読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

巨悪を許すな 国税記者の事件簿

2024年02月26日 10時24分13秒 | ■読む

田中周紀著、プラスアルファ文庫刊
脱税を巡る報道に触れると、多くはお金が余計に欲しくて犯すのでしょうが、リスクを冒してまで、何故そのようなことをしたのかに関心が向きます。
本書は、そうした動機にも触れつつ、主に実行の端緒と手口を詳細に解説しています。
終盤になると、手口が高度になるので、金の流れを分かり易くした図が載っていても理解するのが難しく感じました。

苦労して手に入れたお金を実に雑に使っていることに驚きました。
時代とともに経済の仕組みが高度化、複雑化して、手口も巧妙になっているので、国税当局の追求の努力も、それに合わせているようです。
人の欲望が社会経済の複雑化と高度化を招き、同時に犯罪の巧妙化も招いているのだなあ、とうのが感想です。

力作と思いますが、国税の組織の解説が長くて閉口しました。
-------------
田中周紀
-------------
評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
カメラまかせ 成り行きまかせ = 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バッファロー HD-TDA6U3-B | トップ | アイ・オー・データ モバイル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■読む」カテゴリの最新記事