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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

ドキュメント秘匿捜査・警視庁公安部外事1課スパイハンターの344日

2022年09月18日 09時00分22秒 | ■読む

竹内明著、講談社刊
実際に起こったスパイ事件を、綿密な取材に基づいて描いたドキュメント作品です。

ロシアのスパイが、自衛隊の職員から極秘情報を入手しようと、巧みに接近し籠絡します。
その一部始終を監視し、あらゆる困難を排して立件にこぎ着ける公安職員の苦闘を描いています。
その主役であるスパイハンター達の過酷で孤独な姿を描いていますが、根底にあるのは、日本が戦後持ち続けている「危機意識の欠如」への問題意識です。
ロシアのウクライナ侵攻で、世界の変動期が到来したように思いますが、危険な近隣諸国に対峙するための警戒も用意も持たない日本が生存し続けることができるのか。
そのことが、本書でも厳しく問われていると思います。
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竹内明  ○「スパイ天国」日本、諜報活動の実態とは? 『背乗り』著者・竹内明氏に聞く
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評価は5です。

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カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


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