楽しみにしていた映画でした。配役もしっかりしており、これは期待出来ると思ったからです。そんなことから、封切りの日に観ました。しかし、残念ながら脚本が良くなかったと思います。米軍の上陸後、日本軍が追い詰められ、バンザイ攻撃に移行し、その後、生き残った兵士達が集まり、主人公の大場大尉が率いるゲリラ戦の展開、そして、・・・。
説明しなければならない前提が多すぎたせいか、大場大尉がフォックスと呼ばれる程恐 . . . 本文を読む
三留理男(みとめ ただお)著、講談社刊
本書は毎日新聞の連載「アジア食紀行」が元になった書籍だそうです。著者は、下のURLにあるごとく、著名な報道写真家で、多くの実績を積み重ねられた方です。東南アジアの食は大変に興味深く、関連書籍を何冊か読んでいますが、本書は写真が多く、例えば魚醤について2ページで説明すると、関係する写真が、数カ国で撮影した何枚かで紹介されています。その他に、子豚の丸焼き、ドリア . . . 本文を読む
水上勉さんの原作を映画化したもので、1962年(昭和37年)に映画化されました。主演の住職の囲いものになる美しい女を若尾文子さんが演じていますが、若尾さんは、1933年の生まれなので、当時29歳でした。圧倒的な美しさですが、今時の29歳とは比較にならない大人の雰囲気です。これは、男女供に大人になるのが遅くなっていることの現れでしょうか。最も、若尾さんの魅力は、顔とアンバランスなハスキーヴォイスなの . . . 本文を読む
河合真理著、NHK出版刊
クレオパトラやナポレオンを始めとする実在した著名人の他に、カッパの河太郎を含めた25人の人々を食事に招き、その人に相応しい料理でお迎えするという、架空の食卓の話です。それぞれの招待客にまつわる簡単なエピソード、料理の解説、レシピ、写真で構成されています。元々は、NHKの「教の料理」のテキストで連載されたものに、クレオパトラを加えてまとめたものです。
それにしても、実に手間 . . . 本文を読む
楽しい映画でした。主演の天才歴史学者のベン・ゲイツにニコラス・ケイジ、ヒロインの美しい博士にはダイアン・クルーガー、父親役には、ジョン・ボイド(アンジェリーナ・ジョリーの父親)、祖父役には「サウンド・モブ・ミュージック」の大佐役のクリストファー・プラマーという豪華かつ渋い配役でした。また、敵役には「ロード・オブ・ザ・リング」に出演して印象的なショーン・ビーンが出演しており、娯楽活劇でありながら、し . . . 本文を読む
塩野米松著、晶文社刊
「最後の職人伝」に続き塩野さんの作品を読みました。本作も、「最後の職人伝」と同様、聞き書きのスタイルを取っています。取り上げているのは、ビア樽職人、箒職人、釘鍛冶、鞴(ふいご)づくり職人、コラクル舟職人、バスケット職人、屋根葺き職人、町の鍛冶屋の8人です。各編とも最初の2ページで著者の印象や感想、あるいは、その職人のあらましが語られ、その後は、すべて職人の一人称で記述されてい . . . 本文を読む
高村薫さんの原作を映画化したものです。高村さんの作品は「マークスの山」、「リヴィエラを撃て」、「地を這う虫」、「李歐」しか読んでいませんが、女性ならではの叙情性と不思議な乾いた味わいがあります。そして、本作品の原作は読んでいませんが、良かった。素晴らしい。原作を読んでいないので比較は出来ませんが、主な俳優達の演技に味わいがあって何とも良かった。主演クラスは無論のこと、特に犯行グループに加わる刑事役 . . . 本文を読む
平松洋子著、新潮社刊
平松さんの著作で2冊目に読んだものです。本書は雑誌に掲載された文章を加筆訂正して一冊にまとめたものです。表題になっている「夜中にジャムを煮る」を含め24のエッセーが掲載されています。子供の頃に母親が作ってくれた食べ物の思い出と自らの料理とを思い合わせたり、漆器との関わり、あるいは蒸し器や炊飯器との出会いなど、多彩な内容です。本作で私は、平松さんの自在で伸びやかな文書に触れ、心 . . . 本文を読む
山本周五郎著、新潮CD発行
映画の「雨上がる」を既に見ているので、この朗読を聞きながら映画の場面を思い返していました。主演の三沢伊兵衛は寺尾聰さん、その妻たよを宮崎美子さんが演じていました。主人公の伊兵衛は、幼少時病弱であったが、長じるに及んで武芸の達人になった。それは、預けられたお寺の住職の訓導によるものだが、要諦は「石中に火あり 打たずんば出でず」という言葉。伊兵衛は、如何にして火を発すること . . . 本文を読む
角田光代著、文春文庫刊
何とも「ゲロゲロ」という感じの作品です。下記のURLを観ると、実にたくさん受賞されているようです。本作は2003年に第3回婦人公論文芸賞を受賞しているとのことですが、まぁ、何とも悲惨であることか。ベッドタウンのややくたびれが出始めたマンションに棲む平凡な家族の物語。両親と長女に長男、そして、母の母や夫の愛人など、登場人物はごく限られています。そうした人々がそれぞれ一人称で、 . . . 本文を読む
大分昔「スパイ・ウォッチャー」という小説を読んだ記憶があります。イギリスの暗号解読部隊に勤務している数学者が、美しい女性と親密になりましたが、実はその女性がスパイだったという話しだったと思います。殆ど読み終えるまで、ドキュメントであると信じ込んで読んでいたので、非常にハラハラドキドキでしたが、読了して、これは小説だ、と分かりました。
さて、本作は2001年のイギリス映画であるとのことです。主演のダ . . . 本文を読む
柳広司著、朝日新聞社刊
まぁ、見方によっては、コンセプトがすべての作品です。題名を観て、何だろう??、と思っていたら、何と、夏目漱石の「坊っちゃん」の後日談ではありませんか。あの憎っくき赤シャツが死んだと知った坊っちゃんと山嵐が、その真相を究明すべく松山に乗り込んで行く話です。それにしても、この作者は何とも天晴れな着想力とこじつけの才に恵まれていることか。やや破綻を感じるものの、良くも考え付いたな . . . 本文を読む
株式会社STVパック
イサム・ノグチという名前を良く耳にしましたが、その生い立ちや活躍を知りませんでした。本作では、その生い立ちを含め、氏の一生を、作品を中心として概観しています。非常に多才な人物で多分野で活躍されたとのことです。
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