主演のイーサン・ホークとサラ・スヌークが素晴らしい演技力を見せて、説得力のある作品に仕上がっています。なかなかに凝った脚本で楽しめました。 ------------------------------------ . . . 本文を読む
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娘を毎週20年間撮影した父親 成長記録が感動を呼ぶ(オランダ)

2019年12月12日 20時59分53秒 | ■見る
ネットのニュースで見掛けた記事。下記URLで「オランダ在住の父親が、娘の成長を毎週20年間休むことなく撮影し約5分の映像にまとめた。作品は父親の深い愛情で溢れており、先月28日にYouTubeに公開されてから2週間弱で再生回数が260万回を超えている。」と紹介されています。下段のURLで直接動画を見ることが出来ます。娘さんはこの記録の意味と意義を十分に理解しているのでしょうか。自分の子育てを思い出 . . . 本文を読む
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CIA分析官 ジャック・ライア シーズン2

2019年12月12日 13時34分53秒 | ■見る
アマゾンでシーズン2が公開されたので、早速視聴しました。シーズン1同様、作り込まれた演出です。余程お金を掛けないとこれだけの映像は撮れないと思います。今回はベネズエラが舞台です。ラテン系の役者が多く出演しますが、いずれも見応えのある演技でした。アクションシーンはお約束に従った都合の良い展開ですが、それを含めてアクション映画が好きなので、良しとして見ています。次回作が楽しみです。 --------- . . . 本文を読む
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人生に生きる価値はない

2019年12月11日 17時13分36秒 | ■読む
中島義道著、新潮文庫刊 私は変(わった)人が好きだ。変人とは、世間一般の常識を行動の規範とせず、己が信じる価値観に基づいて行動する人と理解しているので、近づきになりたくはないが、評価することがある。偏りが少ない人でないと尊敬に値しないが。最近知った人物では、財務省の官僚であった高橋洋一さんが秀逸だ。中嶋さんは、かなり前に「うるさい日本の私」を読んで知ったが、ご自身の屈折した人生と強すぎる自我の衝突 . . . 本文を読む
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ブルー・レクイエム 2004

2019年12月10日 21時35分15秒 | ■見る
2005年公開のフランス映画です。ある現金輸送会社に一人の男が就職する。いかにも不慣れで不器用な感じで、職場の同僚とも中々打ち解ける様子が無い。男は身寄りが無い様子で、ホテルの部屋の出入りを許さない。謎に包まれた男の目的は何か? 物語の進行と共に少しずつ明らかになって行くが、結末は? 淡々とした筋書きながら、次第に主人公に引き込まれて行きます。そして・・・。 ------------------- . . . 本文を読む
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余寒の雪

2019年12月09日 20時42分00秒 | ■読む
宇江佐真理著、文春文庫刊 調べてみたら、宇江佐さんの作品は朗読で何作か味わったことはありますが、著作を読んだのは初めてでした。本作は、江戸時代の庶民や武家の男女を巡る七編の短編集です。週間小説という雑誌に掲載されたものを書籍にしたのことですが、掲載時には編集者の理解の下に「実験的な作品もままよと書いた」とのこと。物語の主人公も展開も多彩です。驚きました。語り口は淡々としつつ、心の変化を丹念に描いて . . . 本文を読む
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マスター・プラン

2019年12月08日 20時24分03秒 | ■見る
2014年製作のスウェーデン映画です。主人公は、友人と組んで高級自動車を盗む仕事をしているが、ある時、盗んだ車の中にノートパソコン(サムソン製)があり、友人が起動したことから、居場所がばれてしまい、友人が殺されてしまう。そのパソコンからデータを抜き取った主人公は、銀行の資金洗浄を発見し、それが犯罪の証拠となる為に友人が殺されたと知り復讐を計画する。 復讐劇はありがちな展開ですが、アメリカ映画と異な . . . 本文を読む
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グーグルクロームの右クリックタブオプション

2019年12月07日 19時23分40秒 | ■電脳
クロームが登場してすぐに使い始めました。今では拡張機能を色々追加して使っているので、それ程軽くはないので、使用する用途によって「Firefox」や「Edge」などと使い分けていますが、メインのブラウザとして使い続けています。すっかり馴染んでしまったためです。 最近、クロームが「バージョン: 78.0.3904.70(Official Build) (64 ビット)」になった途端、タブの右クリックで . . . 本文を読む
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キッズ・リベンジ

2019年12月06日 18時44分23秒 | ■見る
2012年製作のアメリカ映画です。マフィアのボスが大金を盗られたが、保釈中だったので、48時間以内にお金を取り返すよう部下に命じる。失敗したら殺さとボスに脅された部下達は、犯人と思しき人を次々に襲い殺して行く。最後に残ったのは子連れ同士の再婚カップル。自閉症スペクトラム障害と思しき少年と思春期にさしかかった多感な17歳の娘が生き残るが、ここで少年が反撃にで出る。結構面白い。 ----------- . . . 本文を読む
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イランVSトランプ

2019年12月05日 18時31分38秒 | ■読む
高橋和夫著、ワニブックPLUS新書刊 トランプ大統領に関するニュースを聞いて理解出来ないものがたまにある。なぜ世界の常識に反する行動を取るのか。状況が悪化することが分かっているのに、なぜそんなことをするのか。本書の前半は、その理由が記されています。成る程、と納得しました。 トランプ大統領が誕生した際、ある方が「トランプさんはマーケティングの手法で公約を設定したから勝てた。」と述べましたが、本書では . . . 本文を読む
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クリスマス・カンパニー

2019年12月04日 17時08分05秒 | ■見る
2017年製作のフランスとベルギーの合作映画です。サンタクロースとその妻が住む国では、クリスマスの直前となり、追い込みに掛かっている。気紛れで人使いの荒いサンタクロースは、実は人間が嫌い。土壇場で、一生懸命準備を進めるエルフ達が、一斉に倒れてしまう。その治療にはビタミンCが必要。そこで、止む無く、嫌いな人間の世界へ出かけて何とか手に入れようとするが・・・。 本作の魅力は、監督、脚本、主役を務めたア . . . 本文を読む
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緋い記憶

2019年12月03日 20時03分37秒 | ■読む
高橋克彦著、文春文庫刊 「・・・の記憶」と題した七編の短編集です。いずれの作品も密度が濃く、練り上げた展開に圧倒されました。特に表題となった「緋い記憶」は恐ろしさと共に郷愁、喪失感といった感情と共に祈りにも似た憧れといった複雑な感情を招来しました。他の作品も、思いもよらぬ展開と不可思議でありながら受容できる結末が見事です。濃厚な読後感でした。 --------------------------- . . . 本文を読む
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殺し屋

2019年12月02日 20時29分45秒 | ■見る
2018年製作のアメリカ映画です。軍人上がりの凄腕の殺し屋が主人公。ストイックな生活を続けながら、仕事をこなしている。しかし、古傷にむしばまれた身体の為、ある時殺しに失敗し、たまたまその折りにバレエの講師と知り合い・・・。殺し屋役で主演のロン・パールマンの強烈な容貌と落ち着いた雰囲気が印象的で、特に音楽が素晴らしく、作品の魅力を増していた。落ち着いた映画で過剰なアクションの演出が無いのも好感が持て . . . 本文を読む
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